中央Alps赤林山 [登山]
裏木曽山脈に三国山と高森山を登り残して中央Alps前衛の赤林山に登りました。木曽駒ヶ岳登山道福島Aコースから赤林山分岐鞍部に歩き、最後は倒木とシラビソの幼木帯を突破して山頂に立ちました。
登山口のキビオ峠から観る朝焼けの御嶽です。
登山口のキビオ峠から観る朝焼けの御嶽です。
前日は裏木曽山脈の白草山を下りて大桑村の道の駅で車中泊しました。早朝、木曽町福島のR19から駒の湯への道に入って7時過ぎにキビオ峠に着きました。キビオ峠は御嶽の絶好の展望台で朝焼けの御嶽をカメラに収めようとアマチュアカメラマンが2名ほど木製の櫓に上がっていました。10台くらいは駐車可能な広い駐車場に止めて7時半前の出発です。
出発前に私も展望櫓に上がって御嶽とその右側の乗鞍岳をカメラに収めました。
キビオ峠は「木曽駒ヶ岳登山道福島Aコース」の登山口です。
三合目からは腰丈の笹が被さる煩い登山道に変わり、急斜面の中ジグザグ切って高度を上げて行きます。しかしそれほど長い距離ではありません。
笹薮帯を抜けると稜線に出て、膝丈の笹原に切られた快適トレイルが四合目まで続いていました。
赤林山への登りは当初は薄い踏み跡が有りましたが、やがて倒木とシラビソの幼木帯に変わり、踏み跡も失い山頂目指して直登ですが、それほど難儀することなく歩けました。
鞍部からは標高差200mを40分ほどで、正午ジャストに赤林山山頂に登りつきました。三角点はありましたが山名標識のないシラビソ林の地味な山頂です。
シラビソ林の東西に細長い山頂です。
来し方の尾根です。
山頂でしばし休憩し、下山は往路を下ることを避けて、四合目付近に派生する尾根を直に下ることにしました。尾根上にはそれらしき踏み跡も有りました。
しかしいつの間にか尾根を左側に移りすぎてしまい、気が付くと大きな岩場の頭に着いてしまいました。
ここからが修羅場となりました。登り返して正規尾根の戻ればよかったのですが、樹木に掴まりながら絶壁に近い岩場の脇を下ると落石で埋まる沢に出ました。GPSで位置確認しながら落石の沢と小尾根をトラバースです。尾根を乗越すたびにGPSで確認しますが、登山道に出るまで3か所の小さな尾根と沢を横切りました。危険地帯突破には小一時間はかかっていたと思われます。
危険地帯を何とか突破して登山道に出ると、すぐ先が四合目標識の立つ場所でした。山頂から四合目まで1時間半以上も掛かっての下山でしたので、「往路を鞍部に下って長いトラバース道を歩いても変わらぬ時間だったかな」と頭をかくのでした。
その後は三合目の木曽見台で一息入れて雑木林のジグザグ道ではショートカットを繰り返しながら、四合目付近からは1時間半で下りキビオ峠には15時半にくだりつき、明るいうちに下山出来て胸をなでおろしました。
「行動時間」
キビオ峠7:25~三合目8:30/8:45~四合目10:00~赤林山分岐11:10/11:20~赤林山12:00/12:25~四合目付近登山道13:55~キビオ峠15:30
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