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大次郎山 [登山]

木島平村の木島山を下りた後は奥志賀公園線を野沢温泉方面尹に走って、栄村の大次郎山を目指しました。大次郎山も登山道はなく、急峻な崖を駆け上がり根曲がり竹の密藪を突破して山頂に達しました。

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「奥志賀公園線竣工記念碑」が立つ場所が大次郎山から張り出した尾根の先端でこの付近が入山場所となります。

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事前に登山記録を調べたら、「激藪氏」と「等高線氏」の山行記がヒットしました。いずれも猛烈な根曲がり藪で難儀したという記録ですが、等高線氏の方が短距離の北東尾根を登っているようなので等高線氏の記録を参考にして、公園線からの入山地点を探りましたが見当たりません。車を記念石碑の脇に停めて道路上を歩いて入山場所を探しました。
石碑から100mほど野沢温泉側に下った地点に小さな沢が流れる下る場所が有り、側溝の水を集める集水桝がありました。上方を見上げるとカヤトの枯れ草でその上に山頂稜線と思われる尾根が見えます。道路から稜線までは高度差70~80mほどです。GPSで確認すると崖を駆け上がれば大次郎山三角点までは短時間で登り着きそうです。ここを駆け上がろうと決断しました。
急峻な崖には音を立てて流れる小沢が有り、小沢沿いをさかのぼりました。小沢の源頭までは僅かな距離でその先には被さるような崖です。崖には笹や小灌木が生えていてそれに掴まりながら登れば何とか稜線に立てそうです。足場を作り笹や灌木に掴まりながら一歩一歩高度を上げて行きます。滑落したら止まりそうもない急峻な崖で緊張で胸が高鳴ります。5歩ほど上がっては一息つきながら何とか崖を駆け上がり、途中大木の根がある地点で肩で息しながら一息入れ、何とか稜線に登りつきました。20分ほどの急登しのぎの修羅場でした。
稜線上は笹薮地獄ですが滑落の心配がなく一安心です。GPSを見ながら方向を定め山頂へ向かいました。
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笹薮が根曲がり竹の密藪に変わってなかなか進みません。途中には新雪が笹を倒しているところもありました。何とか最高点と思われる地点に辿り着きGPSで位置確認しました。
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三角点探しが始まりましたが20分ほど笹薮の中に探しましたが見つかりません。
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激藪氏は三角点付近の樹木に赤テープを巻くのでそんな樹木が無いか探しましたがそれも見当たりません。結局三角点探索を諦めました。
最高点付近の密藪です。
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最高点付近をカメラに収めて下山です。
登って来た急峻な崖を下ればわずかな時間で道路に下れますが、滑落のリスクが高いので東方の尾根を下りました。こちらも酷い根曲がり竹の藪でなかなか前に進みません。途中で右足が攣り藪の中で悲鳴を上げました。
何とか公園線の路上に下ることが出来ました。下りついた路上から下ってきた藪です。
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奥志賀公園線の竣工記念碑は倉石忠雄さんの揮毫でした。
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途中から時雨状態になりびしょ濡れになっての下山でしたが何とか木島山と大次郎山の2山を踏んでまずまずの文化の日の奥志賀山行ではありました。濡れた着衣を着替えて車のヒーターを付けて温まりながら奥志賀公園線からカヤノ平を経由して木島平村に下って山ノ内町~中野市~上信越道に入って帰宅しました。
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「行動時間」
奥志賀公園線竣工記念碑11:25~路上~入山地点11:40~大次郎山最高点12:40/13:05~竣工記念碑14:10

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