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塩見岳 [登山]

「カモシカ永井親子二人連れ登山隊」お盆休みに予定していた塩見岳ですが、秋雨前線の大雨で敢え無く中止してしまいましたが、2週間遅れの8月28日の塩見小屋の予約が取れたので出かけてきました。数年前から計画していた塩見岳ですが、晴天の下ようやく山頂を踏むことが出来ました。

三伏山付近から見る塩見岳の雄姿です。

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前夜は大鹿村の道の駅に入って車中泊の予定でしたが、R152の分杭峠付近から先が昨年の7月から通行止めとなっていて、R153を回ることになってしまい,飯島町の道の駅で車中宴会の後車中泊しました。
翌朝夜明け前に大鹿村を目指しましたが中川村村内の細い道に入ってしまい、大鹿村に入ったのは5時過ぎになりました。道の駅で一休みの後鳥倉林道に入りました。長い鳥倉林道ですが舗装道路の快適林道です。結局入山口の鳥倉林道越路ゲートには6時過ぎの到着になりました。越路ゲートの前の第一駐車場は満車で入り込む余地はなく、1キロほど戻った第二駐車場も満車です・所どころにマナー違反の路肩駐車する者もありましたが、ここは地元車両がマナー違反をするわけにはいきません。結局越路ゲートからは1.5キロほど下った第三駐車場に車を停めました。
素早く支度をして第三駐車場を6:15の出発です。林道を20分ほど歩いて越路ゲートに来ました。満杯の駐車場は保トンで金外ナンバーの車です。第一駐車場にはtoiletが有るのでここで用を足しました。一般車両通行規制された越路ゲートは結局6:45の出発となりました。当初予定ではここを5時には出発と思っていたので、大幅に遅れた出発で途中の予定変更もと思いながらの林道歩きでした。豊口山の大岩壁の下の舗装された林道を45分ほど歩いて三伏峠への登山道入口には7:30に着きました。ベンチで朝食のおにぎりを頬張って7:35に登山道に入りました。登山道入口には「三伏峠3時間」の標識が有りました。

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登山道はしばらくシダ類の茂る中を行きます。やがて豊口山から派生する尾根を乗越して豊口山の山腹を巻くように高度を上げて行きます。とてもよく整備された登山道で勾配三緩く快適に高度を上げて行くことが出来ました。三伏峠まで(1/10)から(10/10)までの距離標識もたてられていてよい目安です。各々が約20分のインターバルです。歩く速度がムスコとはだいぶ開きがあるので各標識で待ち合わせするようにして歩きました。(3/10)を過ぎると豊口山への分岐です。実は今回は豊口山も登る予定でしたが、明日下山時に登ることにしました。
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豊口山分岐から少し高度を上げると巻き道となり荒れた登山道に代わり、(7/10)の先には水場が有り、冷たい沢水でのどを潤し、それぞれ2リットルの水をザックに入れました。(三伏峠の水場は登山道を10分ほど下る)重くなったザックですがムスコは苦も無く担いでくれまた先を行きます。水場からは途中で今は廃道状態の塩川土場からの道を合わせて三伏峠まで休憩なしで登り上げました。私はは登山道入口からは3時間10分ほどかかって11:45の到着でしたが、ムスコは15分も早く着いていました。(コースタイム3時間ですが普通に歩けば3時間は楽に切れる)
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コロナ禍で緊急事態宣言が各地に発出されているのに三伏峠付近は都会から来た登山者で大賑わいです。小屋脇のシラビソの下に腰を下ろしお湯を沸かしてカップラーメンでお腹を満たしました。
40分ほどのランチ休憩の後は塩見小屋目指して11:25三伏峠を後にしました。三伏峠までが塩見小屋迄の丁度半分の行程です。小屋の前のテント場も隙間なくテントが張られていました。テント場も予約制になるほどの賑わいぶりです。私もここで2回ほどテントを張ったことが有り懐かしいばかりです。
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テント場からすぐ先で右に小河内岳から荒川岳方面の道を分け塩見小屋への登山道に入りました。
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三伏峠からは15分で好展望台の三伏山に着きました。
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ここで初めて塩見岳を見ることが出来ました。見事な山容で、私の好きな山10指に入ります。
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三伏山からはシラビソやコメツガの中を少し下って行き、本谷山に登り返します。2005年仙塩尾根を幕営縦走の際本谷山から三伏峠までは下り勾配とばかり思っていたのに、三伏山の登り返しでグロッキーになったことを思い出しながら歩きました。三伏山から1時間15分かかって14時前に本谷山に到着です。
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本谷山から派生する尾根の先端にある黒川牧場や二児山も良く見えました。この尾根には未踏の山が3山有り、いつかは歩きたいものと思っています。
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本谷山からは緩く下って行きます。途中シラビソ林が枯れて展望が開ける場所が有りました。塩見岳がだいぶ近づいてきました。
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本谷山を下りきるころは深いシラビソ林の中を行きますがとてもよく整備された快適トレイルが続いていました。
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本谷山を下り切って塩見岳への登りにかかるとと登山道は傾斜を増していました。私はこの辺りで疲労が出てなかなか足が上がらなくなり、挙句は右足が攣り歩行不能状態になりましたが、持参したツムラの「芍薬甘草湯68」を服用し事なきを得ました。最後の休憩待ち合わせの塩見信道分岐にはムスコに遅れること15分でした。塩見新道は1999年ムスコと二人日本百名山を目指したころ三峰川奥の大曲から歩いた懐かしい登山道です。実はこの分岐から10分ほど下った場所にあり、登山道からは5分で山頂踏める権右衛門山も登頂予定に入っていたのですが、この披露具合では諦めざるを得ませんでした。分岐から先は森林限界に出てハイマツ帯の中岩稜混じり急坂を登って行き、分岐からは10数分で今日の終点塩見小屋に辿り着くことが出来ました。鳥倉林道第三駐車場を出てから約9時間、三伏峠からは3時間40プもかかって15:10の塩見小屋到着でした。
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小屋は数年前に新築されて1999年宿泊した時とは違って快適です。toiletは以前と変わりなく携帯トイレ使用です。コロナ感染防止対策も行われていて個人ごとに仕切り版が設けられていました。私たち二人は仕切り版の無い二人のブースで荷案愛されました。登山靴を脱ぎ、汗で濡れた着衣を着替えて寝具のシュラフに寝そべってしばし休憩取りました。
1時間ほど休憩しお楽しみの二人での酒盛りです。小屋のすぐ上の登山道脇で枯れ木に腰を下ろしながら950円のロング缶ビールと持参した500mlのワイン2パックを飲みながら大展望を楽しみました。
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ここから見上げる塩見岳は槍ヶ岳山荘から見上げる槍ヶ岳より荒々しくて荘厳です。
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北岳・間ノ岳・農鳥岳の白根三山も良く見えます。
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こちらは荒川三山と右奥に赤石岳です。(悪沢岳は左に隠れています)
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夕飯は5時半からでここも感染防止対策の取られた食堂で10名くらいずつの食事になりました。カレーライスと聞いていた小屋飯ですが粗末な夕飯で少々がっかりでした。夕飯時には小屋番のオヤジさんが挨拶してくれました。
夕飯を食べるとやることはありません。部屋に戻って早々とシュラフに潜り込みました。疲労と心地よい酔いで白河夜船と云いたいところですが、神経が高ぶっているのか熟睡には程遠い夜となりました。

「行動時間」
鳥倉林道第三駐車場6:10~三伏峠登山道入口7:15/7:35~三伏峠10:45/11:25~三伏山11:40~本谷山12:50/13:00~塩見信道分岐14:40~塩見小屋15:05


レポは2日目に続きます。

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