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塩の道・白池から戸倉山 [登山]

糸魚川市根知谷の再奥の白池から塩の道を角間池まで歩いて戸倉山に登り、隣の鎌倉山を目指しましたが、尾根上は猛烈な藪で2時間ほど格闘しましたが、結局山頂は踏めず無念の敗退となりました。

白池付近は糸魚川市がレジャー施設建設し誘客していますが、長野県・新潟県県境未確定区間もあり、小谷村戸土集落跡などもあって興味津々の秘境ではありました。

駒ケ岳・鋸岳を映す白池です・

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前日、大網から三坂峠までの塩の道を歩いた後、平倉山に登ってR148を糸魚川に下りました。食料を調達のあと根知谷に入って終点のレジャー施設「しろいけの森」に車を付け車中泊しました。

翌朝は夜明けを待って戸倉山への登山道に入りました。昨日の疲労残りが有り、痛い腰をかばいながらゆっくりと歩きました。途中展望台の東屋で一息入れた後、白池には15分コースを30分もかかって到着です。ここにも立派なtoilet棟と休憩舎が有りました。

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休憩舎の前に広がる白池です。
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白池からは塩の道に入ります。昨日歩いたコースは塩の道古道ですがこちらは大網峠越えの塩の道(新道)です。
こちらは歩く人も多いのでしょうか、被さる草花もしっかり刈り払いされていて快適トレイルが続いていました。
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白池から20分、ブナ林の県境を越えて角間池に着きました。途中のブナの大木に「森林管理境界林」と云う長野県森林管理署の標識が付けられていました。閉鎖されたtoilet棟の有る角間池から小谷村に入ります。
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白池は灌漑用と思われる人造池ですが、角間池は自然の池のようで神秘に佇んでいました。開発を優先する新潟県。自然保護に徹する長野県を実感させられます。(良し悪しは別です)
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ベンチも設置された角間池でゆっくり休憩し戸倉山を目指します。戸倉山は新潟県に張り出した山で昨日団体さんが歩いたと思われる足跡を追って行きます。急坂にはプラスチック製のステップも設けられた快適トレイルを登り、角間池からは40分ほどで戸倉山山頂に登りつきました。
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雨飾山や北Alps方面には雨雲がかかり、ぽつりぽつりの雨が落ちる戸倉山山頂です。
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雨飾山を見上げて一枚。
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雨飾山をバックに一枚。
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20分ほどの山頂ステイの後戸倉山を後にしました。15分ほど下って鞍部に来ると反対側のブナ林の中に、鎌倉山への道と思わせられる踏み跡が続いていました。本日の主目標は戸倉山に隣にある小谷村の鎌倉山です。
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尾根を一つ乗っ越してブナの美林の中踏み跡が続いていて、間違いなく鎌倉山に続いているものと思いました。何回かGPSで位置確認し鎌倉山を目指しますが、下り基調の尾根で鎌倉山とは違うことを確信できたのは1時間近く経ってからでした。GPSのトラックを見ながら往路を戻り鎌倉山への正規尾根にとりつきました。
尾根上は笹薮と灌木の密藪でなかなか前進できません。鞍部からは2時間ほど藪山で格闘し、10時には前進を諦ました。まだ山頂までは300mはあるかと云う地点です。藪と格闘した尾根を恨めしく振り返りながら鎌倉山尾根を後にしました。
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昨日の沓形山と云い、今日の鎌倉山と云い、小谷村の藪山は残雪季でないと山頂踏むのは無理と思いながら角間池に下りました。傷心の塩の道を白池に下り、遊歩道を歩いて「しろいけの森」駐車場には入山から6時間後の正午前の下山になりました。


「行動時間」
しろいけ森駐車場5:40~白池6:15~角間池6:30/6:40~戸倉山7:25/7:45~鞍部8:00~鎌倉山藪漕ぎ10:20~角間池10:45~白池11:05/11:10~しろいけの森11:40


小谷村戸土集落跡
根知谷の県道を終点まで走り「しろいけの森」・戸倉山登山口への道を右に分け直進すると舗装道路から砂利道に変わる所でカーナビが「長野県に入りました」という案内が有り驚きでした。砂利道は100mほどでチェーンゲートで進入禁止になっていました。空き地に車を停めて付近を少し歩いてみました。
農林大臣杉山千吉氏の顕彰碑の他北小谷小学校「戸土分校跡」などの記念石碑が立っていました。それらを見ながら廃集落の哀愁を感じてきました。
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戸土集落、戸土~鳥越峠~横川~大峠~地蔵峠越えて北小谷に至る「塩の道・千國古道」の始まりです。

戸土集落の紹介はこちら

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