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天龍村の観音山 [登山]

南信州里山探訪3日目は天龍村から浜松市水窪町に続く天竜川林道を10数キロ走って今は無人と思われる小城集落から観音山に登りました。観音山、某宗教団体の修行施設の有った山頂で、その残骸が残る哀れな山頂でした。

山頂付近に残されたヘリポートです。

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藪山や登山記録の無い登山の際は、何時も「激藪の隙間から」を参考にさせていただいています。観音山も激藪氏の歩いたルートを追う予定です。登山口の小城までを探すのに一苦労しました。天竜川に架かる水神橋の先から水窪町に抜ける天竜川林道に入り、10キロほど走って二つ目のトンネルを抜け、1キロ先に左に分岐する細い道に入り、2キロほど進んだ終点が小城集落でした。ここに来るまで3回ほど分岐する細い道に入ってしまい、何度か行きつ戻りつの末でした。小城への標識はどこにもなくカーナビも案内してくれません。

林道途中で雌の子供と思われるカモシカと会えたのはラッキーでした。

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集落と云っても3軒ほどの家が有りましたが無人のようでした。それでも松本ナンバーの大型ダンプとミニバンが停まっていましたから作業に出かけていたのかもしれません。舗装道路終点から砂利道の林道を100mほど進むと激藪氏の入山場所に着きました。激藪氏のホームページの画像を照らし合わせここが間違いないことを確認し車を停めました。

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すぐわきに作業用の足場が有り入山場所です。
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私はいったん民家の有る場所に戻って別の入山口があるのではと偵察し、山中に入る山道が有ったのでそれを少し追って途中から尾根にとりつきました。
尾根上には登山道ともいえる確かな道が有り一安心です。
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昨日八嶽山を登った疲労が抜けずペースが上がりませんが、今日はこの山一山と思えば慌てることはありません。林の中でお湯を沸かし即席ラーメンを作って朝食としました。緩い登山道を登りヒノキの幼木帯を抜けると観音山から派生する尾根に着きました。尾根上には簡易トイレボックスが横倒しになっていて、これが例の宗教団体のものだと思いました。
ヒノキの尾根道にはしっかりした登山道が有って快適に高度を上げて行きます。
ヒノキの植林地にはこんな標識もありました。
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尾根が雑木林の中に変わると再び簡易toiletボックスが有りました。宗教団体のものでしょう。
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ここらあたりから一気に傾斜が増してきて、所どころに鋼製の階段が設置されていました。私は足が上がらなくなり50歩進んではしゃがみ込みながら高度を上げて行きました。
最後はヘロヘロになりながらも入山口からは3時間近くもかかって11時過ぎに観音山山頂に着きました。
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山頂は修行の場所だったのでしょうか、鉄製の構台が有り簡易toiletボックスが数基放置されたままです。そして朽ちた建物が一棟立っていました。まさに廃墟・残骸ですね。人の道を説く宗教団体とはとても思えない酷さです。
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すぐ先にはヘリポートもありました。信者は下から修行の道を登り教祖はヘリコプターで飛来したのでしょうか?
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こんな場所に長居は無用とリンゴを一つ食べて急坂の道を一気に下りました。
「行動時間」
小城入山口8:15~(朝食休憩30分)~観音山尾根(横倒toiletの有る)9:30~観音山山頂11:05/11:30~入山口13:00
小城からは天竜川林道を慎重に走って水神橋に戻りました。県道1号線を阿南町内まで走って食料を調達後R151を阿南町新野まで走り、売木村のこまどりの湯に浸かり、道の駅・「南信州うるぎ」で車中泊しました。

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