真田氏本城から達磨山 [登山]
師走の里山巡り第4弾は山友水沼さんと、上田市真田町の本原にある真田氏本城址から達磨山に登りました。山中には岩窟に山名の由来となった達磨堂があります。
国土地理院の地形図にも記載のない達磨山山頂で水沼さんとツーショットです。
2014年5月、九州遠征山行の際九重黒岳登山口でお会いした上田市の水沼さんとの忘年登山です。
達磨山は国土地理院の地形図にも、その山名が記載されていない山です。山中の岩窟にある古の修行場「達磨堂」に因んで地元では達磨山と呼ばれているようです。
8時半、しなの鉄道上田駅で合流し、水沼さんの車で登山口に走りました。
登山口は昨年の真田丸ブームで賑わった真田本城址です。
西方には穂高連峰が望まれ、東方には根子岳・四阿山などが望まれるのどかな場所です。昨年大勢の見学者のために建てられたとても立派なtoiletが場違いの雰囲気でした。
根子岳方面ですがまだ積雪は多くないです。
軽荷で9:20に登山道に入りました。しばらくは山際に用水路が設置された林道を行きます。コンクリートボックスの用水路は傷みが激しく今は利用されていないです。
林道終点には石灯籠が立っていました。
石灯籠から先が本格的登山道になっていて雑木林の中をジグザグ切って高度を上げ、送電鉄塔に着きました。展望が開けた場所で一息入れました。
ここからが達磨山の核心部で樹林帯を一気の急登が待っていました。所々には岩場も現れて真田の忍者部隊が修行したのではと思われる岩場も見られます。
急登を凌ぐ水沼さんです。
しかし急登もそれほど長い距離ではありません。尾根付近に登ると絶好の展望地に出ました。
北アルプスが白馬岳から穂高岳までそして乗鞍岳までが見渡せて、御嶽も見えていました。しかし少々遠いのが残念です。写真に撮るとなお小さいですね。
尾根に登りあげると岩稜も痩せ尾根もある楽しみなトレイルが続いていました。3回ほどアップダウンを繰り返し、三等三角点の達磨山山頂に着きました。
快晴無風の師走の達磨山山頂です。
山頂後方に登山道が延びているのでどこに続いているのだろうかと興味が湧く達磨山です。
40分ほど昼食を摂りながら休憩し山頂を後にしました。
下山は急坂で滑落しないように足を踏ん張ったので、登りにかかなかった汗が出るほどでした。無事送電鉄塔まで下って一息入れました。
実は水沼さん達磨山を選んだのは山中にある達磨堂に興味を抱いたからです。
ピークハンターの私と違って山城など歴史遺構巡りも水沼さんの趣味だそうです。
登山道途中から案内看板に従って達磨堂目指しましたが、途中から標識もなくなって適当に登りあげると何とか達磨堂の岩窟に辿り着きました。
付近にはたくさんの瓦や柱材などが残されていて里の神楽が達磨堂まで登って来たという時代には、何らかの建物があったことが偲ばれます。
修行僧が岩窟に籠り、足が萎えるほどの修行を重ねた場所で日本の達磨大師の草分けの人であったと地元では語られているそうです。
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