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大町市の矢櫃山 [登山]

梅雨の晴れ間の里山探訪です。

大町市の高瀬渓谷にある矢櫃山と大谷原の丸山に登ってきました。2山共に登山道は無く赤布も下がらないまさにマニアックな山ではありました。

大町ダムから見る左後方が矢櫃山です。右後方は唐沢岳。

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レポは続く
県道槍ヶ岳線、大町ダムの上流高瀬川2号橋が矢櫃山への入山場所です。藪山登山の際にはいつも参考にさせていただいている「激藪氏」の山行記録を見て入山地点に間違いないことを確信しました。2号橋の上流側に駐車スペースが有るので車を停めました。

橋の下流側に移動して入山場所を探したら草叢の中に「関係者以外立ち入り禁止」の看板が立っていました。「登山道らしきも見えないのになぜだろう」と首を傾げながら入山です。

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入山地点のすぐ先に倒木が道を塞いでいましたが倒木を跨ぐとその先には登山道が現れました。少し進むと高瀬川の絶壁に木道が設置されていましたが今にも崩れ落ちそうな朽ちていました。踏み板を踏み抜かないように慎重に渡りました。木製桟橋の先には樹林の中に顕著な登山道が有りました。

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草の被さる登山道を15分ほど進むと分渡沢です。分渡沢に架かる木橋は完全に朽ちていて渡ることは出来ません。廃道になったこの登山道ですが、県道槍ヶ岳線が上流の七倉ダムや高瀬ダム建設のため延伸されるまでは、高瀬川2号橋梁から先はこの登山道を遊歩道や工事のための現地調査などに利用されていたものと思いました。

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激藪氏の山行記では「分渡沢に合流する小沢沿いにTVアンテナの受信ケーブルが矢櫃山山頂近くまで延びているので、そのケーブルを追った」という記述が有るので、ケーブルを探しましたが見つかりません。
スマホの地形図を見てヒノキの植林地の尾根に取りつきました。この尾根には踏み跡も無く、赤布も下がっていません。鎌を土中に挿して滑落防止しながら四つん這いで急坂を凌いで高度を上げました。100mほど高度を上げて登って来たところを降り前りながら「下りが大変だな~」とため息が出ました。
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その後もあまり傾斜を緩めることのない植林地を手足を使いながら高度を上げて行きます。
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入山場所からは2時間もかかって山頂稜線に登りつきました。ここまで激藪氏のTV受信ケーブルなどを見ることが有りませんでした。
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稜線からいったん高度を落として上り返して行きます。
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最高点と思しき開けた場所に来ましたが境界杭で三角点が有りません。
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さらに数分進んで未整備の植林地の中に矢櫃山三角点を見ることが出来ました。
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藪の中の山頂では虫に取りつかれて休憩もままなりません。三角点をカメラに収め、給水して山頂を後にしました。
下山は登って来た尾根を間違えないように何度もGPSトラックを確認しながらの下山となりましたが、案の定尾根取り付きの急坂では上りのトラックを直接下るのは困難なので植林地をトラバース気味に高度を下げて何とか分渡沢出合に下ることが出来ました。
高瀬川2号橋の入山地点への戻りでも登山道を見失って10分ほどロスしましたが、朽ちた桟橋を慎重にわたって入山場所に戻りました。
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「行動時間」
2021年6月21日
高瀬川2号橋駐車地点7:30~分渡沢合流地点7:50~稜線9:50~矢櫃山10:00/10:20~分渡沢合流地点11:30~駐車地点11:55
下山後は大町ダム湖畔に寄ってみました。
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