南信州の里山探訪2-4 [登山]
南信州の里山探訪第2弾4日目です。昨日から阿南町の和合の山々を巡っています。「念仏踊り」で知られる和合ですが、阿南町の中でも特に山深い場所にあります。ネットで調べてみると以前は豊村と云う村名であって、昭和30年代の町村合併の際に豊村から分村して阿南町の合併したそうです。豊村に残った一方が売木村と村名を変えて現在に至っているそうです。とにかく南信州は山深い場所です。
【大津山】
4日目最初の山は廃集落ともいえる程野からの大津山です。下日影からの入山できそうですが、日吉から新野に向かう道路から程野に入って2軒の民家しかない程野の先に入山口が有ります。
廃屋の脇の沢にかかるコンクリートの橋を渡り小沢沿いに山中に入りました。10数分ほどで杉林に入り踏み跡が薄くなりました。スギ林の中適当に尾根を目指して上り上げ、尾根上でGPSで位置確認すると大津山三角点は尾根の端にありました。小さなアップダウンを繰り返しながら20分ほど尾根を歩いて大津山山頂に着きました。
山頂の反対側からも赤布が下がり踏み跡が有りましたから、下日影からの道が有るものと思われました。山頂をカメラに収めた後は往路を戻りスギ林を適当に下って駐車地点に戻りました。
「行動時間」
程野入山地点5:30~大津山6:30~入山地点7:10
大津山からは日吉から平谷村に抜ける林道を走って鈴ヶ沢の高津神社からの丸山を目指します。林道とはいえ完全舗装の快適道路を30分ほど走って「丸山登山口」の看板が立つ鈴ヶ沢に来ました。
【丸山】
地元の方には「丸山様」と呼ばれて親しまれている丸山のようです。昨日ビールを買った小さなお店のオヤジもしっかり情報を教えてくれました。鈴ヶ沢の高津神社に分岐する林道脇に駐車スペースもあるので車を停めました。高津神社まで車で入れそうですが、路面状態が気になります。
林道分岐からは舗装された高津神社までの道を15分ほどで高津神社に着きました。入口がガラス張りの高津神社に手を合わせて登山道に入りました。
登山道は急登もあり、一部笹が被さるところもありますが、概ね快適に高度を上げて行きます。途中には「熊穴」などと名付けられた場所もあります。クマさんにはちょっと小さすぎます。
頂上間近には被さるような大岩が有りました。
駐車した入山口からは1時間半ほどで「丸山様」に登りつきました。
順調に登りついてほくそ笑んだのですが、これからが修羅場でした。丸山三角点までは背丈を超える笹薮をかき分けながら進みます。以前は丸山から昨日登った西峰までの尾根縦走路が有ったのでしょうか、笹薮の下にそれなりの踏み跡が有り、「西峰→」と云う古びた看板も見ました。10分くらいは何とか進めましたが三角点の有ると思われる方向には道跡が有りません。強引に藪をかき分けながら最高点付近に達しましたが、三角点が見つかりません。笹薮の中で格闘すること10数分、結局三角点探査を諦めて藪の中に腰を下ろしました。ホワイトボードに丸山と書いて証拠写真です。
しかし「もう一度」という執念で付近を探すと腰を下ろした地点からわずか離れた場所に三等三角点発見です。
脇のシラカバの木には目印が有りました。
三角点をカメラに収めてご機嫌で「丸山様」に戻りました。地図には鳥居マークのある丸山様、今は祠もありません。付近の樹木には今はもう同志とも思えるKumo氏の赤布ハチマキが下がっていました。
三角点探しの笹薮格闘で疲労を覚えたので山頂でゆっくりと休憩しました。南信州の山々が晴れ渡った空のもとに広がっていました。愛知県境の茶臼山方面です。
30分ほど休憩して往路をゆっくりと下りました。途中で赤布を拾うとなんとKumo氏が落としたと思われる布Kumoです。いつかお会いすることが有ったらお返ししたいと思いますが、怪人Kumo氏とのつながりが深くなったことがとても嬉しく思いながらの下山となりました。
もしKUMO氏と連絡の取れる方がおりましたらKUMO氏の連絡してみてください。
「行動時間」
鈴ヶ沢入山地点7:45~高津神社8:00~丸山様9:25~丸山三角点9:50~丸山様10:20/10:45~高津神社11:25~入山地点11:40
高津神社~駐車地点に下って林道を五座小屋峠に走り平谷村に下りました。一月ぶりに平谷の道の駅に向かうと緊急事態宣言の出た後で道の駅には長野県の職員が、「不要不急の外出自粛」のプラカードを手にもって、入場者を啓発していました。
【東方子・桐山】
平谷村に残した山は東方子(とうほうしと云うユニークな山名の山と東方子の尾根伝いにある桐山です。道の駅の真ん前にある山ですが登山口・入山口が分かりません。民家の裏側に上がって農業用水路沿いに歩いて入山口を探しましたが見つかりません。張り出した尾根の末端にあるのではと移動しましたがここにも入山口はありません。山麓を少し移動すると獣除けのフェンスにゲートが有るのでここをに入ることにしました。
fenceの内側から膝丈の笹の下にそれとなく踏み跡が有り東方子に続いていました。
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