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小谷村の真那板山は敗退 [登山]

今季2度目の雪山登山は小谷村の真那板山を目指しました。気温上昇で雪が緩んでいてスノーシューでもズボズボ潜るほどの悪コンデションで、山頂まで標高差300mの標高900m地点で引き返しました。同行した増田さんがワカンでラッセルしてくれましたが自分はそれを追うのが精一杯でした。

下山後、入山口から見上げる真那板山方面です。(山頂は左後方奥で見えない)

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2022年も長野県内の里山探訪がメインの目標になります。残り70数山になりましたが藪山が多く残雪季にしか登れない山が20数山ほど残っています。そのうち小谷村には真那板山や奉納山など7山の残雪季限定の山が有ります。本格的な残雪の山登り第一弾は小谷村の大網集落からの真那板山です。今回は上田市の山友増田さんに声かけると快く同行して頂けることになりました。

早朝5時半に千曲市内で合流し、私の車でオリンピック道路を走って白馬村へ、そしてR148を走って残雪たっぷりの大網集落には2時間掛かって7時半の到着です。集落入口のバス停付近の除雪された場所に車を止めさせてもらいました。丁度ゴミ出しに来た住民に「ここに停めさせてもらって良いですか」と声かけると「いいよ」と云う快諾を得ました。

私はスノーシューを増田さんはワカンをもって出発です。目の前に雨飾山を見ながら、5分ほど除雪された道路を行き小沢を渡って、GPSで確認して雪壁を乗り越えて入山地点です。ここで増田さんはワカン、私はスノーシューを履きました。

(地形図にヤマレコのコースを記載してきたのですが途中コンビニで買い物したときにでも紛失してしまいルートMissを犯すことになるとはこの時点では疑いませんでした)

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どんよりした天気ですが今日は天気の崩れは無さそうです。積雪深2mほどはあろうかと思う雪原にスキーのトレースを追います。地形図の林道終点付近から適当に雪原に入って疎林の中を行きます。
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スキーのトレースを追いスマホのGEOGRAPHICAを見ながら高度を上げて行きました。
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地形図上にある発電所の水路トンネルが記載される付近から尾根に上がりました。スキーのトレースがそのまま続いているのでトレースを追います。
当初は私が先頭を行きましたがワカンの増田さんが先を行ってくれ私は後を追います。上場の傾斜が増してきて気温も上昇してきて潜るところも多くなってきました。
それでも増田さんは足を止めることなくラッセル状態を続けてくれます。私は30歩が精一杯になってきました。小さな尾根に取りついた地点が標高600mほどでGeographicaが標高800mを超えるころからは雪崩れた跡になりました。そしてひょうこう900mを超えると私の右足が攣り始め悲鳴が上がります。上方を見上げるとさらに傾斜が増しています。
結局標高920m地点で全身を諦めました。
ヒノキの根元で腰を下ろして休憩です。正午までは前進しようと思っていたのですが思ったより傾斜がきつく私の疲労が大きいので11時に行動停止です。増田さんから「カモシカさんがもう少しと云うなら前進しましょうか」と声かけてきましたが「ここで撤退しましょう」と決断しました。撤退地点から上方です。傾斜が分かり難いですが結構な急登が続いています。
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この画像だと急傾斜が分かりやすいですね。
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撤退地点から信越国境方面です。尖った山は大網峠の先の戸倉山かも
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軽食摂りながら15分ほど休憩し往路を下ります。増田さんも納得です。
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失意の下山ですが往路のトレースを戻るだけですから問題はありません。急坂で何度か尻もち付きながらそして周辺の景色を楽しみながらの下山です。北Alps北端の山と明星山も良き見えます。
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途中雪原に腰を下ろしてランチ休憩をとりました。さらに下って2時間ほどで入山口に戻ってきました。
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雪の埋もれる大網集落です。
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付近の景色を楽しみながらスノーシューを脱ぎ舗装道路を数分歩いて駐車地点に戻りました。登りに3時間・下り2時間、休憩を含めて5時間半の真那板山目指しての雪山ハイキングになりました。消化不良ながら雪山ハイキングが楽しめてまずまずの気分で大網集落を後にしました。
途中白馬の「さんさんパーク」でtoiletタイムをとって千曲市には15時半に還りました。
「行動時間」
2022年3月13日
小谷村大網集落バス停7:50~入山地点8:00~標高920m地点(撤退地点)11:05/11:15~入山地点13:15~駐車地点13:30
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(追記)
下山後Geographicaのトラックを確認し、当初の計画と照らし合わせると、計画した尾根ではない急登の尾根に取りついてしまったことが分かりました。登った尾根は山スキーヤーが下って来た尾根であった。この尾根を登って真那板山山頂に立った「激藪氏」の記録を見ると、真那板山の前衛の1123mピーク付近は滑落の危険を感じる急登になっていることが分かりました。当初計画したヤマレコのコースでは真那板山から875mピークに派生する尾根を登るようになっています。ルートMissに気付かず前進しましたが、途中で撤退したのは賢明な判断であったということで、胸をなでおろしています。
元気があったらまた来年再アタックを考えています。

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