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苗場山から龍ノ峰・赤倉山往復 [登山]

日本百名山苗場山に登り、龍ノ峰から赤倉山まで往復縦走してきました。人気の苗場山のポピュラーな登山道とは違い草の被さる煩い道でしたが、赤湯谷に咲くニッコーキスゲなどを見ながら、苗場山さんとは一味違った自然を満喫してきました。山頂ヒュッテに泊まりましたが、新型コロナ感染防止対策で寝袋持参の小屋泊になりました。

ニッコウキスゲ見ごろの赤湯谷の湿原です。

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第1日目

前夜は登山口の古赤沢3合目の駐車場で車中泊しました。toiletも清潔であって1台も止まっていない駐車場で快適に過ごすことが出来ました。夜明け前には2台の車が到着し1台の登山者はすぐに登山道にハイ射て行きました。まだ梅雨明け前で前夜も激しい降雨が有り、登山の支度中も霧雨の舞う中でした。

小屋泊まりですが、新型コロナウイルス感染拡大防止で寝袋持参を指示されていて、50リットルのザックを担いで登山道に入りました。私より一足早く石川ナンバーの夫婦登山隊が出発して行きました。

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登山道に入って120分もしないうちに雨が降ってきました。本降りの雨で白鼻祖の大木の下で傘さしながら10分ほどやり過ごしました。出がけの雨で出ばなをくじかれ少々テンション下がり気味です。まぁ急ぐ旅ではないのでゆっくりゆっくりと登って行きます。
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各合目標識が有り、次の合目までの距離とコースタームが表示されていてとても良い目安になりますが、今まで2回登っているこのコース「こんなに悪路続きだったか」と思うほどゴーロ沢状態の登山道が続いていました。七合目付近に来ると岩稜の道となり鎖場も連続するようになりました。
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七合目・八合目と鎖場と岩ゴロの悪路を登り切って三合目の登山口からは3時間10分かかって湿原入口のツボ場に登りつきました。
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霧の中幻想的な湿原が広がっています。8年前に苗場山から神楽峰・霧の塔を日帰りした時は2時間半で登りついていたので脚力の衰えを実感させられました。
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書いてkな木道を歩きすぐさきに和山に下る道が分岐していました。この道が赤倉山に下る道と思い湿原の中の細い道に入って10分ほど下ってしまいました。和山への道はすぐに沢に入って行き赤倉山への道と違うことが分かり木道に登り返しました。約20分ほどのロスタイムです。
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九合目の標識を過ぎ木道が切れると水たまりの中岩ゴロの道となって最後の難行です。10分ほどで再び木道に出ると赤倉山への道が分岐していました。山頂ヒュッテまではわずかな距離なので山頂ヒュッテに向かいました。木道を15分ほど歩いて山頂ヒュッテに到着です。ヒュッテ前のモニュメントです。
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途中寄り道したとはいえ3時間半のコースタイムを4時間半もかかって苗場山頂ヒュッテに到着です。
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ヒュッテの管理人の出迎えを受け、ザックをデポして赤倉山を往復してくることを話しました。佐武ザックに食料と飲料水を摘めて系に出木道を下って赤倉山への分岐に来ました。
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分岐からすぐ先に苗場神社の祠が有りました。
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神社の先には手つかずの湿原が広がっていました。
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木道が切れて草の被さる道を進みますが水路状態になって登山靴はぐしょ濡れです。赤湯谷の手前ニッコウキスゲの咲く草地で一息入れました。
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休憩場所からすぐ先に赤湯谷です。片側が切れ落ちた苗場山とは違う景色が広がっていました。
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斜面にはニッコウキスゲが満開です。
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赤湯谷からは下り基調の尾根を行きます。GPSで何度か位置確認して進みますが赤倉山はまだまだ遠いです。山頂ヒュッテからは2時間で届くと思っていた赤倉山2時間半も掛かってようやく赤倉山山体にとりつきました。
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草の被さる悪路を登り100mほど高度を上げてようやく赤倉山に着きました。
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山頂ヒュッテからは2時間50分もかかっていて疲労もピークでした。昼食のパンを一つかじって赤倉山を後にしました。
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赤倉山を下って上り基調の尾根に入ると疲労と腰痛で足が進みません。1時間しっかり歩き休憩を挟み赤湯谷からして厳に戻ってきました。往路に踏み忘れた龍ノ峰を確認しながら進みます。
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GPSで龍ノ峰の三角点を確認し、登山道に目を凝らしながら進みましたが三角点を見ることは出来ませんでした。龍ノ峰山頂付近の登山道です。
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龍ノ峰三角点が有ると思われる場所からすぐ先に木道が始まりました。
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湿原の先に苗場山山頂を見ることが出来ました。
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重い足を引きずりながら木道を分岐まで戻り往路に2時間50分かかった赤倉山からはジャスト3時間かけて16時前に苗場山山頂ヒュッテに戻ってきました。朝5時過ぎに小赤沢の登山口をでて11時間も歩き続けてまさに疲労の限界でした。小屋に入る前に小屋から1分の苗場山山頂を踏みました。
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栄村の立てた山頂ヒュッテはコロナ対策もされていて快適な小屋です。
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大きなヒュッテですが今夜は6人の登山客しかいません。格安の賞味期限切れのビールを買って持参した3合のお酒を飲んで、6時には小屋飯です。「こんな質素な夕飯はないな」と思いながら頂きました。
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夕食の後はひゅう手裏にある展望台からFACEBOOKに投稿して小屋の戻り明日の天気予報などを確認し合跡は出袋に潜り込みました。

第1日目「行動時間」
小赤沢三合目登山口5:15~五合目6:30~坪場8:25/8:35~(寄り道約:20分)~苗場山頂ヒュッテ9:40/9:55~赤倉山分岐10:10~赤湯谷11:10~赤倉山12:45/12:55~龍ノ峰15:10~苗場山15:55~苗場山山頂ヒュッテ16:00

第2日目

寝袋の下に敷くエアーマットを忘れたために背中が痛く静かであっても熟睡できない夜でした。朝6時の朝食もまた粗末なものでしたがまぁ腹ごしらえもしっかりできました。朝食前から降り出した雨が本降りで小屋の前のテラスも水が流れるほどでした。パッキングを済ませて濡れるのを覚悟で山頂ヒュッテの管理人に挨拶して7時前の出発です。傘さして出ましたが雨は上がっていました。
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雨の上がった木道を快適に下って行きます。周囲の小さな川には水があふれるほどです。赤倉山分岐~巨石のゴーロ沢も水があふれています。滑らないように登山靴を水で濡らさないように慎重にゆっくりと歩きました。九合目付近から坪場の湿原を見ます。
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坪場まで1時間かけて下り一息入れました。
八合目までのゴーロ沢は完全に河川状態で水の流れる沢に変わっていました。その後も各合目ごとに一息入れながらゆっくりと下りました。天候回復を見越して登って来る登山者10組くらいとスライドし苗場山山頂ヒュッテからは3時間半かかって10時半前の下山となりました。

第2日目「行動時間」
苗場山山頂ヒュッテ6:55~坪場7:00~五合目9:45~小赤沢三丁目10:25

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