南箕輪村飛地の黒沢山 [登山]
中央Alps経ヶ岳の北方にある南箕輪村飛地の黒沢山に登ってきました。伊那市の大泉ダムの上流の林道終点から経ヶ岳クラシックルートを稜線分岐に登り、今は廃道状態の経ヶ岳黒沢谷ルートを腰丈の笹薮の下に登山道を追って黒沢山まで往復してきました。
大泉ダムへの道が分からず麓の農道を行きつ戻りつしましたが、早起きの百姓おじさんに道を教えてもらいました。大泉ダムの経ヶ岳登山口にはtoiletもある登山口ですが、今日はその登山口から上流に砂利道の林道を約2キロほど走った林道終点からの入山です。この経ヶ岳コースは最短で登れるようですが、今ではあまり利用されていないようで、登山口までの林道も荒れていて草が被さっていました。
登山支度をしていると、何処からか屈強な犬が現れて私を観察してます。首輪もあり頭にはヘッドランプのようなものも付けていたので野良犬ではないようです。しばらく私の周りをウロウロしていましたがやがて林道を走って下って行きました。大泉ダム付近には民家もないので、どこから来たのか不思議な思いをしました。偵察犬として訓練された犬かもしれませんね。
今日も好天で気温上昇もありそうなので飲料水2リットルをザックに入れて6時過ぎに出発です。
入山口も草叢を掻き分けます。
すぐに尾根に出ました。急登の尾根にはジグザグ切った快適トレイルが続いていました。単調な尾根ですがブナの大木が目を楽しませてくれました。
昨日の疲労残りと右膝痛が有ったので、「今日は黒沢山登頂できないかも」と云う不安もあって、あまりテンションが上がりませんでしたが、快適ジグザグ道でテンションも上がってきました。最初の目標である1558m三角点で朝食タイムと思っていましたが、登山道からは外れていていつの間にか通り過ぎていました。
1588m付近から少し平坦な登山道を行き、再び急登の尾根をトラバース気味につけられたジグザグ道を登って行きます。笹原にカラマツが植林された中です。
テンションは上がりましたがやはり疲労残りでなかなか足が上がりません。100歩歩いて息をつなぎ、500歩歩いて登山道に腰を下ろし、休憩しながら高度を上げて行きました。勝手気ままな歩行、単独行のよい所ですね。この付近にもブナの古木を見ることが出来ました。
何とか踏ん張って入山口から標高差900mを3時間以上かかって稜線に登りつきました。
経ヶ岳方面への登山道は稜線上に続いていましたが黒沢山方面への道はありません。少しウロウロしましたが境界杭の後方の笹薮の中に踏み跡が有りました。
笹薮かき分けて黒沢谷ルートに入りました。
腰丈の笹薮ですが、笹の下にはしっかりした登山道が有り、道迷いの心配はありません。倒木で登山道が塞がれた場所には赤布も下がっていました。2072mの標高点には黒沢谷コースの古い看板も立っていました。
標高2100mのポコの黒沢谷ルートの黒沢山分岐に着きました。黒沢谷に下る登山道ははっきりしませんし、黒沢山へ向かう登山道も不明です。
この辺りも笹が背丈を越えていましたが強引に笹を掻き分けて黒沢山方面に向かいました。
笹薮の眼下に伊那谷を望めますが霞が掛かっていました。
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