開田高原の城山

山人の会、師走山行は木曽路に走り、開田高原西野の城山に登りました。
私にとってはこの春に続いて2度目の城山登山で、今年は5回の木曽の里山探訪に出かけているので、御嶽山三昧の年となりました。

九蔵峠の御嶽山展望台からの御嶽山です。

今年春,初めて開田高原の辰ヶ峰や三ッ森などの山に登った時から、御嶽が目の前にある開田高原の景観に感動してすっかり開田高原ファンになってしまいました。山人の会の増田さんから「御嶽眺めに城山に」とのお誘いを受けては一も二もなく納得の同行登山です。おまけに車も出してくれるというありがたい申し出です。

6時に増田さん宅に合流し、青木峠～松本～塩尻～木曽路に走り9時過ぎに開田高原に着きました。天気微妙で終日御嶽が姿を見せてくれるのか心配です。当初予定では木曽町開田支所側から飛騨街道を西野峠に歩く予定でしたが、「御嶽が姿を見せている間に」と思い、まずは九蔵峠に向かって展望台からの御嶽遥拝です。冷気の中に御嶽が神々しい姿を見せていました。

予定を変更し城山の西側・開田高原西野から飛騨街道を歩くことにしました。昔は学童が通学路に使ったという神社前の飛騨街道から御嶽です。

広い遊歩道ともいえる飛騨街道を西野峠に歩き、さらに３７０ｍ先の城山山頂まで快適トレイルが続き、神社前からは1時間もかかりませんでした。
御嶽に雲が纏わりつき始めていました。舞アスキー上には未だに積雪が有りません。

少し遠くには乗鞍岳も見えます。

城山山頂での画像です。

こちらはの乗鞍バックにです。

山頂には数基の石碑が立っていましたが碑文は読み切れませんでした。城山は飛騨側からの侵入を見張った狼煙台の山であったそうです。

開田高原は菅平高原・野辺山高原と並んで、「北海道を抜いて国内で一番気温が下がった地点」として時々報道されることもある場所です。そんな話をしながら山頂の一角に腰を下ろして山cafeを頂きながらしばしの休憩をとりました。

私はは今年5回も御嶽山付近の里山登りを楽しみましたが、お二人にとっては久しぶりの御嶽山でした。「来年には小秀山からの御嶽遥拝を・・・」と約束しました。

下山は西野峠から旧飛騨街道を歩いて集落に下り、駐車地点に戻りました。あまりにもあっけない城山登山に「汗もかかなかった」と拍子抜けのお二人でしたが初冬の開田高原からお目当ての御嶽を遥拝できて満足の内に帰路に就きました。