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白馬村東山山塊の物見山 [登山]

白馬村東山山塊の物見山に登りました。
朝焼けの白馬三山の好展望地の野平から、柄山峠越の善光寺古道を東山山塊の主稜線まで歩き、稜線分岐から物見山まで往復してきました。

新緑の善光寺古道は緩やかで癒しのトレイルが続いていましたが、物見山までの道は笹の被さる煩い道ではありましたが、笹の下にしっかりした登山道が有り迷う所はありませんでした。
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前夜は野平集落の入口にある公衆トイレも完備した駐車場で車中泊しました。夜明け前に2台の車が乗りつけて不審に思いましたが、野平は朝焼けの白馬三山から後立山連峰の撮影ポイントでアマチュアカメラマンが撮影に来たようです。2台の車は集落の奥に向かってゆきましたが3代目の車はこの駐車場に車を停めて棚田の中の道を歩いてゆきました。朝焼けに染まる白馬三山は頭を雲に隠していましたが五龍岳・鹿島槍ヶ岳は姿を見せていました。

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棚田の脇の道を走って柄山峠への登山口に向かい途中には「道路上で三脚撮影禁止」などの看板も立っていました。集落最奥から柄山峠越の善光寺古道入口に車をつけました。
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善光寺古道入口には登山ポストが有り中には「柄山峠越」の案内書が備え付けられていました。私も一枚頂いてきました。(昭和38年にR406の白沢峠が開通するまでは善光寺参りや戸隠神社参拝に利用されていた古道)
古道は当初はスギ林の中を突きますがやがて雑木林からブナ林の新緑の中緩やかに高度を上げて行きます。この時期まさに森林セラピーを浴びての快適トレイルが続いていました。
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急坂も現れますがそれほど疲れを覚えることもなく1212mピークに登りつきました。1212mピークからはいったん高度を落とし1270m付近にある送電鉄塔に上り上げて行きます。
登山口からは1時間半ほどで送電鉄塔に着きました。
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送電鉄塔から先も新緑の中癒しのトレイルが続いていました。
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傾斜の増した尾根道の「堀切」から主稜線への最後の急坂を凌いで行きます。樹脂製の階段脇にはイワウチワの群生が見られましたが、イワウチワ鑑賞にはは一月ほど遅かったようです。
野平の古道入口からは2時間、送電鉄塔からは約30分ほどで東山山塊の主稜線に登りつきました。古道をそのまま進めば「駒休めの頭」から柄山峠まではそれほど時間がかかりません。(柄山峠・柄山は昨秋鬼無里の落合から登っています)
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主稜線を北側・物見山への登山道や笹の被さる道です。
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物見山への主稜線の登山道は笹が被さってはいますが笹の下にはしっかりした登山道が有り迷うことはありません。分岐から少し先の小ピークからは白馬三山が見えましたが、行きも帰りも頭を雲に隠していました。
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(帰路撮影)
ここから初めて物見山と後方に八方山が望まれました。「まだまだ遠いな~」とうんざりですが、こういう時は「黙って1時間歩けばぐっと近づく」と云うのが私のポリシーです。
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(帰路撮影)
登山道は笹の下にあり概ねこんな状態の中を行きます。
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1335mピークからは高度を落として行き、最低鞍部に来るとこの登山道でいちばん笹薮に濃い場所でした。背丈を超える佐々を掻き分けて進みましたがわずかな距離です。
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最低鞍部からは山腹を巻くようなトラバース道に変わりました。トラバース道も笹が被さり歩きにくいですが登山道はしっかりあり、こんな状態が続きます。
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物見山が右側に近づくと登山道脇の枯れ木に古びた布が下がり物見山への分岐のようです。(登山道は八方山方面に直進していた)GPSで物見山への道に間違いないことを確認し物見山への道に入りました。ここが一番間違いやすい所で笹の下に道が有りません。上方に樹木に巻かれた赤テープが有るのが目印です。何とか笹薮を登りきると踏み跡が現れました。薄い踏み跡追って物見山へ高度を上げて行きます。
急登を直登として山頂直下です。
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そして野平の登山口からは4時間、稜線分岐からは2時間掛かって物見山山頂に着きました。三角点も無く山頂標識もない佐々と灌木の山頂です。ホワイトボードに山名記入して撮りました。
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スマホのGPSで山頂確認です。
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物見山と云うから展望が開けた山頂を期待してきたのですが、残念ながら雑木林の山頂で展望はありません。樹間には白馬三山も見えますがカメラに収めるのは難しいです。
山頂付近の画像です。
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すっかり藪が似合う男になりました。
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藪の中で虫も煩いので長居は無用です。パンを一つかじって早々に山頂を後にしました。
2時間掛かった稜線分岐までは1時間半で戻り一休み、稜線化まで2時間掛かった野平への登山口までも1時間半で下りました。
春から夏への移行期の山は新緑に癒されてとても気分が良いですね。
来週は伊那市付近の里山探訪予定です。
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「行動時間」
2021年5月31日
野平善光寺古道入口5:25~送電鉄塔7:05~稜線分岐7:30/7:40~物見山9:30/9:50~稜線分岐11:20~野平古道入口12:45

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