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佐久穂町の鍋鑓山と板石山 [登山]

今季初の寒波襲来で1週間ほど自粛していましたが、ようやく天気安定したので寒さを我慢すれば新雪踏んでの里山歩きが出来るので意を決して佐久穂町と佐久市の小さな山に登ってきました。

新雪の鍋鎗山山頂です。


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【鍋鑓山】

鍋鎗山は佐久市と佐久穂町境にある数少ない八ヶ岳連峰の佐久側の前衛の山です。中部縦貫道の佐久穂ICで下りて雲場川沿いを最終集落の影を目指しました。影集落を過ぎて「佐久リゾートGC」のゴルフ場まで除雪された道を走りました。ゴルフ場から先な細い林道状態の道ですが2キロほど奥の1軒だけの民家が有る地点が除雪終了地点でした。その先雪道に轍も見えましたが私の車ではスタックが心配で進入するか逡巡していました。運よく民家の長老が庭に出ているので情報を聞くと「4駆でなければ止めといた方が良い」と云うことで、敷地内に車を停めることを許可してくれました。「林道はここから1キロ先で終点で鍋鑓山まではさらに1キロほどある。今年は初めての登山者だ」と親切にアドバイスしてくれました。民家の敷地に車を停めて林道に入りました。

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新雪の林道上の轍は登山者のものか地元の林業関係者のものか訝りながら20分ほどかけて林道終点まで歩きました。車はここでUターンしていました。
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終点からさらに奥に林道が続いていましたが、すぐ先で大きな溝が有り進入不可能状態でした。林道を数分進んでGPSで位置確認すると右側の尾根の最高点が鍋鑓山山頂です。適当に雑木林に入ると樹木に赤ペンキが塗られて落ち葉の下にかすかに踏み跡が現れました。
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どうやら尾根上部にある送電鉄塔の巡視路の案内標識のようです。そして雪道に差し掛かると人が歩いたトレースが有りました。林道終点までの車は昨日か一昨日送電鉄塔の巡視に来た者の車であることを実感しました。
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踏み跡はいったん林道を横切って尾根最上部の送電鉄塔に続いていました。巨大送電鉄塔は東電の安曇幹線の鉄塔です。
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送電鉄塔からは雑木林の緩やかな尾根の新雪上に獣の足跡を追いました。
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駐車地点から丁度1時間で鍋鑓山山頂に着きました。
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三角点の頭の部分は赤く塗られていました。
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落葉した樹間からは浅間山も望まれましたが、八ヶ岳方面は展望が得られませんでした。
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山頂で一息入れて下山は往路のトレースに沿って林道に下り、往復2時間弱の鍋槍山でした。
駐車した民家に戻ると80歳になるという老婦人が人懐っこく話に来たので、しばし談笑して民家を後にしました。

「行動時間」
最終民家9:15~林道終点9:35~送電鉄塔10:00~鍋鎗山1:12/10:25~林道10:53~民家11:05
鍋鎗山を下りた後はカーナビを板石山にセットして佐久穂町中心部に下りました。

【板石山】
板石山は採石場の山なので操業中の平日に入ることに問題があると心配して走りました。R141から十石峠へのR299に入り、平川原から山中の道に入って山腹を巻く林道を走って板石山に続く工事用道路に出ました。工事用道路と合流地点で目標の板石山までは1.2キロほどです。道路は採石運搬用で路盤もしっかりしていて雪もありませんが、石ころが転がっていてパンクが心配です。「関係者以外立ち入り禁止」の看板も立っています。「行けるところまで行ってみるか」の思いで工事用道路を50mほど進むとダンプが下ってきました。「工事の邪魔をしたら駄目」という気持ちと「不法侵入を咎められるのでは」という思いで、すぐに合流地点の離合場所までバックしました。ダンプの運転手は手を上げてお礼のあいさつして下って行きました。
不安な気持ちを抱きながら進入するより「1.2キロなら30分もあれば」と思い、車を停めて工事用道路を歩くことにしました。広い工事用道路を20分ほど歩くと板石山山頂の砕石現場に着きました。右奥のこんもりとした高見が板石山山頂のようです。
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重機も数台見えますが運転していません。入場を咎められたら「お昼休みで休憩中に板石山を登らせてもらおうと来た」と云う言い訳を用意して現場内を歩きました。現場事務所と思われる前には1台の軽自動車が停まっていましたが、前を通っても反応が有りません。どうやら砕石業務は今日は休業中のようです。新雪踏みながら最高点に小さな石祠の板石山を踏むことが出来ました。
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松の木にはよく見かける山頂標識が付いていました。
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山頂をカメラに収めてすぐに下山です。山頂付近から鉄平石の採石場を俯瞰します。
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浅間山も良く見える位置です。
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難無板石山を踏んで工事用道路を駐車地点に戻りましたが、入口でダンプトラックと行き交った以外は誰とも会わずの板石山でした。

「行動時間」
板石山入場地点11:50~板石山山頂付近12:08/12:20~入場地点12:40

駐車地点からは来た道を戻らず、採石運搬道路を余地川沿いの野尻に下りましたが、こちらは未舗装のしっかりした道路ながら石ころが点在し、パンクしないかとひやひやしながらの運転でした。
板石山からは佐久市臼田の稲荷山公園に寄ってみました。
【稲荷山】
中部縦貫道が八千穂高原まで伸びたので佐久穂町のR141を走るのは久しぶりです。R141が佐久市に入るとすぐの巨大ロケット型の展望台が目に入りました。ここが臼田の稲荷山公園です。
公園の駐車場に車を停めて公園を15分ほど散策しました。
山頂には忠魂碑が立っていました。
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一角からは佐久市街地の先に浅間山が見えます。
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少し頭の欠けた三角点もありました。
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山頂は配水設備もありその先にはロケット型の巨大展望台が有りました。
展望台は改装中で休館していました。
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稲荷山公園は12:20~12:30までの10分間の散策でした。
稲荷山公園からは佐久市中込の離山にナビをセットして走りました。
【離山】
ナビ任せに走ると街中のこんもりした離山山頂付近まで車が入れました。入山口からは少し荒れた道ですが200mほどです。駐車地点からの離山山頂付近です。
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2~3分歩いて最高点付近に来ましたが、最高点付近は盛り土された公園跡のようです。
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付近に三角点を探しましたが離山に三角点はありませんでした。
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離山の山頂付近を(13:40~14:00)20分ほどの散策でした。
2020年冬至時には佐久穂町と佐久市の小さな里山4山を踏んで家路に就きました。

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