霧ヶ峰のガボッチョとカシガリ山

長雨も一休みの合間に霧ヶ峰に出かけてきました。未登頂のガボッチョ・カシガリ山の登山の他、見ごろを迎えたニッコウキスゲ鑑賞などが目的です。

大門峠からビーナスラインに入って伊那丸富士見台には6時半過ぎに着きました。駐車場には車が一台も止まっていません。ガボッチョから登ろうと思い、すぐ先の富士見台駐車場に移動すると県外ナンバーの車が数台停まっていました。日曜日の早朝ここを訪れているのは佐久や付近で車中泊した観光客と思いました。晴れてはいますが付近の山々には霧がかかっていてお目当ての富士山も八ヶ岳の山々も見えないのが残念です。
朝露で濡れるので雨着のズボンを履いて、眼前に見えるガボッチョ鵜を目指して7時前に草原に入りました。

カヤトの中に踏み跡を追いますが踏み跡は千路に乱れていて、結局は目の前のガボッチョ目指して直線的に進みました。高度を数十mさげて、ガボッチョ本峰を目指す踏み跡を追いました。駐車場から30分ほどでガボッチョに着きました。ガボッチョと云うユニークな山名の由来は分かりません。駐車場・車山を眺めますが霧に頭を隠しています。

すぐ先にガボッチョ山頂の標識が有りましたが三角点はありません。

朝露で腰を下ろす場所もないのですぐ先の東峰に回りました。東峰から見るこれから向かうカシガリ山方面です。

東峰からは草地の中適当に下って踏み跡に合流しカシガリ山方面に進みました。途中からショートカットしてGPSを頼りに獣道を進みました。草地と笹原の中少々難儀しながらの歩行です。カラマツの樹林の下は膝丈の笹原で歩き易かったです。

ガボッチョ東峰から1時間ほどでカシガリ山への遊歩道に出てほっと一息つきました。

遊歩道からカシガリ山が見えてきました。この付近はレンゲツツジの群生地で、20日も前だと真っ赤に燃えていたことだろうと想像できます。

カシガリ山が近づいてきました。

遊歩道を30分ほど歩いてカシガリ山山頂です。伊那mる富士見台から来ると登山と云うより下山と云う先にあるカシガリ山ですが、茅野市の山麓から見ると立派な山容なのだろうと思いました。

山頂から来し方を振り返ります。

山頂で朝食を摂りながらしばし休憩です。

15分ほど休憩し遊歩道を戻りました。遊歩道脇に「伊那丸富士見台」と彫られて大きな岩が有りました。

伊那丸富士見台から車山がすっきりと見えました。

遊歩道をビーナスラインの「伊那丸富士見台駐車場」に戻り、ビーナスラインを歩いて駐車場所に戻り、ニッコウキスゲを鑑賞しました

シカの食害で数を減らしたニッコウキスゲ、鹿よけのフェンスを越えて行きます。

気菅の他にこんな花々も見ごろです。

ニッコウキスゲをカメラに収めて8割がた埋まった駐車場所に戻ると富士山も頭を雲に隠しながらも姿を見せていました。濡れた着衣を着替えて富士も台を後にしました。

「行動時間」

2020年7月12日

ビーナスライン富士見台駐車場６：５５～ガボッチョ７：３５～草地～カシガリ山遊歩道８：４５～カシガリ山９：２５/９：４０～伊那丸富士見台石碑１０：１０～富士見台駐車場１０：４０