豪雪体験乗り鉄の旅

「豪雪体験乗り鉄の旅」と銘打って、しなの鉄道・飯山線・上越線・只見線・磐越西線・信越本線・越後ときめき鉄道・北陸新幹線・しなの鉄道を乗り継いで、越後から会津若松までの雪国の探訪を楽しんできました。
今年は少雪で豪雪体験とまではいきませんでしたが、２泊３日で雪国風情を堪能してきました。

以前から温めていた計画ですが、なかなか決断できずにいました。新春美ヶ原雪上ハイクの際に、「山人の会」の増田さんが「大人の休日倶楽部」を利用して計画し、その後１月２２日から実行したのに触発され背中を押されて決断しました。

２月４日飯山線森宮野原駅です。

第1日目

しなの鉄道戸倉駅9:23

軽荷のバックパックを担いで出発です。付近に雪のかけらも見られません。

長野駅到着は9：52です。乗車券販売機で1690円分を購入し車内清算をするつもりです。

長野駅発、飯山線越後川口行き10：29出発。

2両編成で長野駅を出ましたが戸狩野沢温泉駅でワンマンカー1両になりました。ここらあたりも少雪で豪地帯の面影はありません。

乗客も10名も載ってません。先月末「大人の休日俱楽部」の割引キャンペーンを利用して、青森・秋田の旅を楽しんできたという、川中島から来た方と少し談笑しながら外の景色を楽しみました。今日は日帰り温泉に入りに来たといって次の上境駅で降りました。

進行方向右側のシングルの座席に座って窓外の景色を楽しみますが、思ったほどの積雪量ではありません。それでも千曲川沿いの北信濃の雪景色を楽しみました。

旅のお供に、今日はテルモスに日本酒を入れてこようかと思ったのですが、気が変わってウイスキーのお湯割りです。良い匂いが車両中に広がったかもしれませんね。

県境の駅・森宮野原駅には12：15の到着で、すれ違いのため10分ほど停車しました。「日本最高積雪地点」の8m近い標柱が立っていますが今年の積雪量は30センチもありません。

越後に入って千曲川が信濃川と名前を変えます。信州千曲川沿川と変わらぬ風景が続いています。

車内で軽い昼食を摂るとウイスキーの心地よい酔いも手伝って眠気をももようして、うとうととした時間を過ごしました。県境の森宮野原駅から40分ほどかかって十日町駅に着きました。十日町駅では36分の停車時間がありました。急ぐ旅ではありませんから少しも苦になる時間ではありません。

十日町駅から27分、始発の長野駅からは3時間37分かかって14：06飯山線の終点川口駅に到着です。

越後川口駅で上越線に乗り換えです。対面に乗ってきた飯山線の車両が見えます。

10分ほど待って上越本線水上行きに乗り換えました。

越後川口から10分ほどで14：25に今日の宿泊地小出駅に着きました。

小出駅周辺にはコンビニなどがないので、魚野川に架かる橋を渡って小出市街地に出て食料調達しました。小出駅に戻って駅前の「小出ホテルオカベ」に入りました。

ホテルから見る越後山脈の山並みです。やはり雪国越後を実感する景色が広がっていました。

ホテルの窓から暮れ行く越後の山並みを眺めながらビールとワインを飲むと睡魔が押し寄せて早々にベッドにもぐりこみました。

深夜には何度も目が覚めて、明日朝早い出発で眠られぬ小出の一夜ではありました。