金松寺山と天狗岩、黒沢山は敗退 [登山]
松本市梓川の金松寺山と天狗岩に登り、天狗岩から稜線伝いに黒沢山を目指しましたが、笹薮濃く自分の体力脚力では黒沢山までの日帰り登山は無理と判断し、標高1994m地点で引き返しました。
黒沢山は私の取って遥かなる山になりました。
天狗岩から見る松本平です。
黒沢山は昨年鍋冠山の登山口、冷沢からアタックしましたが、笹薮濃く、黒沢山までの中間点とも言える、小さな社が置かれた「ますがた」地点で、着衣の濡れがひどく前進をあきらめました。今回は反対側の金松寺山・天狗岩からのアタックです。事前にヤマレコなどの記録を見て、天狗岩まで4時間・黒沢山まで往復5時間・下山3時間の12時間のロングラン山行を覚悟して登山口の金松寺に来ました。早朝行動が必要なので前夜登山口泊です。
前日、金松寺山林道入口の獣除けゲートを開けて、0.5キロほど先の車両進入規制のゲート地点まで下見しましたが、歩いても20分ほどの距離なので車は金松寺下の運動広場に停めさせてもらいました。
金松寺を4:40の出発です。すぐに獣除けゲートを開けて林道に入りました。
(画像は下山時撮影)
そして5時前に車両進入規制のゲートを潜りました。最近走ったと思われる轍の残る林道を約2キロ30数分で歩き登山道入口です。送電鉄塔巡視路を兼ねているようです。
すぐに林道崩壊地が有りましたが梯子などが設置されていて安全に通行できました。
そして登山道は途中送電鉄塔への道を2回ほど分けて、ヒノキ林の中ジグザグ切って快適トレイルが続きます。
そして登山道は途中送電鉄塔への道を2回ほど分けて、ヒノキ林の中ジグザグ切って快適トレイルが続きます。
(下山時撮影)
快適トレイルを1時間半ほど歩いて金松寺山山頂分岐地点に来ました。
金松寺山は下山時のお楽しみにして、巻き道を20分ほど進んで稜線の金松寺山山頂からの道と合流地点です。
合流地点から天狗岩への道も快適トレイルが続きます。
目指す黒沢山も見えてきました。黒沢山の左に黒白斑模様の常念岳も見えています。
金松寺から4時間、予定通り8時40分に天狗岩に着きました。2回目の天狗岩ですが記憶にはありませんでした。
山頂手前のビューポイントから眼下の松本平です。
鉢盛山は眼前です。
10分ほど休憩して黒沢山を目指します。
踏み跡・赤布が下がると思っていた登山道からの分岐地点ですが、入り口に赤布があるだけで腰丈の笹薮に突入です。
踏み跡・赤布が下がると思っていた登山道からの分岐地点ですが、入り口に赤布があるだけで腰丈の笹薮に突入です。
一旦50mほど高度を下げて最初の標高点1993m地点を目指します。GPS見ながら間違いはないのですが、笹薮が煩く前進もままなりません。それなりの踏み跡も期待してきたのですが、笹薮の下にそれらしきはなく、倒木や窪みに足を取られながらの難行苦行が続きます。
金松寺山までの標高差1200mを歩いて来た疲労もあるのかもしれませんが、とにかくすぐに息が切れてしまいました。時々「オェー」とこみあげてくるのは脱水症状も前触れで、その都度藪の中で水分補給です。
1993m標高点には、金松寺山からなんと2時間もかかってしまいました。腰・膝丈の笹薮の中です。
黒沢山方面への尾根も今までと変わらぬ笹薮続きです。
GPSで地形図を確認して、「どう見ても黒沢山まではまだ2時間はかかる」と思い、木の根に腰を下ろして逡巡しました。付近に踏み跡も探しましたが尾根上に踏み跡・赤布が有りません。笹薮漕ぎで体力消耗も激しく、已む無くここで撤退を決断しました。
行に2時間近くかかった1993m標高点からは1時間で天狗岩に戻りましたが、息も絶え絶えです。あのまま黒沢山目指していたら藪の中で息が絶えてたかもと思うほどでした。天狗岩の尾根に登り返す寸前には男性の登山者が大声上げて下って行く所でした。
登山道に腰を下ろし15分ほどランチ休憩取りました。そして気を取り直して登山道を下って行きます。登山道脇に咲くスミレが着かれ鵜を癒してくれます。
金松寺山山頂には45分ほどかかって13時の到着です。
「行動時間」
金松寺4:40~林道ゲート5:00~林道終点登山口5:30~金松寺山直登コース分岐7:00~稜線合流点7:20/7:30~天狗岩8:40/8:45~1993m標高点10:40/10:55~天狗岩12:00/12:05~金松寺山13:00~登山口14:05~林道ゲート14:30~金松寺14:45
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