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秋山郷・切明から笠法師山 [登山]

秋山郷の最奥切明から志賀高原の岩菅山に延びる尾根上にある笠法師山に登ってきました。切明発電所の鉄管路の巡視路を登り、その先も緩まぬ急登が続いていて標高差1000mを凌ぎました。山頂稜線の一角笠法師山南鐐まで登りましたが、山頂の三角点は屈強な根曲竹の藪の奥にあり、この暑さの中で藪山突入を諦めました。

山頂の一角南鐐から見る佐武流山と右奥は白砂山です。

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 前夜は雄川閣の駐車場で車中泊しました。夜半激しい雨が有り登山は無理かあなと思わせられるほどでしたが、夜明けにはすっかり晴れて絶好の登山日和になりました。

 登山の支度をしていると長野ナンバーの車が乗り付け素早く支度をして出かける方がいました。「笠法師山ですか?」と聞くと、「そうです」と云うことで今日は先行者がいる笠法師山になりました。

 私もすぐ後に続いて4:50の出発です。雄川閣から川原に下って吊り橋を渡ると東京電力の切明発電所です。

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発電所の左奥に鉄管路の巡視路が有り、これが登山道になっています。急斜面にジグザグ切って高度を上げて行きます。高度差約200mほどを40分ほどかけて鉄管路の上部まで登りつきました。
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子の手前で標識を見誤り数分のロスタイムでしたが水槽施設の先に「岩菅山方面」の看板が導いていました。
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ここからはもう間違うことのないトレイルが続いていましたが、急登が連続する厳しいトレイルです。スマホのGeographicaが高度を声出しで教えてくれるので100も気に一本立てながら高度を上げて行きました。
1545m標高点付近まで来ると一旦傾斜も緩みました。しかしその先もまた傾斜を増して、1750m付近まで続きます。標高1600mを超える付近からは根曲竹が切り開かれた登山道です。
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梅雨明け模様で気温上昇で汗びっしょりかきながら登り、樹林の中で一休みしていると先行した若者が下ってきました。「どこまで行ってきたの?」と尋ねると「焚火跡のある場所まで行ってきた」と云うことです。ここまで3時間半ほどかかっていましたが、ここから1時間以上はかかると思われる笠法師山南陵まで行ってきたということに驚きです。私の倍速の早さです。
やがて標高1750mほどの地点に登ると根曲竹が切り開かれた広場に着きました。ここまで既に4時間近くかかっていました。4時間で登りつくと思っていた笠法師山南陵ですが、もうその時間を要していました、
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まあ急ぐ旅でもないしと思い、ゆっくり休憩取りました。笹薮の彼方に稜線の奥の烏帽子岳が姿を見せていました。
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再び根曲竹の切り開かれた道を行きます。眼前に笠法師山が見えてきました。
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ここらあたりから山腹を巻く道になり張り出した木の根や根曲竹などで歩き難くなります。
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笠法師山を巻くころになると山頂に登る形跡をさがしながら進みますが根曲竹の密集です。とてもこの藪を突破して山頂を目指し気力はわきません湧きません。
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真木美智和さらに続きます。上方を見上げれば途切れの無い根曲竹地獄です。
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もうよれよれになりながらもようやく目的地付近まで来ました。
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切明発電所からは5時間以上かかって10:05に漸く笠法師山と肩を並べる標高の南陵に着きました。
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すぐ先には丸太のベンチが有り、焚火跡も有りました。「途中で下山して行った若者が本当にここまで来たのか」と思い程の時間がかかっていました。
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とてもここから300mほどあると思われる三角点の有る山頂を目指すことは出来ませんでした。
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根曲竹の密集地帯に突入した形跡もありましたが、この暑さと疲労の中では突入する気力はありません。
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稜線を少し進んで佐武流山や白砂山をカメラに収めました。残雪季に登った八十三山や大倉山も見えるはずですが山座同定は出来ませんでした。一昨年登った坂倉山も姿を見せているはずです。岩菅山に続く両線も反対側からこの先すぐ先に有る烏帽子岳まで歩いています。よくもまあこの山深き地点の山歩きを楽しんだものと自分でも納得するものでした。
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丸太のベンチに腰を下ろし早いながらもランチ休憩です。30分ほどの休憩をとって往路をゆっくりと戻りました。途中で2回ほど足が攣りツムラの68を含んで事なきを得ました。下山は登山道脇に咲く花々を観ながら、そして登山道ににょきにょき生える根曲筍を少し採りながら余裕の下山でした。
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登りに5時間以上要しましたが下山は3時間ほどで下って13:45に雄川閣に着きました。
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「行動時間」
雄川閣4:50~切明発電所~鉄管路上部5:35~広場8:45~笠法師山南陵10:05/10:40~広場11:45~雄川閣13:45

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