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武尊山 [登山]

日本百名山武尊山に20年ぶりに登ってきました。
期待したほどの紅葉は見られませんでしたが、たおやかな笹原の武尊山は癒しの名山でした。稜線を剣ヶ峰山に回り、激坂を下って時計回りの周回コースを歩きました。

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日本百名山2巡目を目指すわけではありませんが、このところ百名山の再登山が増えています。日本アルプスなどのメジャーな百名山は複数回登頂していますが、そのほかの山も記憶が遠のいているので、できるだけ再登山しようと思っています。

前日迦葉山で群馬百名山完登の後、利根川源流の奈良俣ダムと矢木沢ダムを見学し、藤原ダム湖畔公園の駐車場で車中泊しました。

夜明け前に宝台樹キャンプ場の先の「裏見の滝」駐車場に走りました。夜明け前というのにすでに数台の車が停まっていて武尊山目指して先行した者がいることが分かり、登山支度をしている者が見えました。駐車場は20台くらい停められ水洗トイレも完備していました。

私も素早く支度をして5時半過ぎに駐車場を出発しました。武尊神社の先から砂利道になり、5分ほど進んでスマホを忘れたことに気付き駐車場に戻り、5:45の再出発です。懐中電灯を持って歩きましたがすぐに明るくなって懐中電灯は不要になりました。

駐車場のすぐ先、林道入口にある武尊神社です。(下山時撮影)

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林道入口には「通行は自己責任」の看板があり、車両は進入可能ですが車高の高い4駆の車なら問題なく走れそうです。実際1台のミニバンが進入して行きました。しかし林道終点までは1.5キロほどで30分で終点の駐車場に着きました。
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林道終点からは荒れた川原状態となる林道跡を行きます。
20分ほど歩いて須原尾根・剣ヶ峰山直登コースの分岐に着きました。「右 剣ヶ峰2.2キロ・左 武尊山3.4キロ」の標識があり躊躇しましたが、剣ヶ峰へのコースは急登が連続するということを調べてきたので、須原尾根~武尊山コースの時計回り周回を選びました。この付近の標高は1300mを超えていて武尊山までは標高差約800mです。
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雑木林の中緩く登って行きます。途中で単独行者に追い越されたところで登山道わきに腰を下ろして朝食をとりました。そしてジグザグ切った登山道をゆっくりと高度を上げて行きました。最近はコースタイム×1.2を心がけています。やがて名倉コースが合流する須原尾根の稜線に登りつきました。須原尾根は小さなアップダウンが連続していてあまり高度を上げません。途中に手小屋沢避難小屋への標識もありましたが、小屋を見ることはできませんでした。再び後続組2名に抜かれるころには「行者ころがし」の鎖場が現れました。
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二つ目の鎖場を超えて岩ゴロに変わった登山道を行くと大きなカメラを持った先行者を捉えることが出来ました。そして須原尾根の終点の高見に登りつくと前方に初めて武尊山が姿を見せました。
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小灌木と笹原に切られた登山道を登って武尊山山頂に着きました。武尊神社からは4時間、コースタイム通りに歩けて嬉しかったです。追い越して行った先行者に写真を撮ってもらいました。
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20年前にムスコと二人百名山を目指した時は、反対側の武尊スキー場から残雪を踏んで前武尊山などを超えて山頂踏みましたが、その時の記憶は殆どありません。その時は雪の下だった一等三角点標石も新鮮な感動です。
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霧に隠れながらも尾瀬の燧ケ岳も姿を見せていました。
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先行者は中ノ岳まで往復するというのを見送り、後続が登りついたので山頂を譲り尾根伝いの剣ヶ峰山に向かいました。まだ上空はガスり気味ですが一気に晴れ間が広がってきました。
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武尊山からざれた小礫交じりの道を大きく下って行きました。途中から下ってきた武尊山を振り返ります。笹原の稜線は癒しのトレイルが続いていました。
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目指す剣ヶ峰山の鋭鋒です。
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武尊山からは200mほど高度を下げて剣ヶ峰山がさらに近づいてきました。
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武尊神社への下山道分岐から0.1キロで剣ヶ峰山に登り返しました。山頂には2名の先行者がいました。
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剣ヶ峰山頂から見る武尊山・中ノ岳・前武尊方面です。
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山頂は狭く絶壁の上で休憩場所の確保もままなりません。2名の後続が登りついたので山頂を辞して武尊神社への下山道に下り、日当たりの良い場所でランチ休憩取りました。
休憩の後は木の根絡まる激坂下りになりました。追い越して行った単独行者が道を間違えたのではと大きな声で「武尊神社に下っていますか」と確認の声を上げていました。
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「登りに使わなくてよかったな~」と思いながら手足を使って下り、剣ヶ峰山山頂からは1時間以上かかって武尊沢の徒渉地点まで下りました。徒渉地点からは傾斜も緩み快適トレイルに変わっていました。前後して歩いた3名で山談義しながら須原尾根コース分岐から林道終点までの駐車場に下り、ここまで車で乗り付けた川崎からの単独行者と別れ、最後は長野市から来たという単独行者と武尊神社までの林道を歩きました。
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駐車場には14時過ぎの予定通りの下山となりました。健脚の登山者に交じって遅れることなく歩けたことがとても嬉しかったです。登山靴を脱ぎ帰り支度をしている間に後続の登山者が続々と下ってきて、「まだまだいける」という思いの武尊山再登山でした。

下山後は宝台樹キャンプ場~藤原ダム~みなかみ町道の駅と走り、道の駅で汗をぬぐった後、120キロ先の自宅にナビをセットして帰宅の途に就きました。予定通り18時過ぎに自宅に戻りました。
当初計画では皇海山も登ろうと思っていたが、栗原川林道が路肩決壊で通行止めのためあきらめざるを得ませんでした。また来年元気であれば皇海山に登ろうと思っています。

「行動時間」
2019年10月31日
武尊神社5:45~林道終点6:15~周回コース分岐6:40~名倉コース分岐尾根~武尊山9:40/9:50~剣ヶ峰山11:10/11:20~徒渉地点~林道終点13:40~武尊神社14:10

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