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南信州の里山探訪2-2 [登山]

南信州里山探訪第2弾、2日目は下條村の入登山神社から始まりです。

登山愛好家にとっては何とも縁起の良い名前の入登山神社ですが登山とは無関係のようです。入登山神社はこちら

実は入登山神社、数年前に「信州ふるさと120山」下條村の前亀沢山に吉川女史と登りに来た時に、toilet清掃の男性に「ここから前亀沢山への登山道はない」「極楽峠からでも1日がかりだ」「やめといた方が良い」とけんもほろろに追い払われたことが有りました。結局入登山神社からの前亀沢山登山を諦め、後方の極楽峠に回って尾根伝いに登ったことが有ります。今考えると高齢者の登る山ではないという神社関係者のアドバイスであったのかと思うのですが・・・。

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【汗馬山(かんばさん)】

入登山神社からは汗馬山を目指します。神社参道入口には峰隆太・海老名みどりご結婚記念植樹として桜の木が植えられていました。入登山神社縁結びの神社でもあるようです。参道を進んで本殿に手を合わせ無事の登山を祈願しました。

本殿脇には「入登山神社奥宮参道入口」の標識が有りました。奥宮参道に入ってスギの木立の中を数分進むと林道に出ました。今は利用されていない林道のようです。林道を10分ほど進むと「亀沢山・前亀沢山登山道」の看板が立っていました。
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汗馬山に登るには違うのではと思いましたが、「汗馬山」は前亀沢山の前衛」と思っていたので地図を確認せず迷わず登山道に入りました。登山道は樹林の中勾配も緩くよく踏まれていて快適トレイルが続いていました。「数年前のあのおじさんの話は何だったのか」と思うほどの登山道です。
しかし途中からは汗馬山への登山道とは違うことが分かったので、道間違いに切歯扼腕です。気を取り直しながら登り標高1000mを超えるころになると昨夜降った新雪を踏むようになりました。稜線の前亀沢山へは最後は芦を滑らしながらも急坂を登りきって、登山道入口からは1時間40分で登りつきました。「正規に汗馬山登山道登っていればもう下山していたかも」と腹立たしい思いでした。
極楽峠から来たことを思い出しながら前亀沢山で朝食休憩です。
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前亀沢山からは踏み跡薄いながらも迷うこともない稜線を下って行きます。20分ほど下って汗馬山に着きました。汗馬山ユニークな山名ですがその由来は知りません。
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山名標識が無いので持参したホワイトボードに記入して撮影です。
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付近の樹木に「火の要鎮」と書かれた標識が付けられていました。
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山頂は樹林の中で展望はありません。ユニークな山名の割には地味な汗馬山です。山頂をカメラに収めて下山です。いったん鞍部に下って登り返した後急坂の尾根を下って行きます。そして忽然と現れたのが「入登山神社奥宮」です。ほとんど朽ち果てていて崩れ落ちそうな社殿で、「今はもうここにお参りする者はいないのだろう」と思いました。
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「ここまでくれば後は参道が続いているから安心だ」と思ったのですが、ここからが激坂下りの始まりでした。奥宮までが五十丁で丁石が時々現れますが参道と云うにはとてもひどい荒れ方で樹木に掴まりながら転落滑落防止しながら下って行きます。そして最後はロープの下がる藪の中を下って沢に下りました。
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沢の中には道標もなく参道とはとても思えません。慎重に下って何とか沢岸の参道に入ることが出来ました。大きな砂防堰堤まで下ると入登山神社奥宮参道の石碑が立っていました。「いや~登りに使わなくてよかったな~、登りにこの道に入ったら汗馬山登山はかなわなかったかも」と云う思いで、亀沢山登山道を登った幸運を喜びました。砂防堰堤の下を徒渉して林道に出て亀沢山登山道入口から入登山神社の下山しました。
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予定より一時間ほど余計かかりましたが、4時間で汗馬山を往復したことを感謝して神社に手を合わせてました。

「行動時間」
入登山神社5:15~「亀沢山」登山道入口5:30~前亀沢山7:10/7:15~汗馬山7:40~入登山神社奥宮8:30~沢8:55~林道9:10~入登山神社9:25
下條村の芦畑山、庄田山、汗馬山を登り終えて次は泰阜村の山です。泰阜村の役場にカーナビをセットして天竜川を渡り山中高度を上げて県道1号線に出て泰阜村役場に来ました。
泰阜村まさに天空の里です。ハナモモの咲く丘の向こうに御嶽山が空に浮かんでいました。
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【分外山】
泰阜村産所の山は分外山です。役場から地図を見ながら分外山の入山口まで来ました。山頂に続く車道の入口にはマレットゴルフ場が有りましたが今はもう使われていないようです。マレットゴルフ場の空き地に車を停めて車道を歩き始めましたが、私の車でも走れそうなので駐車場所に戻って車で細い道路に入りました。しかし1キロも走らないうちに急坂が続く道では危険を察知して上水道の配水施設の有る場所に車を停めました。そしてコンクリート舗装の道を山頂直下まで歩きました。
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山頂には新しく設置された石造りの小さな祠が立っていました。
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舗装道路に腰を下ろし見ごろのアカヤシオを眺めながらランチ休憩取りました。
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小さな小さな泰阜村ですがまさに日本の原風景を残す村です。

「行動時間」
水道配水施設10:25~分外山10:50/11:05~配水施設11:20
分外山を下りて泰阜村に残したもう一つの山鍵懸山に向かいました。県道1号線を温田まで走り、栃城方面に向かいました。栃城からは数年前小城頭に登っています。落石も所々に現れる林道を慎重に走り、小城頭の一本木登山口を過ぎてアマゴ養殖の池を過ぎるとさらに数軒の民家が有って驚きです。民家からさらに奥に延びる林道に入り峠を目指しました。峠に近づくともう1っ軒の民家が有り驚き倍増です。そして峠もまじかになるころ反対側からミニバンが下ってきました。若者が道を譲ってくれこの先の情報を教えてくれました。峠に着く前に小城頭の北口登山口があり、更に登って行くと舗装道路の終点がこの林道の最高点の峠で、GPSで確認すると鍵懸山から派生する尾根が下っていました。
【鍵懸山】
駐車地点が鍵懸山への尾根の入山口でそれなりの踏み跡が有りました。尾根を登りきるといったん高度を下げ鍵懸け山への道に入りますが赤布が下がる急坂を登り切って山頂稜線に着きました。稜線を最高点に登りましたがGPSで確認すると鍵懸山三角点はは最高点から少し下った場所にありました。
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長い林道を走ってきた鍵懸け山ですがあっけないほどの時間で登れて拍子抜けです。山頂に腰を下ろしてしばらく休憩しました。

「行動時間」
林道(何とか)峠12:30~鍵懸け山13:00/13:10~峠13:35
泰阜村の分外山・鍵懸山を下りて次は阿南町の山です。天竜川右岸にある三角点峰が狙いです。

【半僧山】
阿南町大下小学校近くにある三角点峰で登山口には鋼製の階段が有りました。階段を登り15分ほどで石祠の立つ三角点に着きました。
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石祠の後方の三角点。
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「行動時間」
駐車地点から30分で山頂往復

【陽船山】
半憎山からは近くにある陽船山に向かいましたがR151からはすぐの場所にある山なのにカーナビ任せに走るとえらい遠回りに案内されて、その上山頂を見落としぐるぐると30分ほどのロスタイムです。それでも何とか杉林の三角点に登りつきました。
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下山時方向感覚が狂ってしまい最短距離で駐車場所に下りたつもりが反対側の尾根を下ってしまい、苗代造りの農夫に道を尋ね通りがかりの軽トラックで駐車場所も出送ってもらうという失態でした。

「行動時間」
駐車地点15:00~山頂15:20~下山時道迷い~16:20
【岳ノ山】
きょうはもう無理かな~と云う思いを抱きながら岳ノ山にナビをセットして、日暮れも近づいた時間に岳ノ山三角点を踏みました。
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陽船山と同じ三角点だけでどこの山か分かりませんね。

「行動時間」
林道から山頂往復17:35~18:00
天竜川右岸の三角点峰を3山踏んで翌日の予定の阿南町和合に走り道路脇の駐車余地で車中泊しました。

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