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八海山眼前の高倉山 [登山]

「新潟百名山+10」に数えられる南魚沼市の高倉山に登ってきました。登山道入口まで藪が被さり不鮮明で尾根を直登する登山道は急登が続き、心が折れそうでしたが、何とか凌いで山頂に立つと、八海山や巻機山などの絶景が開けていました。
高倉山山頂から後方は八海山・阿寺山

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高倉山は昨年9月に出かけましたが、登山道入口付近のカヤトやつる草などの藪の繁茂が酷く、1時間くらい彷徨したが登山道入口ににたどり着くことが出来なくて結局登山を諦めざるを得なくなりました。登山口の砂防堰堤工事の地元の方に、「高倉山は藪が酷いのでこの時期登る者はいない。落葉した秋から春に登るもの」とアドバイスをもらいました。雪が消えて芽吹きが始まったばかりのこの時期がねらい目と思い、出かけました。事前にネットで検索してみるとヤマップや「激藪の隙間から」の撃藪氏などの最近の登頂記録があり、「時間をかければ今の自分でも登れるだろうという」思いです。

自宅を早朝に出て135キロ先の登山口の南魚沼市土沢の巨大砂防堰堤には8時前の到着です。


昨年改修工事の終わった入山場所の巨大砂防堰堤です。

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軽荷のザックを担いで入山です。
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昨年ウロウロした入山地点ですから勝手知ったる道です。そしてかカヤトやつる草は枯れていて遮るものはありません。登山道入口がわからずしばらく芽吹いたばかりの灌木の中を進んで、少し水の流れる小沢の先に登山道入口につきました。大きな岩にペンキマークがありました。ここまで20分もかかっていました。
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その先に雑木林の中に登山道が延びていました。臓器の小枝が張り出してはいましたが歩行には問題なしです。
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しばらく進むと「四合目」の標識がありました。この先「八合目」の標識を見ることができました。
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ここら辺りから登山道は傾斜が増してきた尾根を直登して行くようになります。
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画像では傾斜の度合いが分からないですが、傾斜が増してさらに落ち葉の登山道で踏ん張りがきかなくなり、登山道脇の樹木の枝や根につかまりながら高度を上げてゆくようになり、遅々として高度が稼げません。
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何度か心が折れそうになりましたが何とか踏ん張って山頂に続く山頂稜線に登りつくことができました。標高差500mほどを2時間半近く掛かっていました。
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稜線上は灌木の枝が張り出していましたが、まだ芽吹いたばかりで、しっかりした登山道があり、傾斜もゆるくようやく気分よく歩くことができました。
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そしてブナ林の中に入ると藪から解放されました。ブナ林にはイワウチワの群生も見ることができました。
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ブナの林を抜けて山頂付近に来ると岩場が現れてロープの下がる場所がありました。
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ロープ場を登りきると岩場でようやく高倉山山頂が見えてきました。(左奥の尖った場所です)
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そして振り返ると巻機山がそびえていました。
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眼下には三国川ダム湖も見えました。後方はネコブ山方面です(下津川山やネコブ山も登頂済みです)
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山頂までは岩場のやせ尾根を灌木の枝をかき分けて行きますが、白い花々が目を楽しませてくれました。
オオカメノキ
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タムシバも可憐です。
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そして入山場所から3時間半、11:30に鉄柱の立つ高倉山山頂につきました。
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山頂には三角点はあるものの山名標識がないので、持参したホワイトボードに山名記載して写真を撮りました。後方は巻機山方面です。
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山頂からは大パノラマが開けていました。八海山スキー場方面
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八海山とその奥に越後駒ケ岳
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阿寺山は中ノ岳と同化しています。
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丹後山から本沢山に続く上越国境の山々とネコブ山。(と思う)
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巻機山
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金城山
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魚沼平野と魚沼アルプス
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飽くなき展望を楽しみながらランチ休憩です。少々虫が五月蠅いですが展望を楽しみながら45分の山頂ステイで高倉山を後にしました。今年の夏の終わりころには八海山の千本檜小屋に泊まり、右側に見える阿寺山を登り「新潟百名山+10」の完登を果たしたいと思っています。
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山頂稜線からの激坂下りではは足を踏ん張っても落ち葉で滑り、何度か尻餅付きながら下りました。登り3時間20分、下り2時間15分の行動時間でした。ヤマップや激藪氏は登り2時間少々、下り1時間少々の記録ですが、今の自分ではこれが精いっぱいです。

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「行動時間」
2024年5月4日
砂防堰堤8:10~登山道入口8:35~稜線10:40~高倉山11:30/12:15~登山道入口14:15~砂防堰堤14:30

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