南志賀の大平山 [登山]
上高井郡高山村から万座温泉に通じる山岳道路の万座道路が冬期閉鎖が解除されたので、道路最高地点の老ノ倉から派生する尾根を伝って大平山に登ってきました。雪解けが早く残雪歩きは期待できないことを覚悟して出かけましたが、根曲竹の厳しい尾根にはそれとなく薄い踏み跡もあって、何とか山頂を踏むことが出来ました。
藪の濃い大平山山頂です。
藪の濃い大平山山頂です。
高山村の大平山はタラ沢川と樋沢川の間に老ノ倉山から派生する尾根にある山で、登山道は無く山麓から登るには残雪季限定の山です。地形図を見ると高山村から万座温泉に抜ける上信スカイラインの万座道路の最高地点、老ノ倉から尾根伝いに下れば最短距離で山頂に辿り着けそうです。さらに残雪が拾えれば短時間での登頂も期待できそうです。
万座道路の冬季閉鎖解除(4/26)を待って出かけました。万座道路には一部崖際に残雪があるものの快適に走ることが出来て、最高地点の老ノ倉から毛無峠への分岐には8時前に着き、除雪用のホイールローダーが駐機する老ノ倉山登山口に車を付けました。
後方は御飯岳で、直進すると毛無峠で左折するのが万座温泉への道です。
残雪は期待できそうもないので藪漕ぎスタイルで出発です。来た道を5分ほど戻って万座道路の最高地点が大平山に張り出す尾根地点です。尾根入口付近には残雪が有りました。
残雪はすぐになくなり、笹薮の中に進入です。笹薮の中に1本のコメツガの木が有り、その先に笹薮の下に薄い踏み跡を見つけました。
藪を掻き分けながら進むと赤布も下がっていて先に導いてくれました。
赤布が下がるのはそれほど長い距離でなく、残雪が現れる地点で無くなっていましたから、「赤布を付けた方はこの先残雪拾って大平山を目指したのだろう」と思いました。この先は残雪を拾ったり、根曲竹を掻き分けたり、シラビソの根元に道を探したりの難行苦行が続きました。
根曲竹を掻き分けます。それも長い距離ではないのが救いでした。
根曲竹が密生した酷い所はカメラを向ける余裕が有りません。
顕著な尾根を形成する場所にはシラビソの木が立ち、その間には根曲竹もないので、それとなく人が歩いたように感じるところも有り、少しは楽に歩けました。
開けた場所からようやく大平山が見えてきました。
来し方を振り返ると・・・。
そして1872m標高点を目指して登り返しです。
山頂直下にはザレた裸地が有り、展望が開けていましたが展望を楽しむ余裕はありませんでした。山頂直下の残雪上にはクマの足跡が残っていました。裸地を乗り越えてシャクナゲ林を突破して1872m標高点に着きました。
スマホのGPSを見ると地形図上では大平山はこの先50mほど標高を下げた1824m標高点付近になっています。その先に足を進めましたがシャクナゲ地獄が続き、踏み跡も有りません。ここがこの尾根の最高点であるから「ここが大平山最高点」と判断して、前進を諦めてシラビソの樹の下に腰を下ろしました。なんと眼の前のシラビソの幹に古びた山名版が取り付けられていました。三角点のない大平山「ここが山頂なのだ」と小躍りしました。
山名版の文字が消えかけていたので持参したマジックペンで書き加えました。
そしてホワイトボードに山名記載して登頂記念写真です。
入山地点よりは50mほど標高の低い大平山ですから「登山というより下山だったな」という思いを抱きながらランチ休憩です。
そして入山地点から、それほどの距離も無いのに3時間以上かかって辿り着いた大平山に、難山登頂の感激を味わうことも出来たというものです。40分以上も滞頂し往路を戻ります。
山頂直下の裸地からの眺めです、
左老ノ倉山、右御飯岳・毛無山、中央の尾根を登り返します。
後方は御飯岳で、直進すると毛無峠で左折するのが万座温泉への道です。
残雪は期待できそうもないので藪漕ぎスタイルで出発です。来た道を5分ほど戻って万座道路の最高地点が大平山に張り出す尾根地点です。尾根入口付近には残雪が有りました。
残雪はすぐになくなり、笹薮の中に進入です。笹薮の中に1本のコメツガの木が有り、その先に笹薮の下に薄い踏み跡を見つけました。
藪を掻き分けながら進むと赤布も下がっていて先に導いてくれました。
赤布が下がるのはそれほど長い距離でなく、残雪が現れる地点で無くなっていましたから、「赤布を付けた方はこの先残雪拾って大平山を目指したのだろう」と思いました。この先は残雪を拾ったり、根曲竹を掻き分けたり、シラビソの根元に道を探したりの難行苦行が続きました。
残雪拾うことも出来ましたが長くは続きません。
根曲竹を掻き分けます。それも長い距離ではないのが救いでした。
根曲竹が密生した酷い所はカメラを向ける余裕が有りません。
顕著な尾根を形成する場所にはシラビソの木が立ち、その間には根曲竹もないので、それとなく人が歩いたように感じるところも有り、少しは楽に歩けました。
開けた場所からようやく大平山が見えてきました。
来し方を振り返ると・・・。
そして1872m標高点を目指して登り返しです。
山頂直下にはザレた裸地が有り、展望が開けていましたが展望を楽しむ余裕はありませんでした。山頂直下の残雪上にはクマの足跡が残っていました。裸地を乗り越えてシャクナゲ林を突破して1872m標高点に着きました。
スマホのGPSを見ると地形図上では大平山はこの先50mほど標高を下げた1824m標高点付近になっています。その先に足を進めましたがシャクナゲ地獄が続き、踏み跡も有りません。ここがこの尾根の最高点であるから「ここが大平山最高点」と判断して、前進を諦めてシラビソの樹の下に腰を下ろしました。なんと眼の前のシラビソの幹に古びた山名版が取り付けられていました。三角点のない大平山「ここが山頂なのだ」と小躍りしました。
山名版の文字が消えかけていたので持参したマジックペンで書き加えました。
そしてホワイトボードに山名記載して登頂記念写真です。
入山地点よりは50mほど標高の低い大平山ですから「登山というより下山だったな」という思いを抱きながらランチ休憩です。
そして入山地点から、それほどの距離も無いのに3時間以上かかって辿り着いた大平山に、難山登頂の感激を味わうことも出来たというものです。40分以上も滞頂し往路を戻ります。
山頂直下の裸地からの眺めです、
左老ノ倉山、右御飯岳・毛無山、中央の尾根を登り返します。
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