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秋山郷の屋敷山 [登山]

秋山郷の鳥甲山の隣の屋敷山を登ろつもりでしたが、根曲竹と蔓藪に阻まれて山頂手前の鞍部で敗退です。

鳥甲山屋敷登山道から見る鳥甲山です。

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屋敷山の藪漕ぎでデジカメを藪の中で紛失したためにスマホの画像しかありません。

前夜は鳥甲山の登山口「ムジナ平」で車中泊しました。広い駐車場に私の他1台が止まっていましたが、夜明けには登山者の車が着いて,また登山者4人を乗せたタクシーも着きました。そしてすぐに鳥甲山の登山道に入って行きました。

私の今日の目標は鳥甲山ではなく鳥甲山から布岩山に派生する尾根の屋敷山です。激藪氏のトラックを見てあわよくば、布岩山までの縦走も考えています。6時過ぎにムジナ平から鳥甲山の屋敷登山口に走りました。
登山道入口には2台の自転車がデポされていました。ムジナ平から鳥甲山を登って屋敷口に下る登山者の物です。屋敷登山口からムジナ平までは約6キロあり半分くらいは自転車を押して歩かなければならない程の道路です。
登山口の案内看板には鳥甲山から屋敷山~布岩山へは歩道があるように記載されているので、一縷の期待をもって登山道に入りました。

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登山道はのっけからの急登です。沢沿いを行き30分ほど歩いて一息入れました。そしてまた30分ほど歩くと巨大な雪崩防護の防雪壁が有りました。上方を眺めるとこのほかにも防雪壁が設置されていて豪雪地の鳥甲山は急斜面のためにまさに雪崩の危険地帯であることが想像できました。
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某s塚部から先はさらに傾斜の増した登山道となりジグザグ切るところは少なく一本調子でまっすぐに登り上げて行きます。それでも色付いたブナ林が癒してくれます。
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最近の脚力・体力の衰えは顕著でこの急登の登りは50歩も歩けば足が止まり、息が止まります。今はコースタイムの倍近い時間がかかりますが、「焦ることはない」という思いで高度を上げて行きます。目標の屋敷山への稜線までは登山口からは標高差600mほどです。100歩歩いて登山道に腰を下ろして息をつなぎながら登って登山口からは2時間10分かかって屋敷山に派生する尾根に着きました。
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鳥甲山が目の前で1時間もあれば届きそうな尾根です。
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稜線から屋敷山に通じる歩道を期待しながら探しましたが、そんなものはありません。屋敷山までの藪漕ぎを覚悟して一息入れました。
付近から見る黄葉の山々です。
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屋敷山目指して藪に突入しました。当初はそれほどの藪ではないですが尾根に出ると小灌木と根曲竹の混じった藪になりました。蔓藪を覚悟して鎌を持ってきたのが救いです。豪雪地ですから小灌木の枝は横に張り、その上蔓が混じって進行を阻みます。前方を見渡すことのできない深いs根曲竹の中で灌木に登り上がっては先を見渡しながら悪戦苦闘の藪漕ぎが続きます。前方を見渡せる付近まで来ましたが鞍部に下る尾根も激藪が続いています。気温も上がって来て汗びっしょりかきながら何とか屋敷山まではという思いで藪漕ぎを続け化した。鞍部まで下れば屋敷山への登りは少しは良い状態になるのではという淡い期待をもって前進しました。
屋敷山が眼前に見える鞍部まで1時間半ほど藪と格闘しましたが、帰りのことも考えると1430m付近の鞍部で前進を諦めました。昨日のカヤノ平の城腰山に続く敗退で失意も大きかったです。藪の中に腰を下ろして握り飯を一つ口に入れ給水を取って引き返しです。
引き返し地点の藪の中です。樹木の先に屋敷山の山容が見えます。
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藪の中の引き返しもまた悪戦苦闘で、1時間ほどかかって登山道に戻りました。
ホッと一息入れてデジカメを確認するとデジカメはケースから落ちていました。踵を返して藪山に戻ろうとしましたが、何処に落としたかもわからないのですぐに諦めました。これで山中でデジカメを落としたのは4回目ですが、これまでの3回は落としたことに気付いたのが早かったので、下山時注意しながら下って何とか発見できましたが今回は残念な結果でした。厳しい藪漕ぎで他のことに神経を使う余裕がなかったということですね。
昨日の城腰山と今日の画像はスマホで撮った画像しかありません。
登山道脇に腰を下ろして休憩していると鳥甲山をムジナ平から登った若者が下ってきました。しばし山談義した後若者の後を追いました。下山中は更に2名の登山者に追い越されながらも標高差600mの登山口までは1時間30分で下りました。
今回も激藪氏の記録を参考にしましたが、あの激藪を突破して屋敷山から布岩山まで縦走した、激藪氏の藪山突破力には驚きしかありません。
山頂を踏めなかった屋敷山ですが山頂直下の鞍部まで前進したことで登頂扱いの山とします。屋敷山に再アタックのつもりはありません。


「行動時間」
屋敷登山口6:40~標高1452m稜線8:50/9:00~引き返し地点10:20/10:30~稜線11:35/11:45~登山口13:20

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