志賀高原赤石山~ダン沢ノ頭 [登山]
目標は標高2000m超峰です。
志賀高原熊の湯~四十八池湿原~大沼池を経て赤石山に登り、赤石山から野反湖に延びる稜線上の湯ノ沢の頭~ダン沢ノ頭まで往復し、赤石山~鉢山経由で熊の湯に戻りました。
未登頂の2000m超峰3山を踏みましたが朝6時から11時間近くかかるロングラン登山となり、鉢山からの下りはヘロヘロ状態でした。体力脚力の衰えは顕著です。
志賀高原の神秘大沼池です。
夏至の前日です。朝4時前には自宅を出ました。湯田中の道の駅のコンビニで食料を調達した後志賀高原に入り熊の湯の先硯川の四十八池巡りの登山口には6時前に着きました。
駐車場には数台の車が停まっていましたが旬のネマガリダケ採取の車でしょう。新潟ナンバーの車の方が登山の支度をしていました。
10時間越えのロングラン登山を覚悟して、6時ジャストに四十八池への遊歩道に入りました。
緩く登って行き25分ほどでリフトトップの先に渋池を見ました。
遊歩道はよく整備されていてて早朝のアイドリングには快適です。途中志賀山直登コースを分けて四十八池湿原に着きました。
小さな湿原ですが小ぶりな水芭蕉なども見ごろで池塘が点在する見事な湿原です。一息入れて木道を大沼池方面に向かいました。
木道の終点が志賀山への登山道との分岐になっていて、大沼池方面の遊歩道に入り途中眼下に大沼池を見る頃になると大きく下って行きます。硯川から2時間、四十八池から1時間8時丁度に「志賀高原の神秘・大沼池」に着きました。
池の畔にはレストハウスがありましたがまだ閉じたままでした。営業はするのでしょうか?
大沼池を眺めながらゆっくりと朝食を摂りました。
大沼池からは赤石山への登山道に入り、少々急傾斜の道を稜線まで上がり鉢山からの忠右衛門新道を合わせ、赤石山に登り着きました。私は10年程前寺子屋山方面から登って以来2度目の赤石山です。登山口を一足先に出た新潟の登山者が写真を撮っているところでした。
赤石山山頂の祠です。
眼下の大沼池です。
稜線上の縦走路には残雪もあり少々荒れています。少し進むと小さな池塘が現れました。
可憐な水芭蕉がちょうど見ごろでした。
縦走路は赤石山を下って樹林帯に続いています。あまり歩く人はいないと思われる縦走路ですが、藪を漕ぐようなところもなく快適トレイルが続いていました。
「赤石山~野反湖」の看板もしっかりあって安心して歩ける縦走路が続いていました。
赤石山からダン沢ノ頭の中間の突起が2000m超峰湯ノ沢ノ頭ですが、標識は有りませんでした。
赤石山からは1時間半ほどダン沢ノ頭が目の前に見えてきました。
少々急登を凌いで11時半前にダン沢ノ頭に着きました。硯川からは5時間半の行程でした。
来し方の赤石山方面です。
縦走路の先野反湖方面です。目の前が大高山ですが、月末には野反湖から登ろうと思っています。
帰りも同じ時間が掛かると思えばゆっくりしてはいられません。昼食を摂った後ダン沢ノ頭を後に往路を戻りました。膝痛・腰痛の身で気力で歩いてきましたがやはり疲労が出て足が前に進みません。登山道脇のネマガリダケを採りながらゆっくりと縦走路を赤石山まで戻りました。往路には1時間40分かかったダン沢ノ頭までの行程ですが、復路は1時間50分かけて13時半の赤石山でした。
山頂直下の砂礫地に腰を下ろして10分ほど休憩しました。
大沼池への道を分けて忠右衛門新道を鉢山に回りました。忠右衛門新道は尾根道ですが小さなアップダウンを重ね結構時間が掛かりました。疲労もピークに達したころ尾根道は四十八池に下る道を分け鉢山山頂です。
ベンチで肩で息しながら休憩し、横手山熊の湯方面への縦走路に入りました。鞍部に下ると横手山方面への縦走路から分かれ荒れた林道跡の道を熊の湯に下りました。
このころになると脱力感が激しく右足の感覚がなくなるほどの疲労でした。林道を横手山スキー場のゲレンデに出てゲレンデの草地を歩くとクッションが利いていて少しは楽になりました。
硯川の駐車場には16時40分の下山となりました。11時間近くのロングラン登山となりましたが歩けたことで少しは満足感が沸いてきました。
登山道脇で採れたネマガリダケも思わぬ収穫です。
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