南Alps深南部の京丸山 [登山]
北の入笠山から始まる南Alpsですが、主脈の南端になる深南部の終端が高塚山・岩岳山・京丸山などの山々です。
静岡県の秘境、浜松市天竜区春野町石切から京丸山に登ってきました。
標高1469mの京丸山紅葉には少し遅すぎました。
前日はヘッドランプを点けての白倉山からの下山で、水窪町内に下ったのは20時を回っていました。
門桁方面への道に入ったが「春野町方面には抜けられない」と云う案内看板があったので、R152を天竜川沿いに50キロ近く下りました。コンビニで食料調達の後R362に入り、少し走って「道の駅・いっぷく処」で車中泊しました。
夜明けを待って春野町石切への道を走り、石切集落からは砂利道の林道を3キロほど走って、京丸山の登山口の石切ゲート前には7時半近くの到着となりました。
京丸山へは右側の林道を行きます。
ゲート前には先行したと思われる浜松ナンバーのワンボックスカーが一台停まっていました。
昨日の疲れを引きずったまま、何処からの距離か分かりませんが、10キロポストの立つ林道ゲートの脇を抜けて林道に入りました。林道は下り勾配で下って行き、洞木沢の大きな橋を渡ると登り勾配になり、11.5キロポストを見ると登山道入口でした。体力に自信があればそのまま林道を進んで京丸にあるという藤原家の建物を見たかったのですが、とても無理でした。
登山道は林業の作業道でいきなりの急登が続き尾根筋をジグザグ切りながら高度を上げて行きます。標高差350mほどを50分ほどでしのぎ切ると、林業用の索道施設が現れます。さび付いたウィンチとワイヤーロープは張られたままで、すでに使われなくなって何年も経っているのでしょう。
ここから樹林帯を少し登ると林道に出ました。
登山道入り口から京丸地区を回ってきた林道です。
そして荒れて今は車の走ることもないと思われる林道を行きます。
途中で杉林に導く赤布に惑わされて杉林に入ってしまい30分ほどのロスタイムです。
林道に戻って高度を上げて行くと大きく開けてベンチもある標高1005mの展望地に着きました。
眼前に高塚山・岩岳山など深南部の山並みが屏風の様に聳えていますが山座同定は叶いません。
左側には目指す京丸山の前衛1305mピークが見られます。
展望地で一息入れた後林道を終点まで進むと。京丸山へ前衛峰への登山道になっていました。ここからも急登の連続です。標高差250mほどを登りきって1305mピークに着くと4人パーテイの屈強な登山隊が下ってきました。ゲート前に止めてあった浜松ナンバーのグループでボンジ山から京丸山の周回コースを歩いてきたそうです。身なり顔つきを見ると自分が恥ずかしくなるようなみすぼらしい登山者と思うのでした。
前衛峰からは岩稜帯になり、2回ほど小さなキレットを越えて、最後は再び急登を凌いで京丸山山頂に登り着きました。
京丸林道石切ゲート前7:40~林道登山口8:05~上部林道9:00~(ロス30分)~展望地10:15~1305mピーク11:30~京丸山12:10/12:45~林道登山口14:45~石切ゲート15:15
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