SSブログ

風吹大池から風吹岳とフスブリ山 [登山]

北Alps最大の天然湖、風吹大池から風吹岳とフスブリ山に登ってきました。できれば藪を漕いでもと思っていた横前倉山と岩菅山は登山道は勿論踏み跡・赤布も見当たらず登頂は断念でした。

風吹大池周辺には小敷池や科鉢池や広大な高層湿原の風吹天狗原などが広がり、見どころ満載の天然公園の趣でした。

IMG_20230807_143506.jpg
自宅から北小谷までは75キロほどの距離でありますが、早朝走行で1時間半ほどで到着しました。案内標識に導かれ風吹大池への登山口土沢への林道入口には「車で20分」の標識がありました。砂利道ながらよく整備された林道をゆっくり走ると30分近くかかって7時半の到着でした。横前倉山やフスブリ山の藪山登山も覚悟してそれなりの支度をして7:45の出発です。登山道入口には風吹迄5キロの標識がありました。

IMG_0242.JPG
当初は広く落ち葉でクッションの効いた登山道を行きます。10分ほどで1/11の標識がありこの先の良い目安になりました。2/11を過ぎると両側が切れ落ちた痩せ尾根を行き、右側に硫黄臭のする黄色の川床の沢が流れていました。地形図で[いい気分(温泉)]マークのある地点です。
IMG_0243.JPG
痩せ尾根を通過して樹林帯に入ると同じ勾配の快適トレイルが続いていました。何度も「さっき歩いたところの変わらないな~」と思うほどの登山道です。
IMG_0255.JPG
5/11付近までは各インターバルが10分近くで歩けましたが、その後はやはりペースダウンです。30分を目途に腰を下ろしながら、登山口からは2時間50分ほどかかって風吹大池山荘に着きました。11年前に小屋前にテントを張ったことのある場所で懐かしいばかりです。
テント場の板敷に腰を下ろして休憩していると、すぐに小屋番が大きな荷物を担いで到着です。昨日小屋を閉めて食料買い出しのようです。
IMG_0244.JPG
小屋前で10分ほど休憩し風吹大池に向かいました。真っ青な水を湛えた大池は素晴らしい景観です。樹間に見える大池をカメラに収めました。
IMG_20230807_104851.jpg
湖畔周遊路を歩いて風吹岳分岐に来ました。
IMG_0246.JPG
まずは風吹岳に向かいました。
IMG_0247.JPG
分岐から20分ほどで東屋の立つ風吹岳山頂に着きました。2回目の風吹岳です。
IMG_20230807_112537.jpg
風吹岳に三角点はありません。東屋の中に山名プレートが有りました。
IMG_20230807_112517.jpg
最高点に立つ樹木の根元に置いてカメラに収めました。
IMG_20230807_112908.jpg
登山口や風吹山荘の案内看板には、ここから横前倉山まで登山道があるかのように書かれていたので、山頂付近に道を探しましたが、それらしき道はなく踏み跡や赤布などもなく、絶壁に近い断崖の先に横前倉山が見えました。結局横前倉山アタックは諦めてランチ休憩取って風吹岳を後にしました。
IMG_0245.JPG
湖畔周遊路に下り右回りに周回路を行きました。すぐ先に小敷池です。もしかしたら小敷池から風吹岳と横前倉山の鞍部に行き、横前倉山に登る道が有るのではと思わせられました。
IMG_20230807_120753.jpg
小敷池をカメラに収めた後、岩菅山に登る踏み跡があるのではと思いながら周遊路を進みましたが、笹薮濃く藪に突っ込んだ形跡はありませんでした。結局周遊路からはわずか先に有る横前倉山と岩菅山を踏みことは諦めて風吹き大池周遊路を歩きました。「神の田圃」への道を分けて風吹天狗原への道に入りました。
途中から風吹大池の全貌が開ける展望所がありカメラに収めました。
IMG_20230807_124008.jpg
IMG_20230807_124020.jpg
そして神秘な科鉢池です。
IMG_20230807_124346.jpg
科鉢池から樹林帯を抜けると目の前に高層湿原が広がっていました。風吹天狗原です。
IMG_20230807_124714.jpg
花期が過ぎているのか見るべき花はありません。それでも小さな池塘も見られる素晴らしい湿原です。
IMG_0248.JPG
木道を歩いて天狗原山から栂池自然園方面への分岐に来ました。
IMG_20230807_124719.jpg
天狗原山への道に入り、しばらく湿原の木道を行き、樹林帯に入ってすぐ先に蓮華温泉方面への道が分岐していました。そして天狗原へ4キロの道標もありました。
IMG_0250.JPG
天狗原・栂池自然園への登山道は小灌木の中快適トレイルが続いています。それほど利用者はいないものと思われる登山道ですがよく整備されていました。そして樹間が開けた場所からは稗田崩れの地肌むき出しの山も見えました。
IMG_0253.JPG
分岐から1キロほど進んだ地点がフスブリ山です。
IMG_0252.JPG
登山道脇に池塘が有りました。
IMG_0251.JPG
GPSで位置確認しながらフスブリ山を特定しました。フスブリ山山頂は登山道からわずかに外れた地点です。灌木にピンクテープが下がり入山した形跡があるので、ザックを登山道に下ろして藪漕ぎです。
笹薮とシラビソの幼木を掻き分けながら10分ほど進みましたが、GPSで三角点に近付いたことを確認し前進を諦めました。シラビソの幼木帯の山頂付近です。
IMG_20230807_134007.jpg
登山道に戻る途中、往路を外れると高層湿原が広がっていて驚きです。
IMG_20230807_134418.jpg
登山道に戻って最後に残したパンをかじって、往路を風吹天狗原から風吹大池山荘に戻りました。山荘に着くと小屋番が出迎えてくれしばし歓談です。小屋には女性グループが入っていてにぎやかなおしゃべりが聞こえました。給水を取って土沢登山口目がけて下山開始です。登山道は転石や岩場が少なく土の道ですからとても歩き易く3回の休憩を挟んで、1時間50分で土沢登山口に下山出来ました。途中で雷鳴が聞こえるので雨に遭わないように急いだせいかもしれません。コースタイム通りに歩けました。
登山支度を解いて車に乗る頃にはパラパラと落ちてきましたが、その後林道を走る間は雨は降りませんでした。長い林道を30分もかけて下り、舗装道路に出て胸をなでおろしました。
「行動時間」
2023年8月7日
土沢登山口7:45~風吹大池山荘10:30/10:40~風吹岳11:20/11:50~小敷池12:10~科鉢池12:40~風吹天狗原分岐12:50~フスブリ山13:30/13:40~風吹大池山荘14:35/14:40~土沢登山口16:30

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント