松本市梓川の金比良山と本神山 [登山]
師走に入っても暖かな日が続きます。１２月４回目の里山探訪は松本市梓川の梓川ふるさと公園から金比良山と本神山に登ってきました。両山ともに登山道の無い山ですが尾根上には掘割状の溝が山頂に続いていました。
安曇野市に住む「山猫ま～こさん」がお付き合いしてくれました。本神山山頂です。
どうこうのま～こさんとは梓川ふるさと公園8；00に集合です。公園の奥に上水道の給水施設が有り、獣除けのゲートを開けてその奥に延びる林道に入りました。未舗装ですが普通車でも問題なく走れる路面状態の林道をゆっくり走って10分ほどで金比良山から派生する尾根末端に着きました。
末端には石積みの擁壁に鉄製の階段が設けられていて間違う事の入山地点でした。路肩に車を停めて階段を登って入山です。すぐに尾根に出ると掘割状の溝が有りこれを追うことになりました。アカマツ林の尾根は茸シーズンには入山不可能です。急登もありますが30分ほどで中間点とも言える送電鉄塔に着きました。
金比良山山頂の三角点は送電鉄塔から近いのですが、三角点を踏むことなく緩い勾配に変わった尾根を金比良山最高点まで登りました。最高点から先は少し高度を落として黒沢山方面に尾根が続いていました。汗をぬぐいながらしばし休憩です。
三角点を踏み忘れてきたので下山にはＧＰＳで位置確認しながらの下山です。
登ってきた記憶とは違うなとおもってＧＰＳを確認するとなんと右隣りの別の尾根を下っていることに気付きました。こちらの尾根にも掘割状の溝が有ったので何の迷いもなく下ってしまいました。地図で確認すると登って来た尾根と並行する形で下っていて林道を300ｍも歩けば入山地点に戻ることが出来るのでそのまま尾根を下りました。途中には送電鉄塔巡視路も交わっていましたが尾根を下って難なく林道に下り立ちました。
林道を0.4キロほど歩いて駐車地点に戻ることが出来ました。山のベテランを自負する二人ですが、頭を掻きながらの下山でした。残念なことに金比良山山頂の三角点を踏めなかったことです。
「行動時間」
林道入山地点８：２５～送電鉄塔８：５５～金比良山最高点９：３５/９：４５～林道～入山地点１０：４５
金比良山を下りた後は梓川ふるさと公園に戻り公園内の奥から本神山を目指しました。
【本神山】
本神山の入山口は梓川ふるさと公園の南端のマレットゴルフ場付近の獣除けゲートからです。車をゲート前に停めて中に入り左右に分かれる林道を右側に５０ｍほど進んで雑木林に入りました。ここも給水設備のタンクが設置されていました。木漏れ日浴びながら軽食摂って出発です。
雑木林の中適当に高度を上げて行くと尾根の末端に取りつき、この尾根にも顕著な掘割が続いていました。尾根の溝は落ち葉和集めて急登が続きました。
急登は標高差250mほど続きやがてマツタケ山の止山に入りテープの脇を行きます。
大汗かいて300mほどの急登を凌ぐと傾斜も緩み快適に高度を上げて行きます。
入山口から1時間10分ほどかかって本神山山頂に着きました。
本神山山頂には三角点が有りません。最高点の雑木に手製の山名プレートが付けられていましたが、地が消えかけていたので持参したマジックでなぞりました。このプレートは長野県内の小さな里山では良く見られるものです。
山頂で記念の一枚です。
15分ほどランチ休憩の後山頂を後にしました。
ここで今日2回目の失態です。登って来た尾根と違う尾根を下り始めました。
10数分下って間違いに気付いてGPSで確認して登りと別の尾根を下っていることに気付きました。山頂から標高差約100mです。GPSと地図でこの尾根を下っても入山場所近くに下ることが分かりましたが、ま～こさん「一日に二度も間違いを犯すとは、間違えたら元の位置までも同る」と云って山頂まで登り返しました。
結局ロスタイムは20数分という事です。
登りに使った尾根を快適に下りましたがマツタケ山からの激坂下りでは何度も落ち葉で尻もち付きながらの下山となりました。
「行動時間」
ふるさと公園１１：１０～本神山１２：１０/１２：４０～（ロスタイム約２５分）～ふるさと公園１４：００
金比良山・本神山と小さな里山ですが登山道もないワイルドな登山を楽しめたというものです。２度も同じ間違いをしたという事も思い出に残る山となりました。
来週寒波襲来予報で、今年の長野県内の里山探訪はこれが最後になるかもしれません。
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