空木岳池山尾根の池山

空木岳登山道の池山尾根にある池山のピークを踏んできました。池山ピークの後方にある池山小屋や登山道「鷹打ち場」にある野生動物観察棟など休憩施設も充実した池山尾根で、よく整備された遊歩道を歩きました。

小屋前には水場もある池山避難小屋です。

池山は木曽駒から空木岳縦走のお盆山行の際、下山時に寄る予定でしたが、長い下りで足を傷めてしまい、池山小屋まで下ったが、尾根コースを離れて整備された遊歩道を下ったために、池山ピークを踏めなかった因縁の山です。

前日は「磐田の森」の駐車場で車中泊しました。ここは昨年登った簫ノ笛山の登山口であります。夜半には激しい雷雨が有りましたが、朝には雨も止んでいて快適登山が楽しめそうです。

磐田の森から、林道を行ける所迄と思って車を進めると、なんとすぐ先がステンレス製の三角屋根の展望施設のある林道ゲートの前でした。お盆山行は痛い足を引きずりながらここまで下り、タクシーを呼んだ場所です。

軽荷のザックを背負って6時10分に林道に入りました。

お盆に下ってきた林道を30分ほど歩くと空木岳登山道に合流です。

林道から登山道に入って再び林道と交差する地点が三本木です。お盆山行の際、ここから林道を歩いて下りました。ここで登山道脇の石に腰を下ろして朝食を摂りました。

再び登山道を行くと、「三本木地蔵」が立っていました。

更に急登の登山道を行き、林道終点の登山道と林道分岐地点の標識です。以前はここまで一般車が入れたようです。東屋も立ちtoiletも有りましたが、toiletはとても利用できる状態ではありませんでした。東屋からは展望が開けているのですが今朝は未だ下界は霧の下でした。

東屋でも一息入れて、いよいよ本格的登山道に入りました。この登山道は池山ハイキングコースとしてよく整備されていて勾配も緩くとても快適なトレイルです。距離表示もしっかりしていて登山道入口からは1.1キロの「鷹打ち場」に着きました。ここは池山直登の尾根コースと池山小屋への登山道の分岐地点です。

池山小屋への登山道に入ると少し傾斜が増してきましたが、緩く登って行きます。鷹打ち場から1.4キロ地点が「池山小屋分岐」で、どこから引かれたのかパイプから勢いよく吹き出す水道施設が有りました。

池山小屋分岐から100mほど先に「池山小屋」が有りました。20人以上は泊まれるtoiletも完備の素晴らしい小屋です。お盆山行時にも求刑しました。

小屋の前にもパイプで引いた水道施設が有りました。

小屋で20分ほど休憩取りました。小屋を出ようとすると後続の単独行氏が登りつきました。

小屋の横から池山への尾根コースが続いていましたが、笹が被さっているのではと思い遊歩道を歩いて来たのですが、尾根コースもよく整備されていて濡れる心配はありませんでした。霧の中幽玄な尾根を行きます。

池山小屋からは0.6キロ20分ほどで池山ピークに着きました。

張れていれば上方に中央Alpsの峰々が見えるのでしょうが、残念ながら霧の中で展望が有りませんでした。

池山ピークを踏んで尾根コースを下って行きます。こちらも快適トレイルが続き1キロ歩いて鷹打ち場に着きました。鷹打ち場のすぐ先にある野生動物観察棟に行ってみました。

こちらも池山小屋と同様素晴らしい建物が立っていました。

夜になれば餌をさがしにタヌキやキツネ、そしてカモシカや熊さんなどが小屋の周りを徘徊するのでしょうか。内部もとてもきれいな、一晩泊まってみたいと思う小屋でした。

鷹打ち場に戻り遊歩道をゆっくりと下り、林道終点の広場からは駒ケ根市街地を見下ろすことが出来ました。

林道終点からは登山道を下り、途中三本木地蔵付近から空木岳からの下山者と山談義しながら林道をゆっくりと歩いてゲートまで下りました。

車を止めて車中泊した磐田の森の駐車場付近です。

休憩も含めて往復6時間の池山ピーク登山でした。

「行動時間」

林道ゲート6:15～林道終点7:30/7:40～鷹打ち場8:10～池山避難小屋9:10/9:30～池山三角点9:50/９:55～野生動物観察棟10:30/10:35～林道終点11:05～林道ゲート12:00