百松沢山 [登山]
北海道雪山山行最初の山は札幌市西区にある平和霊園からの百松沢山です。
付近にある手稲山は札幌市民の山として親しまれていますが、百松沢山には登山道がなく、残雪踏んで登るかバックカントリースキーヤーが冬場楽しんでいる山です。
5時前に小樽港下船し、夜明けの札樽国道を走って札幌市西区の平和霊園に車をつけました。今日は土曜日、当然百松沢山目指す登山者もあると思い入山場所で待機していましたが、6時半過ぎても誰思現れず、霊園の管理人と思しき方が通りかかったので声かけました。
「先週は道路脇いっぱいになるほど登山者が来ていたが・・・」と首をかしげていました。どうやら今日の天気予報が良くないようです。
7時過ぎに地元の登山者の後を付けようという淡い期待は外れ、軽荷のザックを背負って林道に入りました。入山口から先は残雪が山頂まで途切れることなく続いていました。
林道をしばらく進むと崩れ落ちそうな橋を渡ります。
そして1時間半ほどの林道跡を歩きます。途中3カ所ばかり宮城沢川のスノーブリッジを渡りますが、崩壊寸前のスノーブリッジもありました。数年前私と同じように「日本の山1000」を目指していた「姫もぐら」さんという女性が宮城沢川に転落して行方不明になり、雪解け後に遺骨が発見されたという事を知っていたので、スノーブリッジには十分注意しました。しかし今年は百松沢の水量は多くなく転落しても流されるほどではありませんでした。
また「姫もぐら」さんの慰霊碑が立てられているとも聞いたので探しながら歩きましたが目にすることはできませんでした。
1時間半ほど歩いて最後の砂防堰堤を超えると支沢が合流する地点で一息入れました。その後も林道跡を進みやがて樹林帯に入って行きますが、しっかりとしたトレースが残っていて安心です。
「百松沢山北峰まで1キロ」入山口から3時間ほど歩いて初めて目にする標識です。
更にトレースを追って百松沢山北峰には11:15登り着きました。
樹林帯では感じない風でしたが山頂に立つと強風吹き荒れていました。北峰で下山しようかと思いましたがせっかく来たのだから南峰も踏もうと南峰に向かいました。20分ほどで南峰につきました。
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