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上田市のゴトニキ山 [登山]

上田市角間から、松尾古城・増尾山そしてその奥にある双耳峰のゴトニキ山に登ってきました。上田市の山友水沼さん・増田さんに今回は榎本さんが加わって4人で和気藹々楽しいごゴトニキ山ではありました。
山頂にはどなたか当て字の「御刀御木山」と書かれた手製の標識が付けられていました。

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尾根の中間にある松尾古城は廓跡・石塁などが多数遺り、山城ファン必見の山城跡です。
松尾古城はこちら
 上田市街地から鳥居峠付近に目をやると、とても良い山容の山が見えます。その名もユニークなゴトニキ山で、山名の由来も分かりません。3月に山友の水沼さん・増田さんと登山を予定していましたが、天気との相性が悪く3回も延期してようやく登ることが出来ました。
今回はお二人の山仲間の榎本さんを加えて4人パーテイです。8時半に真田の某所に集合し、水沼さんの車で登山口の真田町角間に向かいました。角間渓谷の入口が松尾古城~ゴトニキ山の登山口で登山者駐車場もありました。駐車場から角間川に架かる橋を渡って「日向畑遺跡」が登山口です。日向畑遺跡は真田幸隆以前の真田氏の墳墓遺跡と云われているそうです。宝篋印塔と10基くらいの小さな石仏が立っていました。

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日向遺跡から後方に高度を落とす尾根末端に小さな神社が有り、ここから尾根を直登して行きます。尾根はアカマツ林の中、岩稜帯もありますが巻き道もあって安心して歩けます。
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岩稜帯を過ぎると松尾古城の遺構が随所に現れます。
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尾根上には廓跡と思われる石塁が続いていました。そして松尾古城跡に着きました。尾根の幅いっぱいに設けられた古城跡は石塁がしっかり遺っていて驚きです。真田幸隆以前の前真田氏の居城だったようです。
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松尾古城からは大きな堀切を越えて再び尾根を直登して行きますが、この先は登山道とは言えない落ち葉に隠された道を行きます。大きな送電鉄塔の下で最初の休憩をとりました。
送電鉄塔からの上部も急登の連続で息が上がります。やがて見通しの良い小ピークに着きました。松尾古城の遺構の一つ「遠見番所」で、ここにも石塁が遺っていました。
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遠見番所からは少し傾斜が緩み1440mピークに着きました。国土地理院地図には山名記載が有りませんが、増尾山山頂です。
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増尾山からは高度を60mほど下げて再び急登の尾根を登り上げて行きます。そしてこの松尾古城の尾根最高点標高1610mのピークに着きました。このピークにも名前が有りませんが、双耳峰のゴトニキ山北峰で、クマの爪とぎ跡の残る最高点の樹木には「和熊岳」の手製のプレートが付けられていました。この山を源流にする和熊川に因んで名付けたもののようです。
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北峰からはシカが食い尽くした膝丈の笹原を緩く下って行き、80mほど高度を落とします。
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鞍部からは先日降った雪が残る中雑木林をの100mほど登り返します。途中の樹木に「御刀御木山」と書かれた標識が付けられていて、「山頂でもないのに?」と思いました。モデルはいい男です。
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休み休み歩きましたが、私の足には少しペースの早い登りで、登山口の日向畑遺跡からは3時間20分ほどかかって正午ジャストにゴトニキ山山頂です。落ち葉に隠れがちの三角点です。
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山頂は雑木林に囲まれていますがこの時期樹林越しに展望も開けていて明るい山頂です。
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四阿山や菅平方面も樹間に望めました。
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時々強い風が吹き抜けましたが、春らしい陽気の中で増田さんが担ぎ上げてくれたビールで乾杯し、珈琲を淹れて1時間近くもランチ休憩をとりました。
そして1時前の下山です。後方は北峰です。
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北峰に登り返しました。
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北峰からは増尾山の登り返しなどもありますが尾根を下ります。増尾山・遠見番所と下り送電鉄塔下で30分も大休止しました。結局ゴトニキ山山頂から2時間50分ほどかかって4時前に日向畑遺跡に下りました。日向畑遺跡の近くにある安智羅様を安置した神社に手を合わせ無事の下山に感謝しました。
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標高1640mのゴトニキ山その秀麗な山容同様に歩いても歩き甲斐が有り見どころ満載の山でした。
下山後真田町の山麓から登って来たゴトニキ山をカメラに収めました。三角錐の山頂が増尾山でゴトニキ山北峰はその後方です。
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真田町長より少し下った付近からは増尾山の後方の北峰も姿を見せて、美しい双耳峰のゴトニキ山の全容を見せています。
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「行動時間」
日向畑遺跡8:20~松尾古城跡9:00~増尾山10:35~ゴトニキ山北峰11:30~ゴトニキ山12:00/12:50~北峰13:20~増尾山14:00~送電鉄塔下14:30/15:00~日向畑遺跡15:50
駐車場所の戻って女性陣とはお別れし、水沼さんと日帰り入浴施設の「さなだの湯」で汗を流して帰宅しました。新型コロナウイルス感染で段々行動範囲が狭まりそうなのが気がかりですが、「山に迄ウイルスは来ない」と信じて里山巡りを楽しみたいものです。


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