浅間山（前掛山） [登山]
日本百名山完登に向けてカウントダウンに入っている北海道の山友ほろしりさんご一行を浅間山に案内してきました。浅間山「噴火警戒レベル１」に下がったのは２ヶ月前です。車坂峠からトーミの頭～湯ノ平～前掛山に登り、下山は火山館から浅間山荘に下りました。平日にもかかわらず大勢の登山者が前掛山までの登山を楽しんでいました。
前日南アルプスの塩見岳を登って来たほろしりさんご一行ですが、小諸市に移動宿泊し休む間もなく浅間山アタックです。6時半前に浅間山荘で合流しました。浅間山荘前の登山者駐車場は平日にもかかわらず１０台近くの車が停まっていました。１台の車をデポして車坂峠に向かいました。７時には車坂峠の駐車場に着きましたが、こちらの駐車場も数台の登山者の者と思われる車が停まっていました。今日は車坂峠コースから浅間山に登り火山館から浅間山荘に下るコースを歩きます。
まずは黒斑山への「中コース」を行きました。緩い勾配でシラビソの幼木帯は北海道には無い樹相で珍しそうです。１時間少々歩いて浅間山が眼前のトーミの頭に着き、ここで朝食のおにぎりを食べながら小休憩です。
外輪山の蛇骨岳方面を眺めながら浅間山の雄大さに感動です。
トーミの頭で15分ほど休憩の後は草滑りを湯ノ平に下って行きます。
急坂の外輪山の下りは滑りがちで慎重に下りました。標高差３５０mほどを下って湯ノ平に着きました。
降りてきた草滑りや外輪山を見上げながら一息入れました。
そして浅間山荘・火山館からの道が合わさる地点はすぐです。
合流点でも小休憩取って湯ノ平を浅間山に向かいます。登山道にカモシカが現れることを期待しながらですが、平日でも大勢の登山者が入っているのでカモシカも現れそうもありません。
JBandへの分岐からは少々傾斜が増してきました。カラマツの天然木地帯です。
カラマツ帯を過ぎると砂礫のザレた登山道が続きます。
一直線に切られた砂礫の道を１時間半ほど喘ぎ、賽の河原のシェルターの設置された地点に来ました。浅間山の火口縁に登る登山道が有ったのですが、今は火口縁への登山道は閉鎖されています。「噴火警戒レベル1」でも火口縁には登れません。
ようやく外輪山の先に前掛山が見えてきました。
外輪山を15分ほど歩いて前掛山山頂に着きました。車坂峠からは４時間１０分ほどの行程で、１１：２５の到着でした。
日本百名山浅間山は前掛山が代替の山頂になっています。残念ながら山頂に着くと浅間山は霧の中に頭を隠してしまいました。ほろしりさんにとっては９２座目の百名山です。
百名山９３座目の札幌市の佐々〇さんです。
月まで7往復の滞空距離を誇る河〇さんです。ほろしりさん・佐々〇さんと北アルプスなどのメジャーな山をご一緒に歩いているスーパーLadyです。
山頂付近には数組のパーティが腰を下ろして寛いでいました。私たちも山頂の一角に腰を下ろしてランチ休憩です。
霧が晴れて浅間山の火口縁を歩く登山者が見えると「自然保護レンジャー」の腕章をつけた方が笛で警告していました。数年前の御嶽山での悲劇を思えば、ここは登山者にしっかりとマナーを守ってほしいですね。と云うか条例違反で犯罪行為かもしれません。
レンジャーの方や登りつく登山者と挨拶かわしながらの寛ぎタイムです。
下山を前に霧の晴れた浅間山をバックに再度登頂記念写真を撮りました。
30分ほどの山頂スティを楽しんだ後は前掛山を後にしました。外輪山の火口壁が荒々しいです。
ザレた道を湯ノ平に下って、車坂コースと分かれて下山は火山館に下ります。ここまで前掛山から1時間半です。
火山館からは二ノ鳥居～不動滝一ノ鳥居と４キロの登山道を１時間半かかって15時ジャスト浅間山荘に下りつきました。
登りに4時間、下りに3時間の行程で休憩含めて８時間弱の浅間山登山でした。
車坂コースの往復でなく周回コースが歩けて、同行の皆さんも満足そうで、案内した甲斐があったものと私も嬉しかったです。浅間山荘の駐車料金５００円を支払って車坂峠に向かい車を回収しました。
ほろしりさんと佐々〇さんは、翌日の草津白根山に登るために嬬恋村の宿に向かうと云うことで、池ノ平湿原～湯ノ丸高原～地蔵峠に走って、峠でお別れしました。６５０キロ先の自宅に帰るという河〇さんを東部湯の丸IC近くまで案内してお別れしました。
「行動時間」
車坂峠７：１５～トーミの頭８：３０/８：４５～湯ノ平９：３５/９：４０～賽の河原１１：１０～前掛山１１：２５/１２：００～火山館１３：３０～浅間山荘１５：００
同行有難うございました
カモシカさんのアドバイスで、前日小諸まで来たことで
晴れの浅間山に登る事が出来ました
樽前山に似た所があり好きになりました
お疲れの所一日お付き合い感謝です
by ほろしり (2021-09-19 12:47)
＞ほろしりさん
浅間山周回コースを案内できて、佐々木さんも河野さんも「とてもよかった」と言ってくれたので、案内した私としてもとても嬉しかったです。
百名山完登に向けて残りの山は一山一山感動をかみしめながら締めくくってください。
ご一緒できる山は一緒に登りたいと思っています。
by カモシカ永井 (2021-09-21 19:47)