白布峠から西大巓・西吾妻山 [登山]
磐梯吾妻スカイラインの山形・福島県境の白布峠から県境尾根を歩いて西大巓・西吾妻山まで往復してきました。紅葉を期待して出かけましたが西吾妻山の山頂付近の草紅葉は見ごろを迎えていましたが、樹木の紅葉にはまだ早すぎました。
前夜は台風18号が日本海を北上し日本海側は強風と大雨に見舞われました。西吾妻山の登山口天元台スキー場の駐車場で車中泊して台風をやり過ごしました。青明け前に白布峠に車を付けましたがまだ完全に雨が止まず大きな駐車場で逡巡していました。天元台に戻ってロープウェイ利用して登ろうかとも思いましたが、当初計画通り白布峠から登ることを決断しました。西大巓方面にはまだ厚い雲がかかっていました。
意を決して雨合羽着て長靴履いて6時には白布峠の登山道入口に入りました。
県境稜線を10分ほど進むと本悪的登山道入口になっていました。
「西大巓4.5k」の標識がありました。
県境稜線を行く登山道は少々草のかぶるところもありますが、勾配も緩く快適トレイルが続いていました。西大巓まで50区に区切られた案内標識も所々に見られ良い目安です。
緩い稜線歩きが1時間ほど続き西大巓への登りにかかると様相一変です。昨夜の大雨で巨石ゴーロの沢に水があふれていました。
こんなこともあろうかと雨合羽・永靴登山は正解だったという思いです。
ゴーロの沢を1時間ほどしのぎ勾配の緩んだ灌木体を進んで飛び出したのが西大巓山頂でした。当初は矢筈山かと思っていましたが、山頂標識を見てコースタイム通り3時間かかっての西大巓に大満足です。
西大巓山頂で一息入れました。
実は今回は「日本の山主な山岳標高1003山」の西大巓登頂が第一目標でした。
霧で展望のない西大巓から西吾妻山に向かいますが標識がいまいち分かり難く、グランデコスキー場方面に歩を進めましたがすぐに気づいて正規登山道に戻りました。西大巓から下る道は荒れていて小礫交じりの道を下ってゆきます。
湿原を過ぎて小灌木の樹林帯を少し歩いて西吾妻山に着きました。
西大巓からは1時間少将に時間です。10数年ぶりの樹林の中の山頂で少し記憶が残っていました。
木道を下って西吾妻小屋を覗いてみました。大きな避難小屋ですが中は陰気臭く泊まりたいと思わせられるほどの小屋ではありませんでした。
木道で草紅葉を眺めながら15分ほど昼食休憩を取った後、西大巓に戻り、ゴーロの沢を慎重に下りました。途中にある矢筈山は山頂が特定できませんでしたが、地図上では登山道が山頂を通っているので矢筈山も登頂したものと思います。白布峠には15時前の下山となりました。
「行動時間」
2019年10月5日
白布峠6:30~矢筈山~西大巓9:35/9:40~西吾妻山10:40/10:55~(昼食休憩10分)~西大巓12:20~白布峠14:55
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