阿寺山地の台ヶ峰 [登山]
初冬の木曽路の里山探訪3日目は上松町の才児から上松町と木曽町境にある台ヶ峰に登りました。樹間に御嶽・乗鞍・木曽駒ケ岳を望みながらのコースでしたが、ここも笹原の尾根を歩きました。
樹間に見えた乗鞍岳をズームしました。
上松町から赤沢美林への道を走り、焼笹から御嶽上松街道に入って才児(サイチゴ)集落に着きました。数軒の農家が見られますがまさに限界集落ともいえる才児集落です。集落から少し走ると木曽町三岳の町境です。集落の最奥に車を止めて7時過ぎに浄水施設への道に入りました。今朝は冷え込んで標高1000mを超える才児地区の気温はー4℃でした。この寒さの中チェーンそーが唸り音を上げてまきづくりをしている地元の方がいました。
10分ほど歩くと浄水施設に着きました。
施設の左側の樹木に赤布が下がっていたので樹林の中に入るとわずか先に廃林道が現れました。
この林道跡が1225mピークの鞍部まで続いていました。
1225mピークの鞍部から木曽町境の尾根に取りつきました。尾根上は笹原で踏み跡はありません。広い尾根ですが境界尾根を忠実に進みました。尾根上の最初の目標は1362mピークです。1362mピークへはこのコースで一番の急登を約100mほど登り上げます。
1362mピーク付近からは町境沿いに古びた金網フェンスが現れました。木曽路の山でよく見る金網fenceですがどんな目的の金網か首を傾げる思いです。金網沿いにはケモノ道か作業道か分かりませんが踏み跡が続いていました。
樹間に御嶽や乗鞍岳を見ながらの笹原歩きが続きます。
金網沿いに歩いて少し下ると木曽町側に林道が現れました。
林道に下りて再び笹原の尾根に取り付き少々濃い笹薮を掻き分けて登り切ると1401mピークです。ここまで既に2時間半近くかかっていてうんざりですが、ここでやめるわけにはいきません。
さらに笹原歩きを続け結局才児の入山地点からは4時間近くかかって11時前の台が峰山頂到着になりました。三角点は笹薮の中でしたが持参した鎌で笹を刈って日の目に合わせました。
樹木には山頂プレートが括り付けて有りました。
3時間行程と思っていた台ヶ峰、4時間もかかってしまい疲労気味です。ゆっくりと腰を下ろしてランチ休憩取りました。樹間に見え隠れする御嶽や木曽駒ケ岳をカメラに収めようとしましたが密林で展望が開けるところはありませんでした。
30分ほど休憩して下山しようと支度をしましたが手袋が見当たりません。15分近くも探し回りましたが見つからないのであきらめて往路を下りました。
1401mピークからは才児峠に下る尾根に入ってみましたが、こちらも踏み跡も赤布もない笹薮の中なのでGPSトラックの有る往路を戻ることにして引き返しました笹薮を掻き分けるような密藪ではないのが幸いですが、やはり笹原歩きはそれなりに疲労があることを知りながら惰性で往路を戻りました。台ヶ峰は往復8キロ7時間半のロング山行となりました。
コメント 0