安房山 [登山]
夏風邪で体調崩していましたがようやく快復し、天候も安定してきたので久しぶりの登山です。今夏登り損ねた山がたくさんありますが、加齢による体力低下も著しいので出来るだけ手軽な山を選びました。
最初の山は安房峠から安房山です。
安房tunnelが開通するまでは飛騨と信州を結ぶ国道158号線の要所安房峠ですが、今は名物の「峠の茶屋」は取り壊され通る車も少なく閑散としていました。しかし穂高岳や焼岳を眼前にみる景色は一つも変わりありません。私はこの峠を越えるのは20年ぶり2回目です。
最初の山は安房峠から安房山です。
安房tunnelが開通するまでは飛騨と信州を結ぶ国道158号線の要所安房峠ですが、今は名物の「峠の茶屋」は取り壊され通る車も少なく閑散としていました。しかし穂高岳や焼岳を眼前にみる景色は一つも変わりありません。私はこの峠を越えるのは20年ぶり2回目です。
国道158号線、中ノ湯から安房峠に車をつけました。岐阜県側に少し下って峠の茶屋跡に行ってみたが、今はすべて撤去されていて面影もなったです。峠に戻って軽荷のザックを背負って鉄塔への巡視路の道に入りました。
送電鉄塔のすぐ上部には峠の真下に掘られた安房tunnelの排気塔がありました。
ここから見る信州側の景色です。焼岳・穂高連峰が眼前です。
排気塔施設の後方に登山道を探しましたが、顕著な登山道はありません。草の言覆われた細い作業道に入りました。以前はしっかりした登山道があったと聞いていましたが、今は藪化が激しいと聞いてきたのでステッキの代わりに鎌持参の登山です。しばらく草花をかき分けながら進むと急登に差し掛かり鎖梯子下がっていました。
ここからは標高差100mほどの急坂を凌ぎます。
やがて傾斜も緩み周囲の展望が開けてきましたが、ここからが藪漕ぎの連続になりました。
幸い藪の下には道形が残っていて迷うことが無く歩けました。
しかしやがて藪に消えがちになり赤布を追うようになりました。
何度か道間違いを繰り返しましたが何とか稜線に登り着きました。
二重山稜の山頂の間の窪みには小さな池塘がありました。
相変わらず藪の濃い稜線を右方向に進みます。
やがて前方に場違いな立派な建物が見えてきました。
国土交通省の電波中継施設で巨大鉄塔が2本立っていました。宿泊もできるというココにどうやって来るのか気になるところです。施設まですぐそこですが藪漕ぎに着かれて足を延ばす事が出来ませんでした。
付近に三角点山頂標識を探しましたが見当たりません。
いちばん高い場所に来ると草に隠された三角点発見しました。
笹峠から標高差400m、藪山とは言え2時間もあれば登頂できると思っていましたが、3時間近くもかかってしまい、薮の中にへたり込んでランチ休憩です。
藪の間に穂高岳や六百山・霞沢岳がよく見えますが、穂高岳には雲がかかってしまいました。
10分ほど休憩の後は往路を下るだけです。道さえ間違えなければという思いで下りました。
しかし途中藪の中で道を失い数10m藪の中を下ってしまいました。気が付いた時は登り返す気力も無くなり、スマホで位置確認して正規ルートにトラバース気味に進みました。根曲竹とは違うクマザサの山ですからまだ救いがありました。それでも焦りと疲れで何度か藪の中で転倒しながら30分ほどかけて正規ルートに戻りました。一時は「遭難か」とも頭をよぎるほどでした。
正規ルートに戻って安堵し、ゲキサカをゆっくりと下り安房峠に下り着きました。
峠から見るとすぐそこに見える安房山です。
「行動時間」
正規ルートに戻って安堵し、ゲキサカをゆっくりと下り安房峠に下り着きました。
峠から見るとすぐそこに見える安房山です。
往復3時間半もあれば往復できると思った安房山なんと6時間もかかってしまいました。
「行動時間」
安房峠10:15~稜線13:15~安房山山頂付近13:40/14:10~安房峠16:40
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