大桑村の大鈴山

木曽路の里山探訪4日目は大桑村の大鈴山です。今は廃業した「鹿の湯」の奥に延びる林道に入って林道を瞑想が何とか入山地点に辿り着き杣道と植林地そして笹薮を突破して山頂に立ちました。山頂に三角点も標識もありません。GPSで位置確認しました。

 

大桑村の中心地の木曽川左岸から右岸に渡る橋が架け替え中で結局阿寺橋周りで右岸道路に出ました。鹿の湯にカーナビをセットして走ったのでその先は迷うことなく目的地の林道ゲートまで走れました。（林道起点付近射ある鹿の湯と思われる施設は廃業したのか見当たりませんでした。）林道ゲートは施錠されていて「大型車両頻繁に出入りするのでゲート前駐車禁止」の看板が立っていました。ゲートから３００mほど戻った舗装道路の終点付近に駐車スペースが有ったので引き返して車を止めました。（ここは林業作業員の車の駐車場所であって止めたらだめと後で言われた）登山支度している間に大型トラックと材木積み込み用の作業車が林道に入って行きました。

林道ゲートにはジャスト７時に入りました。

林道を０．５キロほど進むと林道は二俣に分かれていて、材木積み込み作業をしていました。私は地形図で確認することもなく直進する林道に入りました。黙々と林道を歩いていると林業作業者が数台の車に乗って来ました。先頭車が「どこへどんな目的で」と聞いてくるので「大鈴山へ三角点調査」と適当に答えました。そして車を止めたことを咎められました。林道を１時間少々進むと先ほどの林業作業員が仕事を始める時間で、林道は終点になっていました。その時初めて持参した地形図を確認し大鈴山への林道とは違う林道を歩いてしまったことが分かりました。林業作業員からも間違いを指摘され頭をかきながら林道を戻りました。約１時間半近くのロスを覚悟しました。数分下るとワゴン車が下ってきて「送ってやるから乗れ」というありがたい申し出でです。「三角点調査は何処から請け負ったか」などと聞いてくるので仕方なく「自分の趣味だ」と答えると、運転手の態度も変わったように見受けして悪い気がしたものです。

林道分岐まで約２．５キロを送ってもらって、左に分岐する林道に入りました。すぐに索道で集材作業している地点を過ぎて地形図を見ながら黙々と歩きました。途中で腹ごしらえして、戻った分岐から１時間１５分ほどかかって大鈴山への入山地点の沢入口に着きました。結局7時に林道ゲートを出て２時間半後です。

地形図とGPSで間違いないことを確認して沢の左岸に付けられた杣道に入りました。草の被さる杣道ですがほとんど消えかけていて沢の脇を高度を上げて行きました。そして所どころに黄色いテープの撒かれた樹木が有ってそれを追うことにしました。やがて涸れ沢となって右岸側に渡りヒノキの植林地を直登するようになりました。急斜面のヒノキの植林地で倒木も多いです。

こんなところには大概林業関係者が歩く杣道が有るのですが、そんなものを当てにせず強引に直登して高度を上げて行きました。３０分ほど踏ん張って大鈴山から派生する支尾根に登り上げました。尾根上は笹薮でした。

笹薮は上に登るに従って濃くなってきましたが黄色いテープが巻かれた樹木が良い目標です。

笹薮を漕いで漸く主尾根に登りつきましたが主尾根もまた笹薮地獄です。

主尾根上の笹の下にはそれとなく踏み跡が有り１５分ほど歩いて大鈴山山頂と思われる尾根の最高点に着きました。

三角点も標識もない大鈴山山頂です。GPSで山頂を確認した後、笹を１Ｍ四方切り開いてホワイトボードに山名記載して山頂写真です。

藪の中では休憩もままならずしばし休憩と給水とって往路を外さないように下りました。入山場所の小沢入口まで1時間林道を1時間で歩いて2時間少々で駐車地点に戻ることが出来ました。林道を間違えて1時間ほどのロスタイムが有りましたが藪山の大鈴山を踏めて安堵の気持ちで阿寺橋まで車を走らせました。

「行動時間」

２０２１年１０月8日

林道ゲート手前駐車地点６:５０～林道ゲー７：００ト～間違えた林道終点７：５０/８：００～車～林道分岐地点８：２０～大鈴山入山小沢入口９：３０～大鈴山１１：００/１１：２０～小沢入口１２：２０～駐車地点１３：２０

午後からは大桑村の高山に登ろうかと思っていましたが、この時間からはもう入山は無理です。日帰り入浴の有る阿寺荘に走って、付近御蕎麦屋で昼食を摂った後阿寺荘で汗を流しました。
阿寺荘からは翌日の登山予定の上松町に走り、甚太郎山の入山場所の才児牧場までの道を確認した後、上松町の某所で車中泊しました。