乙部岳 [登山]
「2022夏・北海道山行」最後の山は、道南の乙部町にある乙部岳です。山頂にある雨雪量観測レーダーの管理道路を12キロ、往復24キロ延々と歩いて山頂を踏みました。
前夜は乙部町内の海岸線にある館の岬の駐車場で車中泊しました。海岸線を走る「追分ソーランライン」のR229は館の岬岬ら旧熊石町までは長い間通行止めが続いているようです。
翌朝乙部岳登山口への道を探しますがなかなか見つかりません。R229が海岸線を離れて内陸部を走る迂回路の途中に「乙部岳」の標識があり分岐していました。分岐した道路を走り道道1061号線と交差していましたが、そのまま直進して畑地の中に入ってしまいました。1061号線に戻って終点まで進むとようやく登山道入口に進む林道に入ることが出来ました。
林道入口には「乙部岳登山道入口まで・・キロ」の標識が有りましたが、砂利道の林道をゆっくり走っても登山口は現れません。乙部岳は沢コースと尾根コースがあるので二つとも見落とすはずがないと思っていたのですが・・・。(いったん車を止めた赤い鳥居のある九郎嶽神社が尾根コースの登山道入口であったことが下山後分かった)林道は山頂まで続いていることが分かっていたので、「行けるところまで行こう」と荒れた林道に車を進めました。林道入口からは約・・キロほど走ると林道分岐地点で、山頂に続くと思われる道は「路面不良により通行止」の看板が有り、分岐する林道のゲートの脇に車を止めて車道を歩くことにしました。
林道はこの先車が走れる状態でしたが、やがて倒木や落石地帯も現れて、やはり通行不能ではありました。そんな中延々と林道歩きが続きます。林道終点に姫待峠があることが分かっていましたが、そこまでがどのくらい距離があるのかわかりません。曲がるたびに「あの先が姫待峠」と期待しながら約6キロを2時間歩いて姫待峠に着きました。
驚いたことに姫待峠から先は舗装道路です。
峠から少し先に広場があり駐車スペースです。ここら辺りで雲行き怪しくなったので雨合羽を着ました。足元は最初からゴム長靴です。舗装道路でゴム長靴歩行は苦痛です。腰にも響いて難行苦行の車道歩きが約5.5キロありました。天気が良ければ展望が楽しめそうな車道を1時間半歩いてようやく乙部岳山頂に着きました。
山頂には巨大な雨雪量観測レーダーが立っていました。
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