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御嶽山寄生の三笠山と小三笠山 [登山]

御嶽山寄生の三笠山と小三笠山に登ってきました。三笠山は御嶽山王滝村登山口の田ノ原から御嶽スキー場のゲレンデトップの山で田ノ原駐車場からは僅かな時間で登れます。小三笠山は御嶽崩れの縁を下って倒木帯と深い笹薮を登り返す山でした。

久しぶりの田ノ原からの御嶽山です。8年前のこの時期噴火災害が有りました。

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秋の木曽路の里山探訪です。9月に入って猛暑収まらず、そして長雨続きで5日間の連続晴れ間を狙っていましたが、何とか晴れ間の続きそうな9月25日に出発です。当初予定では上松町の西股山・卒塔婆山・阿寺山、大桑村の井出ノ小路山そして王滝村の三笠山・小三笠山を計画しました。

木曽路迄自宅からは130キロを超えるので1日目は御嶽山田ノ原登山口から短時間で登れる三笠山と小三笠山を目指しました。自宅を5時半に出て途中朝食を摂って田ノ原到着は9時半近くでした。田ノ原の駐車場は日曜日で好天の下、20台くらいの御嶽登山者とみられる車が停まっていました。


【三笠山】

田ノ原の駐車場から御嶽スキー場のゲレンデトップに向かい、5分もすればゲレンデトップに出ました。いぜんは「おんたけ2245スキー場」と、名乗っていた時も有りました。

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さらにリフトトップから後方の登山道に入って、駐車場からは15分ほどで三笠神社の立つ三笠山山頂に着きました。
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三笠山の三角点を探しました見つからず、鳥居の脇に「三笠山山頂」の標識が有りました。
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三笠山山頂をカメラに収めた後は駐車場に下り、車を小三笠山入山口に近い位置に移動しました。

【小三笠山】
小三笠山の入山口は広い田ノ原駐車場の入口近くにある「御嶽崩れ」の石碑の立つ地点です。
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入口付近は標識もなく草に覆われていて「立入禁止」の看板が置かれていました。
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草地の斜面を下って樹林帯に入る手前にはGREENロープが張られ「立入禁止」の標識が有りました。しかし樹林帯にはしっかりした登山道が有り、「御嶽崩れの調査道」と思われました。禁を破ることの後ろめたさが有りましたが、いくつかの小三笠山登山記録にはこの道を利用したことの記載が有ったので・・・。
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小さな沢をいくつか超えて御嶽崩れに向かいます。
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入山口から30分ほど樹林帯を行き御嶽崩れに出ました。、
崩壊地の縁を小灌木帯に付けられた赤布を追いながら下って行きます。てっきり小三笠山に続く道と思っていました。荒涼とした崩壊地です。
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どうやら赤布は御嶽崩れの調査道の案内のようで、途中の大岩で消えていました。
崩壊地の縁をを離れて小灌木帯の中を小三笠山目指しました。小灌木帯には露岩帯も現れてそれほど歩き難い所はありませんでした。
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そして美しいダケカンバ林に変わり、眼前の小三笠山を目指して適当に歩きました。
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ダケカンバ林の下草はシダ類ヵら低い笹に変わりました。
笹薮は徐々にに濃くなり背丈を超えるほどになり、更に笹の下は風倒木帯です。何度か足を取られながらも倒木に上がって位置確認しながら悪戦苦闘が続きました。
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倒木帯を避けて左側に張り出した尾根を目指しましたが、尾根上も変わらぬ深い笹薮が続いていました。GPSを見ては位置確認し「山頂まであとわずかここが踏ん張り時」と笹薮漕ぎは続きます。
山頂への最後は急斜面です。笹薮かき分けて大木の根を目指して前進しました。笹薮漕ぎでは目標の大木を目がけて進むのが鉄則です。根の周りは笹も薄いからです。
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汗びっしょりかいて、ようやく小三笠山山頂に着きました。ヒノキやシラビソの大木や老木の立つ小三笠山山頂です。
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シラビソの老木に古びた山頂標識が括り付けられてありました。この山頂に立つものはそれほど多くはないと実感させられます。ネットでも激藪氏と旅人さんの2件があるだけです。
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開けた一角からは中央Alps方面が見えました。
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そしてさっき登った三笠山です。
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御嶽山は樹林の間に見えますが山頂は雲に隠れていてカメラに収めることが出来ませんでした。
御岳山噴火からは明後日は⑧8年です。慰霊祭の事前訓練の放送が他の原方面から聞こえてきました。
ここまで2時間もあればと思ったのですが3時間もかかっていて、帰路も崩壊地の縁を登り返さなければならないので時間短縮は期待できません。山頂をカメラに収めた後は小休憩取ってGPS頼りに笹薮を下り赤布の下がる往路に戻って崩壊地の縁を登り返しました。
途中では学生集団と思しき数名のグループが崩壊地を見学に来ていました。
結局帰路も3時間ほどかかって田ノ原の登山口には往復6時間16時過ぎに到着となりました。
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「行動時間」
2022年9月25日
田ノ原駐車場9:30~三笠山9:45/9:50~田ノ原駐車場10:05 田ノ原駐車場10:15~崩壊地10:50~小三笠山取り付き(笹薮・倒木帯)12:15~小三笠山13:20/13:30~田ノ原駐車場16:20

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