平谷村の才ノ神と阿智村の蛇垰山・日ノ入山 [登山]
南信遠征6日目、南信州里山探訪6日目です。5日間好天が続きましたが6日目は雨の朝となってしまいました。強い雨なら登山をあきらめて帰宅しようと思っていましたが、朝起きても霧雨程度でそれほどの降りではありません。藪山でなければ濡れることもないだろうと思い雨合羽着て長靴履いての登山を決断しました。
電波反射塔・雨量レーダー・無線中継塔などの林立する蛇垰山です。
前夜は平谷村の道の駅で車中泊しました。朝方に霧雨が舞い始めましたが、登山をあきらめるほどのこともありません。道の駅からすぐ近くにある才ノ神を登ることにしました。歳ノ神は根羽村境にある平谷スキー場の上の山です。スキー場からの道もありそうですが、集落の奥に延びる道路を詰めて林道入口に車を付けました。
【才ノ神】
未舗装の林道に少し進んでみましたがすぐに進入不可能となり、已む無く後退して舗装道路の終点に車を停めました。長靴に雨合羽そして雨傘差して林道に入りました。林道を10数分歩くとスキー場側からの舗装道路が合わさっていて、その先に頑丈な鉄製のゲートが有りました。ゲート脇を抜けるとすぐに右側に尾根が張り出していました。付近の地形を確認するとその先にも張り出した尾根が見え、そちらに登山道が有りそうです。右側の尾根にとりつく道が有ったので尾根にとりつきました。植林帯の尾根にはしっかりした道が有り緩やかに登って行き、やがて先ほど見えた尾根に合わさっていました。前衛のピークからいったん50mほど高度を落として再び急登を登り上げると才ノ神山頂でした。
小止みになった雨の中アンパンを一つかじって往路を下りました。
「行動時間」
2020年3月27日
林道入口6:40~尾根取り付き7:00~才ノ神7:55~林道入口8:50
才ノ神を下りて平谷道の駅に戻ってR153を治部坂峠に走りました。治部坂峠は標高1200mほどあり、小雪の今年はすでに営業停止していましたが治部坂高原スキー場が有り、シーズン中は中京方面からのスキーヤーで賑わっているようです。治部坂峠からスキー場や別荘地を抜けて一部残雪もある道路を馬の背まで走りました。目標は蛇垰山です。
【蛇垰山】
治部坂峠から蛇垰山に続く道を標高1450mまで走ると馬の背で、車道はここでゲートで進入規制されていました。DOCOMOの中継基地の有る場所です。駐車スペースに車を停めてここも長靴・雨合羽に雨傘差して車道に入りました。並行する尾根には遊歩道もありましたが、少々遠回りでも雨と強風の中では車道歩きの方が良いだろうと判断したからです。車道は一般車乗用車でも十分通行可能な状態です。途中で遊歩道が交わるところもありましたが、そのまま車道を歩いて30分ほどで電波反射塔や中部電力の無線中継塔国土交通省の雨量観測レーダーなどの巨大鉄塔が林立する場所に着きました。雨量観測レーダーの先に開けた場所が有りのろし台です。
てっきりここが蛇垰山さん超過と思ったら霧の中で見えない先に蛇垰山が有ることが分かりました。のろし台からは遊歩道を少し下って登り返すと展望台のある蛇垰山に着きました。
展望台の脇に蛇垰山の三角点が有りました。
霧で何も見えない蛇垰山ですが天気が良ければ大川入山など治部坂高原付近の山々が見渡せることでしょう。山頂標識をカメラに収めた後はのろし台に戻り、巨大鉄塔を確認しながら一部遊歩道を歩いて駐車場所に下りました。
「行動時間」
車道ゲート前9:40~のろし台10:15~蛇垰山10:25~駐車地点10:50
治部坂峠に下って次の目標日の入山の入山場所阿智村の北青海平にナビをセットしてR153を走り大野橋から地道に入りました。
【日の入山】
山中の細い道を走って峠に着てGeographicaで日の入山の位置確認すると、なんと日の入山から張り出した尾根の末端でした。そして峠には駐車スペースもありました。ここも長靴・雨合羽で尾根にとりつきました。アカマツ林の尾根上にはしっかりした作業道が有り山頂まで30分ほどで登りつきました。
こんな小さな里山藪山ともいえない日の入山に登頂記念の布Kumoが有り驚きとともに感激しました。私とは同世代の怪人Kumo氏(埼玉県在住の武内正氏)南信州の里山巡りを楽しんでいるようですね。とても親近感を感じまたどこかの山で布Kumoを見るのが楽しみになりました。
布Kumoをカメラに収めて日の入山を下りました。丸い日の丸型の山名標識も時々見かけますがやはり藪山名人の方だと思っています。
「行動時間」
峠駐車地点12:10~日の入山12:35~駐車地点12:50
駐車地点の峠から北青海平の集落に出てカーナビを自宅にセットして、少し雨脚が強くなったR153を帰宅の途に就きました。
南信の里山13山を登った遠征6日間でした。4月にはまた南信州里山探訪に出かけようと思っています。
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