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浅間山外輪山・剣ヶ峰 [登山]

浅間山外輪山の標高2000m超峰、剣ヶ峰に登ってきました。

絶好の天気と思いきや山中は風強く浅間山山頂はガスに包まれていました。

久ゴーロ尾根を剣ヶ峰山頂に登り、浅間山が姿を現すのを強風と寒さに震えながら待ちました。

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浅間山の噴火警戒レベルは2です。火口から2キロ以内の立ち入り禁止で、黒斑山や蛇骨岳の外輪山湯ノ平などには入山可能です。もちろん外輪山の牙山・剣ヶ峰にも登ることは可能です。


登山口の浅間山荘に車をつける3台ほどの先行者と思われる車が停まっていて、成田ナンバーの車の若者2名が登山の支度をしていました。「どこまで行くの?」と聞くと「前掛山まで」という返事です。「警戒レベル2だから前掛山へは登れないよ」と教えてあげました。若者2人「分かりました」と答えて先発です。


私も軽荷で7:45の出発になりました。

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鳥居の先に登山届記帳所があり、記帳して入山です。
林道を10分ほど進むとショートカットする場所がありました。

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更にショートカットした林道を倒木を跨ぎながら進むと剣ヶ峰登山道が分かれていました。しかし剣ヶ峰登山道は破線ルートですから標識などはありません。樹木に黄色いペンキで矢印がしてありました。これが剣ヶ峰に続くヒサシゴーロ尾根の取りつきです。
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明瞭な登山道ではなく落ち葉に隠された道ですが、赤布がしっかりと導いてくれます。そして要所要所に標高を書き記した合目標識が樹木に取り付けてあり、剣ヶ峰マニアがいることが分かります。
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尾根取り付きから標高差400mほどは急登が連続しますが、雑木林の中で足場もしっかりしていてそれほど苦労しなくても登りきることができました。
標高1800m付近からは小灌木帯になり岩屑も見られるトレイルです。道を見失いがちになりますが、踏み跡と赤布を追います。
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この辺りから強風が吹き荒れていました。
左側にはトーミの頭・牙山などが見えています。
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岩屑の重なり合うところもあり。この辺りがヒサシゴーロのネーミングのもとになったのかと思いました。
(下山時撮影)
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耐風姿勢をとりながら赤布・踏み跡を追ってゆきます。山頂近くは膝丈の笹原と草地の中を登ります。
登山口から3時間少々かかって剣ヶ峰山頂に着きました。随分と時間が掛かりましたが、強風の中と、今の自分の脚力ではこれが精いっぱいの行動です。
草地の中に山頂標識がありました。
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山頂稜線を湯ノ平に下る場所まで行って浅間山が姿を現すのを待ちました。
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ガスが休風で吹き飛ばされて何度か前掛山が姿を現しますが、なかなか良い写真は摂れません。
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こちらは牙山・湯ノ平方面です。
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石尊山・後方は軽井沢方面です。
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強風を避けて草叢で1時間も待ちましたが、ガスがすっきりと晴れることがないので正午前に下山開始です。
山頂を少し下り岩屑の重なる場所で風を避けながら昼食休憩です。
牙岩も姿を現しました。
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トーミの頭黒斑山から先の外輪山も姿を見せてくれました。
浅間山外輪山仙人岳yと牙山が未登頂の2000m超峰です。
いつでも来れる山域ですからこれからも楽しめます。
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風も収まった樹林帯に入ってゆっくりと林道に下りました。林道を下っていると黒斑山から鋸岳までの外輪山を踏んで湯ノ平を下って来た単独行氏が「風が強かったー」と追い越して行きました。
浅間山荘ぬ着くと朝先発した若者2人が、「湯ノ平をJバンドまで往復してきたがガスで何も見えなかった」と頭をかいていました。
浅間山荘に駐車料金500円を支払ってチェリーラインに下りました。
晩秋・初冬の山これからも楽しめますね。
「行動時間」
2017年11月9日
浅間山荘7:45~尾根取り付き8:15~剣ヶ峰11:00/12:00~浅間山荘14:15

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