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北海道雪山山行報告 [登山]

生涯目標の「日本の山1000」も余すところ20数座にまでこぎつけました。

その内、北海道には18山を残しています。そしてその内7~8山は登山道が無く、雪山登山でなければ登れない山です。

体力低下の著しい今、いくつかでも登りたいものと思い計画しました。

4月7日の新潟港発小樽港行きのフェリーに勇躍乗り込みました。

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4月8日

【百松沢山】

小樽港に上陸後、札幌市西区にある平和霊園から百松沢山を往復しました。

百松沢にかかるスノーブリッジをいくつか渡りますが、崩壊寸前のものもありました。

山頂からは4年前に登った定山渓神威岳が目の前でした。

百松沢山を下りた後は、長沼町の酒井さん宅にお世話になりました。


4月9日
【漁岳(イザリダケ)】

漁岳林道から樹林帯にトレースを追って、最後は急坂を直登して漁岳に立ちました。

稜線に登り着くと眼前に恵庭岳、眼下に氷結のオコタンペ湖・支笏湖が見えました。さらに山頂からは羊蹄山や空沼岳など道央の山々が真っ白に輝いて見えていました。

苫小牧の阿部さん宅にお世話になりました。


4月10日

休養日・移動日

苫小牧から太平洋岸を浦川まで走っ野塚トンネルを越えて広尾町まで移動しました。

広尾町の防災センターで車中泊です。


4月11日

【トヨニ岳】

野塚トンネル十勝側から国境稜線に登りトヨニ岳を目指しましたが、強風と天候急変により標高1200m付近で撤退しました。

野塚トンネルに下った後は広尾町から白糠町に走って、友人の御子息が経営する羊牧場「羊まるごと研究所」を尋ねました。オーナーの酒井さんご夫妻、4人の息子さんと見事な人生を歩いています。

白糠町の道の駅で車中泊です。



4月12日

【釧路湿原】

雨模様だったので登山は諦めて釧路湿原を散策しました。雪解け水を集めて溢れんばかりの釧路川に太公望も現れて道東にも春を感じました。

・・・ヌプリを下見した後は道の駅摩周温泉でまったりと過ごしました。


4月13日

【摩周湖】

雪の舞う朝でしたが、道の駅から摩周湖第1展望台に走り、夜明けの摩周湖を見ることができました。

【・・・ヌプリ】

下見してあった場所から林道を1キロほど入って秘密の露天風呂を見ながら・・・ヌプリ山頂に立ちました。

【屈斜路湖】

川湯温泉から屈斜路湖畔に出ると未だ氷結の屈斜路湖には驚かされました。毎年御神渡りの出現に気を揉んでいる諏訪子に比べ、こちらは4月中旬でも溶けない湖です。

斜里町に走って海別岳の登山口を確認し、温泉に浸かってまったりした後、斜里町の道の駅で車中泊です。


4月14日

【海別岳】

海別林道からスキーを履いて標高518mピークまでハイクアップしましたが、ダケカンバの密林に嫌気がしてツボ足に切り替えて海別岳山頂に立ちました。

強風吹き荒れる山頂付近でしたが、1100mピークから下の大雪原は傾斜も緩く私の滑りでも滑降できるほどで「オホーツク海に向かってGO!」の夢がかなえられたのにと残念におみながらスキーデポ地点に下り樹林帯と林道を少し滑降して夢の完結を果たしました。

斜里町内に戻り昨日浸かった温泉に入り、コインランドリーで選択をした後は道の駅付近のレストランで食事をとり、2晩連続の斜里町道の駅で過ごしました。


4月15日

休養日・移動日

知床岳を予定していたので、斜里町から根北峠を越えて羅臼町まで走りました。羅臼の道の駅で知床岳の入山口・相泊までの道路ががけ崩れによる通行不能を知り、念のため知床半島の海岸沿いを規制ヶ所まで走ってみましたが、監視員に通行止めどころか歩行による通行も規制されていることを告げられました。

羅臼町内に戻って「知床ビジターセンター」に寄ってみました。ビジターセンターの係員から「またお出かけください」と言われましたが知床は遠いです。

「事前に調べればここまで来なかったのに・・・まあ良い下見になったと・・・」と頭を書きながら根北峠を越えて斜里町に戻り旭川にナビをセットして石北峠~層雲峡を走って一気のドライブです。

日の暮れた旭川について市内のど真ん中にある道の駅で休むことができました。


4月16日~17日

【群別岳】

石狩市の旧浜益村に向かいました。漁協の朝市が開かれていて結構な賑わいです。
付近の黄金山に登ってから群別岳の入山しようと思いましたが、少々時間が足りないので、午後から群別川沿いの林道からテントを担いで入山し、2時間ほど歩いて林道終点付近でテントを張りました。

翌朝5時過ぎには幕営場所から前日スキーのトレースを追って群別岳目指しました。前衛の幌天狗を群別岳かと思い逡巡していると、後方から4人パーテイが現れて後に付かせていただき、難関群別岳山頂を踏むことができました。下山時には腰痛が出てゆっくり下っていましたが、ワカンが藪にひっかって思い切り前転右足を負傷してしまいました。4人組の助けを借りて幕営道具を小分けしていただき何とか下山できました。

浜益温泉に入って海浜公園から駐車公園に移動して車中泊しました。


4月18日

昨日傷めた右足は酷い痛みです。大荒れの天気の中札幌市内に出て北大正門や時計台などをカメラに収めた後、長沼町に酒井さん宅に向かいゆっくりと休養させていただきました。怪我の養生もしてもらい大分回復できました。


4月19日
お昼過ぎまで酒井さん宅で休養し苫小牧に向かい、山友萱野さん宅に行きました。群別岳の話をしながら旧交を温め一晩お世話になりました。右足大分回復してきました。


4月20日

北海道雪山山行最後の日です。萱野さん宅でお昼過ぎまで過ごさせていただき、3時過ぎには同じ苫小牧の阿部さん宅で愛犬マリアにお別れのあいさつをしました。長野から嫁入りした奥さん(秀美さん)が「フェリーで食べるように」と言ってお弁当を作ってくれました。涙が出るほどうれしかったです。

苫小牧東港に走って19:30発の新潟港行きフェリーに乗って北海道雪山山行は無事終了しました。


4月21日

新潟港着は15:30です。下船後はいつもと同じようにした道を200キロ超走って21時過ぎ帰宅しました。



詳細登山記録は口述します。


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