BC聖地鍋倉山巡礼 [スキー]
バックカントリースキーの聖地鍋倉山に行ってきました。(滑ってきましたとは言えません)
山頂動画です
根子岳・乗鞍岳と並んで鍋倉山は私のバックカントリー三大聖地です。
今年は例年になく少雪で、根子岳詣ではとうとうできないままシーズンが終わってしまいました。
「早く行かないと鍋倉山も雪が解けて、私の技量では滑降が出来なくなってしまうのでは」という危惧を抱き、千曲川ハーフマラソンの疲れも抜けない中出かけてきました。
案の定、少雪で藪に見え始めた中、疲労で足が動かなくなりホウホウの態で滑り落ちてきました。
何回も行っている鍋倉山がこんなに厳しく思ったのは初めてでした。
9時前に温井の入山口に着きました。例年の半分くらいの積雪量です。
来る途中の田んぼの雪解けも進んでいて、地元の農家にはありがたいことでしょう。
支度をしていると地元の女性二人組がつきました。
私の無様な滑りを見られたくないので女性が入山するのを待って、私は林道をハイクアップです。
林道を30分ほど歩いて鍋倉山を望める田茂木池付近まで来ました。
まだこの辺は真っ白な雪原が広がっています。
いつもは雪で覆われた沢も今年は口を開けていました。
休憩ポイントの沢の先の個人所有の山小屋は今年から私有地に着き立ち入り禁止の看板が立っていました。
沢沿いに赤布が下がり新しいルートが導かれていて、急斜面を登って林道に出ます。
その先も迷うことなく赤布を終えます。
先行していた女性が北東尾根に取り付いていましたが、私は北東尾根の基部を夏場の駐車場付近に進み、西ノ沢をハイクアップしました。
ノートラックの20センチほどの新雪でラッセル状態です。
この辺りから疲労が出始め、足の動きが鈍って30歩ほど進んでは一息入れながら進みます。
「山頂に届かなかったら来た道を下ろう」と弱気になります。
ブナ林の中に入り、しばらくすると私を追い越してゆく若者がいて、さらにと山頂から雄たけび上げて滑降してくる若者もいて、弱気が吹き飛びます。「がんばるぞ!」
稜線に出る前に先行した若者のトレースを拾って入山口からは3時間半もかかって13時の鍋倉山山頂に立ちました。昨年単独で南東尾根を2時間半で登ったことを思えば、いくら疲労残りでも脚力体力の衰えを思い知らされたというものです。
「単独で来てよかったな~」と胸をなでおろしながら先着していた信濃町の若者と暫し談笑です。
いつもは雪で立ち木など見当たらない山頂ですが、小灌木が林立した山頂には驚きです。
妙高山も樹林越しに見えます。
関田山脈の北方はいつもの景色が広がっています。
滑降前に若者に記念写真撮ってもらいました。
30分ほど休んだ後北東尾根を滑降です。
ところが股関節の痛みで左足ターンができません。
無理すると両足が痙攣して激痛が走りました。
「あっこれは脱水症状だ」とわかりました。
ハイクアップ時の大量発汗による脱水症状が現れたのです。再び尾根上に腰を下ろして水分補給しながら休憩しました。
「まあ明るいうちに下ればいいや」と思いながらブナ林に癒されます。
信越国境を越えて越後山脈の真っ白な山並みが見えます。
ほとんど右足一本で北東尾根をゆっくり下り、樹林が疎らになった北斜面をハイクアップしたトレースの後に滑り下りました。「転倒したら痛みで立ち上がれないのでは」怖さがあったので、転倒だけは避けました。
雪原に下っても修羅場は続きましたが、林道をゆっくりと滑ったり歩いたりして田茂木池を回り込むようにして入山口に戻ってきました。
13時半に山頂を出て16時近くになり下山も2時間半もかかったことになりました。
ここでも「同行者がいたら大変な迷惑をかけた、単独で来てよかったな~」という思いでした。
着替え中も両足が痙攣し激痛が走り、脱水症状が続いていることが分かりました。
「バックカントリースキーもそろそろ潮時かな」と悲しい気持ちになりながら温井を後にしました。
体力・技術共に不足しているのでこれからは無理しないところで楽しもうと思っています。
気力だけでは補えないバックカントリースキーですね。
山頂動画です
ダウンロードは🎥こちら
根子岳・乗鞍岳と並んで鍋倉山は私のバックカントリー三大聖地です。
今年は例年になく少雪で、根子岳詣ではとうとうできないままシーズンが終わってしまいました。
「早く行かないと鍋倉山も雪が解けて、私の技量では滑降が出来なくなってしまうのでは」という危惧を抱き、千曲川ハーフマラソンの疲れも抜けない中出かけてきました。
案の定、少雪で藪に見え始めた中、疲労で足が動かなくなりホウホウの態で滑り落ちてきました。
何回も行っている鍋倉山がこんなに厳しく思ったのは初めてでした。
9時前に温井の入山口に着きました。例年の半分くらいの積雪量です。
来る途中の田んぼの雪解けも進んでいて、地元の農家にはありがたいことでしょう。
支度をしていると地元の女性二人組がつきました。
私の無様な滑りを見られたくないので女性が入山するのを待って、私は林道をハイクアップです。
林道を30分ほど歩いて鍋倉山を望める田茂木池付近まで来ました。
まだこの辺は真っ白な雪原が広がっています。
いつもは雪で覆われた沢も今年は口を開けていました。
休憩ポイントの沢の先の個人所有の山小屋は今年から私有地に着き立ち入り禁止の看板が立っていました。
沢沿いに赤布が下がり新しいルートが導かれていて、急斜面を登って林道に出ます。
その先も迷うことなく赤布を終えます。
先行していた女性が北東尾根に取り付いていましたが、私は北東尾根の基部を夏場の駐車場付近に進み、西ノ沢をハイクアップしました。
ノートラックの20センチほどの新雪でラッセル状態です。
この辺りから疲労が出始め、足の動きが鈍って30歩ほど進んでは一息入れながら進みます。
「山頂に届かなかったら来た道を下ろう」と弱気になります。
ブナ林の中に入り、しばらくすると私を追い越してゆく若者がいて、さらにと山頂から雄たけび上げて滑降してくる若者もいて、弱気が吹き飛びます。「がんばるぞ!」
稜線に出る前に先行した若者のトレースを拾って入山口からは3時間半もかかって13時の鍋倉山山頂に立ちました。昨年単独で南東尾根を2時間半で登ったことを思えば、いくら疲労残りでも脚力体力の衰えを思い知らされたというものです。
「単独で来てよかったな~」と胸をなでおろしながら先着していた信濃町の若者と暫し談笑です。
いつもは雪で立ち木など見当たらない山頂ですが、小灌木が林立した山頂には驚きです。
妙高山も樹林越しに見えます。
関田山脈の北方はいつもの景色が広がっています。
滑降前に若者に記念写真撮ってもらいました。
30分ほど休んだ後北東尾根を滑降です。
ところが股関節の痛みで左足ターンができません。
無理すると両足が痙攣して激痛が走りました。
「あっこれは脱水症状だ」とわかりました。
ハイクアップ時の大量発汗による脱水症状が現れたのです。再び尾根上に腰を下ろして水分補給しながら休憩しました。
「まあ明るいうちに下ればいいや」と思いながらブナ林に癒されます。
信越国境を越えて越後山脈の真っ白な山並みが見えます。
ほとんど右足一本で北東尾根をゆっくり下り、樹林が疎らになった北斜面をハイクアップしたトレースの後に滑り下りました。「転倒したら痛みで立ち上がれないのでは」怖さがあったので、転倒だけは避けました。
雪原に下っても修羅場は続きましたが、林道をゆっくりと滑ったり歩いたりして田茂木池を回り込むようにして入山口に戻ってきました。
13時半に山頂を出て16時近くになり下山も2時間半もかかったことになりました。
ここでも「同行者がいたら大変な迷惑をかけた、単独で来てよかったな~」という思いでした。
着替え中も両足が痙攣し激痛が走り、脱水症状が続いていることが分かりました。
「バックカントリースキーもそろそろ潮時かな」と悲しい気持ちになりながら温井を後にしました。
体力・技術共に不足しているのでこれからは無理しないところで楽しもうと思っています。
気力だけでは補えないバックカントリースキーですね。
無事 かえってこられてよかったです
先週、根子岳行ってきました。バックカントリースキーの方がいましたが、途中全く雪なしで 私、振り向いたら いつのまにか いませんでした、あきらめて 下山したようです。わたし?半分まで行ったらガスで 恐くなって 下山。だって登山者 いなかった。
by mama (2016-03-19 21:00)
コメントうまく反映できるようになりました、画像認証の大文字小文字の問題だったようです。(笑)
ナガイさんのコメントも前と違う、このグログに跳んだのに
by mama (2016-03-19 21:05)
mamaさん
残雪の山も毛深い山になって、今年はもう私の技術ではバックカントリースキー楽しめる場所はありません。
早めに山歩きに切り替えですね。
残雪の山にこれから出かけてきます。
mamaのブログにもコメントできるようになりましたので、ちょくちょくお邪魔しますね。
by kamoshika-nagai (2016-03-20 09:46)