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追憶のお盆山行 [登山]

2021年のお盆休みは戻り梅雨のような天気になって楽しみにしていたムスコと二人の南アルプス塩見岳登山を断念せざるを得なくなりました。

1998年から始めたカモシカ永井の登山人生ですが、お盆休みに山に行けなかったのはこの24年間で今年が2回目でした。

その他の22回のお盆山行を追想してみたいと思います。

2001年8月17日「カモシカ永井親子二人連れ登山隊」2年連続で北海道に遠征し、利尻岳で百名山完登しました。

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1997年 白馬岳
お盆休みより3日早い8月10日に白馬大雪渓を登りました。大雪渓を登り切るころには雨が降り出して、びしょ濡れになって白馬山荘に逃げ込みました。ここで停滞していた登山者が百名山自慢をしていることを耳にして俄然百名山に目覚めたものです。下山は白馬岳踏んで三国平~白馬大池~白馬乗鞍岳~栂池自然園に下りました。


1998年 穂高連峰
の年から本格的に百名山巡りが始まりました。7月の海の日の休日には三股から常念岳~大天井岳に登り大天荘で一泊の後、西岳から東鎌尾根を槍ヶ岳に登りました。翌日槍ヶ岳山荘から槍沢を上高地に下りました。
お盆休みの前には穂高岳を目指し、ギュウギュウ詰めの涸沢ヒュッテに泊まり、北穂高岳~唐沢岳に登って穂高岳山荘に泊まって、三日目に奥穂高岳~前穂高岳踏んで岳沢を上高地に下りました。涸沢岳に登り切る岩場のバンドで地震に遭遇し目の前を巨岩が落下して行く恐怖が有りました。


1999年 裏銀座から笠ヶ岳迄の縦走

この年からテント泊登山を始まりました。志賀高原などで何回かテント泊の練習をした後お盆休みにはブナ立尾根を登って裏銀座を野口五郎岳~水晶岳~鷲羽岳、黒部五郎岳、そして双六岳から笠ヶ岳まで縦走し笠新道を新穂高に下りました。烏帽子キャンプ場・野口五郎キャンプ場2泊・三俣山荘キャンプ場&三俣山荘・笠ヶ岳山荘泊の6泊7日のロング山行でした。まだこの時期ムスコが脚力不足でしたので途中小屋泊を織り交ぜての縦走でした。


2000年 北海道遠征羅臼岳・斜里岳・トムラウシなど
百名山巡りも佳境に入りいよいよ北海道遠征です。羽田空港から女満別空港に飛んでレンタカーを借り、羅臼岳を皮切りに斜里岳・雌阿寒岳・トムラウシ・十勝岳に登りました。
斜里岳を下りた後、阿寒湖畔の宿で会社の同期の桜酒井さんご夫妻と親交を深めることが出来ました。帰路札幌に寄ってススキ野の夜も楽しむことも出来ました。


2001年 2回目の北海道遠征 羊蹄山・幌尻岳・大雪山・利尻岳
モシカ永井親子二人連れ登山隊、百名山完登の北海道遠征でした。新潟から小樽迄初めてフェリーに乗り北海道に入りました。羊蹄山に登り、幌尻岳・大雪山旭岳から裾合平を歩いて、最後は利尻島のキャンプ場で野営して利尻岳で百名山完登を果たしました。この年の思い出は、今は私の登山人生で一番多く同行登山している「ほろしり氏こと萱野さん」とお会いしたことです。知り合いになってから20年以上にもなる今も、北海道や北アルプスなどの山での親交は続いています。また百名山完登の後、稚内からオホーツク海岸沿いをサロマ湖から北見まで走りましたが、途中の興部海岸では昭和35年高校3年の時に「オホーツク海を見たい」と旅した時に泊まった海水浴場付近を散策して40年ぶりの思い出に浸りました。北見では酒井さんご夫妻が百名山完登を祝ってくれました。その後中札内の花畑牧場に寄って牧場長のタレント田中義剛さんとアトラクションを楽しむことが出来て、ムスコは百名山完登より嬉しそうでした。

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2002年 北Alps読売新道
百名山完登の後ムスコは就労先も見つかり、親子での登山は中断することになりました。私は目標を日本三百名山に切り替えて精力的な登山を継続中です。お盆休みには志賀高原の山を登った後お盆休み明けにブナ立尾根を登って烏帽子岳を踏み、裏銀座を野口五郎岳から水晶小屋に入って読売新道を水晶岳~赤牛岳~奥黒部ヒュッテに下り、最後は黒部ダム湖畔を歩いて扇沢に戻りました。水晶小屋で泊まりましたが烏帽子小屋と奥黒部ヒュッテは幕営山行でした。赤牛岳を下る時は大きなザックを担いで走るように下り、先行していた婦人グループを追い越す際は顰蹙をかいました。まだまだ元気いっぱいに山を歩いていた頃です。
縦走路の三ッ岳付近で雷鳥がポーズをとって迎えてくれました。
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2003年 奥秩父国師ヶ岳・小川山
三百名山と信州百名山を選んで小さな山行が続いていましたが、この年の盆休みには奥秩父の国師ヶ岳と小川山の登りました。日帰り登山一日だけのお盆山行でした。
2004年 槍ヶ岳・穂高岳連峰縦走
新穂高から槍ヶ岳山荘に入り、槍ヶ岳~南岳~北穂高岳~奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳を縦走しロープウェイ利用で新穂高温泉に下りました。この頃には危険な岩稜地帯も気にならなくなりました。この山行では地元の青年マッケン君がジャンダルムをサポートしてくれました。
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2005年 南alps仙塩尾根縦走
三百名山にプラスして日本百高山も目指していました。広河原から草滑りを小太郎尾根に登り、小太郎山を往復した後北岳から北岳山荘に入って幕営、翌日は間ノ岳から仙塩尾根に入って安倍荒倉岳・新蛇抜山・北荒川岳に登り、今は閉鎖された雪投げ沢キャンプ場で幕営、翌日は霧雨の中蝙蝠尾根を蝙蝠岳まで往復し塩見岳・本谷山などを踏んで三伏峠で幕営しました。最終日は今は塩見岳などの登山基地でなくなった塩川土場に下りました。百高山を数座踏みましたが最後は天候に恵まれずに苦い思いの残るお盆前の仙塩尾根縦走でした。

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2006年 北海道長期遠征 カムイエクウチカウシ山など15座
この年の3月で長らく勤めた会社を2回ほど転籍の後、サラリーマン生活にピリオドを打ちました。誰にはばかることなく長期休暇が取れたので、念願の北海道遠征に出かけ3週間ほどで20数座の山に登ることが出来ました。主な山はカムイエクウチカウシ山・アポイ岳・芽室岳・大雪山の白雲岳・黒岳・雄阿寒岳などに登り、知床硫黄山では一等三角点百名山を完登しました。そして5年ぶりに利尻岳に再登山して礼文島に渡って礼文岳にも登りました。折り畳み自転車が大活躍した北海道遠征山行でした。この年には日本三百名山・一等三角点百名山・百高山を完登しました。
カムイエクウチカウシ山をバックに同行のほろしり氏です。

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2007年 立山~五色ヶ原~スゴ乗越~薬師岳~太郎平縦走
2年ほど前からムスコが山に復活してカモシカ永井親子二人連れ登山隊再結成していました。昨年海の日の休日に折立から雲の平に入りましたが、梅雨末期の豪雨で薬師沢出合の黒部川徒渉地点で濁流にのまれて「黒部ダム直行」という命を落とすのではと思う恐怖を感じたものですが、今年はこれに懲りず立山から五色ヶ原とスゴ乗越に幕営し、薬師岳踏んで太郎平に幕営して、折立に下りました。
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2008年 飛越トンネル~北ノ俣岳~太郎平~高天原温泉~鷲羽岳~黒部五郎岳~北ノ俣岳を周回
「親子二人連れ登山隊」北Alpsの秘湯・高天原温泉に入りたくて長期の縦走でした。飛越トンネルから入山し、北ノ俣岳の稜線から薬師沢テント場に歩いて幕営、2日目は一昨年危険な目に遭った薬師沢小屋の黒部川を超えて高天原温泉小屋に入り高天原温泉に浸かりました。3日目は黒部川源流を三俣山荘に入り鷲羽岳をピストンして」幕営、4日目は黒部五郎小屋までのお花畑を待っ満喫しながら短い距離を歩いて幕営、最終日は黒部五郎岳から北ノ股岳の稜線を歩き北ノ俣岳から飛越トンネルに下山しました。下山は日が落ちた20時近くになってしまいました。この山行も忘れられない山行でした。
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2009年 新穂高~双六小屋~抜け戸岳~笠ヶ岳~クリヤ谷~栃尾温泉槍見館
新穂高~双六小屋のキャンプ場に入って幕営、翌日は10年ほど前に歩いた笠ヶ岳への稜線を弓折岳・抜戸岳などに登って縦走し笠ヶ岳キャンプ場で幕営、「3日目には笠ヶ岳からクラシックルートのクリヤ谷を9時間かけて栃尾温泉槍見館に下りました。クリヤ谷下山時は、笠ヶ岳縦走時に稜線で知り合った東京都の新川さんがグロッキー気味のムスコをサポートしてくれて無事下山できました。
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2010年 蓮華温泉~朝日岳~雪倉岳~白馬大池~蓮華温泉
蓮華温泉から五輪尾根を朝日岳に登り、朝日小屋で幕営、朝日小屋の夕飯を頂きました。翌日は雪倉岳で風雨に見舞われて雪倉避難小屋の避難しました。3日目に三国平~白馬大池~蓮華温泉に下りました。雪倉避難小屋でお会いした神奈川から来た結城さん親娘と最後まで一緒に歩くことが出来た。
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