松川村の雨引山と唐沢山 [登山]
中南信の里山巡り、第2弾です。北安曇郡松川村の里山雨引山と後方の岩峰唐沢山に登ってきました。里山風情の漂う雨引山と岩場の連続する踏み跡薄い唐沢山と両極端の山を楽しんできました。北アルプス前衛にはまだ楽しめる山がたくさん残っています。
雨引山山頂からは安曇野北部の展望が広がっていました。
松川村の馬羅尾高原キャンプ場の林遊館の先に雨引山の登山口がありました。登山口の近くの路肩に車を停めて登山道に入りました。登山道入口の看板には「最初は急坂続くゆっくりと」と書かれていました。
暫く杉の植林地を行き、やがて案内が気の通り急坂が続いていましたが、ジグザグ切ってありそれほど苦になるものではありません。稜線に上り上げると右下に安曇野が望まれるようになり、小さなピークをいくつか超えて行きます。途中にはロープ場・崩壊地のフチなどもありますが、こちらも苦になるほどのものではありませんでした。
途中のピークでは大きな岩を見ることがありました。
往路を下山道分岐まで戻って下山道に入りました。下山道はジグザグ切って下り峠に着くと、東京電力高瀬線の巨大送電鉄塔が立っていました。
まだ時間も早いので送電鉄塔の裏側にある唐沢山を登ることにしました。唐沢山、峠からは標高差400mほどで、1時間半もあれば登りつけそうです。
唐沢山への登山道は鉄塔の一角から延びていました。最初は背丈の笹薮の中でしたが藪の下にはしっかりした登山道がついていて道迷いの心配はありません。背丈の笹薮はやがて腰丈になり歩きやすい道になりましたが、今度hさいっきの急登になりました。一気の汗を絞られ方で息しながら休憩しました。ステッキが邪魔になるので途中で登山道に仮置きです。
登山道は今度は岩場が連続していて両側が切れ落ちた難所が続きました。
滑落に気を付けながら必死で体をもち上げて行きます。
それでもそれほど長い距離と時間ではなくやがて山頂稜線に着くと再びひざ丈の笹原になりました。踏み跡は薄いですが赤布がしっかり導いてくれていました。「こんな山に登る人もいるのだろうか」と思いながら唐沢山に登りつきました。予定通り送電鉄塔から1時間半の行程でした。最後は大岩を巻いて後方の高みに着きましたが三角点も山頂標識もありません。
大岩に戻って山頂をカメラに収めました。この岩の上が最高点です。
山頂で30分ほど休憩の後は滑落と道迷いに注意しながら往路を慎重に下りました。
改めて送電鉄塔の巨大さを知りました。高さは50mを超えていると思います。
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