若狭の雲谷山・頭巾山・飯盛山

「北陸おさらい山行」、富山の3山・石川の2山を登って福井県に来ました。目標は若狭の山、美浜町の雲谷山・おおい町の頭巾山・小浜市の飯盛山です。

雷雨を突いて登った美浜町の雲谷山です。

白山市の口三方岳を下りた後、R8・R27などを走って強い雨が降る中敦賀に入り、午後3時過ぎに美浜町新庄に着きました。新庄に着くろには雨も止んでいました。山間の行当たりの新庄集落には「滋賀県高島への道路開通急げ」の看板が立っていました。

【雲谷山】

雲谷山とわかる山麓に登山口を探しました。獣除けの柵沿いに進みましたが登山口ではありません。思案しているとお百姓さんが登山口を教えてくれ、親切に登山口まで案内してくれました。
往復3時間もあれば登れるので、15時半過ぎでしたが、迷うことなく登山道に入りました。午前中の口三方岳登山で少し疲労が残っていましたが、委細構わず樹林帯に高度を上げて行きました。20分もすると雷なって雨が落ちてきました。上着だけ雨着を付けて進み、電波反射板の立つ稜線には1時間ほどで登り着きました。山頂は近いと思いましたがそこからが45分ほどかかってしまいました。ズボンは雨露でびしょぬれです。

眼下に若狭湾も見えますが、特徴のない山頂で、山頂をカメラに収めて一目散に下山しました。

下山時登山口に近い場所で道を失い、樹林帯を強引に下るというアクシデントもありましたが、何とか明るい内に下山できました。

「行動時間」
新庄・菊名登山口１５：３０~反射板~雲谷山１７：１５~登山口１８：４５

雲谷山を下りた後は小浜市経由でおおい町名田庄に走り、名田庄道の駅で休みました。

翌朝夜明けを待って頭巾山登山口に走りましたが、勘違いでR１６２を京都府県境の堀越トンネルまで走って、トンネルを抜けた場所で間違いに気づき、道の駅に戻って野鹿谷に入りました。

【頭巾山】

頭巾山の登山口は野鹿谷の「野鹿の滝」（ノカノタキ）です。野鹿の滝までは細いながらも舗装道路が続いていました。野鹿の滝の先にも未舗装の林道が延びていましたが、野鹿の滝遊歩道手前の空き地に車を停めました。

h層道路を10分ほど歩くと野鹿の滝入り口です。

遊歩道は滝に下っていましたが、林道上から滝を見下ろす事が出来ました。

未舗装の林道を40分ほど歩いてようやく登山口に到着です。

登山道はいったん沢に下り、急登の杉林の中ジグザグ切ってありました。滑り落ちたら止まらないような急坂を登り切って稜線に着きました。稜線で一息いれた後、一部岩稜交じりの尾根を登って行きます。
尾根の最後は大岩の下にロープも下がる悪場で肝を冷やしました。大岩を乗り越え左手に頭巾山山頂を見ながら進むと尼来峠方向からの登山道を合わせる主稜線に到着です。主稜線を100mほど進むと権現社の祠の立つ頭巾山山頂に着きました。

若狭や丹後の山々の展望が開けていましたが、山座同定は叶いません。

穏やかな山頂で軽食を取りながら休憩の後、往路を下りました。林道を歩いている時には京都ナンバーの2台の車が荒れた林道を走ってきました。

「行動時間」

「野鹿の滝」遊歩道入口６:５０～登山口７：３０/７：４０～頭巾山８：５５/９：０５～登山口１０：００～駐車場所１０：３５

名田庄からは飯盛山登山口の小浜市加斗の飯盛寺に走りました。

【飯盛山】

飯盛寺（ハンジョウジ）の駐車場に車をつけると、寺事務所の係員が出てきて飯盛山への登山道の案内をしてくれ、駐車料金３００円徴収されました。

飯盛山登山口は飯盛寺から少し下った沢沿いにありました。

岩盤を落下する瀧見の東屋のようです。

登山道は沢沿いに進み、沢の遡行が終わると一気の急登になり、小尾根に登りあげていました。尾根を忠実に登り、前衛の小ピークを３度ほど踏んで飯盛山には１時間半ほどかかって登り着きました。

山頂の裸地にはワラビが群生していました。花の咲いたワラビの中に未開花のワラビを摘み、一抱え程収穫できました。帰宅後旬の味を味わう事が出来ました。

飯盛寺に下って、若狭の山３山は終了です。

「行動時間」

飯盛寺１２：３０～山頂１４：０５/１４：３０～登山口１５：３５

「北陸おさらい山行」、目標の８山登山を果たす事が出来ました。岐阜県に残した尾城山のある白川町にナビをセットすると２６０キロの長丁場です。

途中随所で休憩し大垣市内で夕食をとって目的地まで一気に走り切りました。