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浜益岳 [登山]

チトカニウシ山は上川地方に大雪警報が出るほどで、登山口の北見峠に行ってみると新雪20センチ,トレースは完全に消えていました。降り続く雪に入山をあきらめ、どこにしようかと逡巡しました。
天気予報を確認し日本海側の増毛山地の浜益岳に目標を変えました。これがズバリ当たって、絶好の好天の下浜益御殿から浜益岳山頂を踏む事が出来ました。
浜益岳山頂から見る暑寒別岳です。
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4月6日

前日はサロマ湖この道の駅で泊まったが、朝には周辺は数センチの雪に覆われていました。サロマ湖畔から遠軽町に入り丸瀬布の道の駅で一息入れた後、旭川紋別道を走って「白滝道の駅」に来ました。峠に近い奥白滝は10センチ以上の新雪です。さらに一般道に出て北見峠に向かいました。北見峠付近の積雪は20センチを超える大雪です。
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明日予定しているチトカニウシ山の登山も怪しくなりました。峠の状況を確認した後国道を丸瀬布に道の駅に戻りました。

4月7日
丸瀬布の道の駅を早朝出て北見峠に向かいました。除雪車の後について峠に着きましたが、昨日よりはさらに積雪が増えていました。それでも日曜日、「物好きな山スキーヤーや登山者が現れるかもしれない。着たら後に続くかトレースを追おお」と峠の駐車場でしばし待ちました。結局大雪警報が出たままの上川地方誰も現れませんでした。トレースさえあればという思いもありましたが。結局きょうの登山はあきらめて浜益岳に転進です。
旭川紋別道・道央道・滝川留萌道と走って留萌から石狩市浜益に向かいました。浜益区床丹の浜益岳登山口に行ってみると数台の車が停まっていてスキー登山を楽しんだ若者が下山してきました。「浜益御殿でガスが出たので浜益岳はあきらめた。御殿までは4時間かかった。後続の数名のパーテイが浜益岳目指していた」という情報である。「明日ツボ足で浜益岳目指す」と告げると山スキーヤー小柄でとても屈強な登山者とは思えない私を見、て怪訝な顔をしていました。浜益岳の登山口を確認した後は浜益漁港などを見たあともう3回も来た浜益温泉の公共駐車場で車中泊しました。

4月8日
夜明け前に浜益温泉を出て4時半前には浜益岳登山口に着きました。
【浜益岳】
素早く支度をしてheadlampを点灯して4:40には床丹・幌林道に入りました。
(画像は下山時撮影)
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舗装された林道はすぐに雪道に変わり、headlampなしでも歩けるほど明るくなり、スキーヤーのトレースが続いていました。
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林道は500m置きに標識もあり無雪期にはハイキングコースとして歩かれているようです。3キロ地点でスキーのトレースは樹林帯に入って行きました。
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林道にもトレースが続いていたので3.5キロ付近まで林道を歩き朝食休憩取りました。
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トレースを追って樹林帯に入り標高538mピークで他のトレースに合流しました。
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538mピークからは少し下って雪原に出ました。スキーヤーのトレースが一直線に伸びていました。
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雪原を過ぎると再び樹林帯になります。「スノーモービル進入禁止」の横断幕がありました。
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こんな標識見見られます。浜益御殿までは山スキーの聖地のようです。
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雪も締まっていてツボ足でも快適に歩けます。
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ひょうこう615m地点を過ぎると傾斜が増してきて前方に雪山が見えてきました。
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緩急を繰り返した標高936mピークに着きました。眼前に浜益御殿と雄冬岳が姿を現しました。
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入山口から4時間50分、9:30に浜益御前に到着です。若者がスキー履いて4時間で着いたというからまあまあの時間と納得です。目指す浜益岳にはガスがかかっていました。
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浜益御殿で一息入れた後浜益岳目指して大雪原に入りました。昨日のトレースは浜益御殿までだったので昨日は浜益岳目指したものはなかったようです。少し風が強くなった大雪原には薄いトレースがあったのでこれを追います。目の前に浜益岳が見えているので心配はありません。大雪原の中間で浜益御殿を振り返ります。
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気温が上がってきて雪が緩みツボ足では足を取られるようになり、持参したワカンを付けて浜益岳への登りにかかりました。左側には暑寒別岳がよく見えます。
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そして浜益岳への最後の急登です。
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浜益御殿からは1時間半とみていたのですが2時間かかって浜益岳山頂に着きました。入山口の林道入口からは実に7時間近くかかって11:30の到着です。
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少々風の強い中手袋外して動画と写真を撮りました。歩いてきた尾根と浜益御殿
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雄冬岳方面です。
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暑寒別岳。
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一昨年登って感動した群別岳の鋭鋒です。
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7時間かかった浜益岳下山も考えれば長居は無用です。写真をカメラに収めた後は往路のトレースに戻りました。わずか10分の山頂ステイです。風の納まった窪地で昼食休憩を取った後は雪原を戻り浜益御殿には13:30に帰着でした。登りに2時間、帰路は1時間40分の行程で、明るい内に下山できることができるので一安心です。登ってきた浜益岳にさよならしました。
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皿に下って浜益岳を見納しました。
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その後は往路のトレース追って黙々と下るだけですが、ワカンでも足を取られるのでツボ足でズボズボ潜りながらの歩行となり、疲労も重なってきて少しもペースが上がりません。16:15に入口から3キロ地点の林道に出る事が出来ました。
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思い足を引きずりながら林道を3キロ1時間10分ほどかけて17:30
林道起点に戻ってきました。
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往復13時間かかった浜益岳ですが、無事の下山に胸をなでおろしたものです。一昨年の群別岳に続いて増毛山地のすばらしさmw見る事が出来て大満足のうちに登山口を後にしました。浜益温泉で汗と疲れを落とした後は併設の公共駐車場で車中泊しました。

「行動時間」
床丹幌林道入口4:40~林道3.5キロ地点6:35~615m地点8:15~936m地点9:00~浜益御殿9:30~浜益岳11:30/11:50~浜益御殿13:30~林道3キロ地点16:15~林道起点17:30

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