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ぐんま百名山 阿能川岳 [登山]

ぐんま百名山99山目はみなかみ町の阿能川岳です。谷川連峰の一角にあり谷川連峰の好展望台に位置する山ですが、登山道が無く残雪期限定の山でもあります。
仏岩ポケットパークから赤谷越~送電鉄塔の巡視路を歩いて、送電鉄塔から先はまだたっぷりと残る残雪を踏みました。雪庇の張り出し、木の根絡まる岩場、やせ尾根などいくつかの小さなアップダウンを越えて行きます。気温の上昇で緩んだ雪に足を取られ遅々として進みませんでした。阿能川岳前衛の三岩山に来ると、強風吹き荒れ吹雪状態になりましたが、最後はしっかりと凌いで難関阿能川岳山頂に立ちました。
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入山口の仏岩ポケットパークは前日下見をして、当日は夜明け前の5時過ぎには着きましたが夜明けを待って5時45分の出発です。入山口には赤谷越から吾妻耶山への登山案内看板がついていました。入山口から雪道となり杉林の中を行きます。
樹林の仲概ね残雪歩きをして赤谷越には35分ほどで着きました。反対側からは川古温泉からの登山道が合わさり稜線上は吾妻耶山への分岐になっています。

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吾妻耶山への登山道の反対側には送電鉄塔の巡視路が延びています。狭いながらも立派な重視路で登山道と変わりありません。この時期雪も消えてほとんど夏道を歩きました。赤谷越からは1時間ほどで送電鉄塔に着きました。東京電力の矢木沢巻線の鉄塔です。
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鉄塔下で軽く朝食をとりました。店頭からは雑木林に入り完全な雪道になり、獲れ^巣を追いました。雑木林の中に「鍋クウシ山」の標識が付けられていました。
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鍋クウシ山を登り切り1314mピークに立つと前方に三岩山が望まれるようになりました。目指す阿能川岳は三岩山の後方でまだ見えません。
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この辺りからはやせ尾根・木の根絡まる岩場などの悪路が続きます。雪が腐っていて足を取られながら悪戦苦闘が続き心が折れ欠けます。何度か腰を下ろして「ここで止めようかな」と思いましたが、来月の北海道遠征の訓練も兼ねているので「最低登山口から5時間11時までは前進」を決めていました。小さな岩場を超えてようやく三岩山に着きました。送電鉄塔からは3時間半もかかってしまいましたが、11時前の到着でした。
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三岩山山頂に立つと強烈な西風が吹いていました。「この先どうしたものか」と逡巡しましたが、阿能川岳までは1時間もかからないので、強風の中トレースを追いました。
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三岩山から30分ほどで阿能川岳山頂稜線に着きました。大きく雪庇が発達していました。
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「ようやくついたか」と安どの気持ちを持ちながら雪上を歩いて阿能川岳山頂に着きました。登山口からは6時間後の11時40分の到着でした。山頂と思われる樹木に山頂標識がついていました。
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強風吹き荒れ地吹雪が舞いとても休憩などしていられません。もちろん期待してきた谷川岳などの展望はありません。付近の写真を撮りました。
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山頂をカメラに収めた後、急いで往路のトレースを引き返しました。風は収まる気配もなく道岩山を少し下った地点の岩場の陰でランチ休憩取りました。
3か所の小さな岩場の危険地帯を慎重に乗り越えて、休み休みゆっくりと下りました。こういう時は単独行の有難さで、自分のペースですから問題ありません。地図とスマホのGPSを見ながらのマイペースです。
送電鉄塔に戻ってくるとさすがに疲労と足裏痛が出てきました。赤谷越からはスギ林の中残雪踏んで登山口には阿能川岳山頂からはJust5時間かかって16時40分の下山でした。
往復11時間のロングラン登山を凌いで登った阿能川岳は間違いなく思い出に残る山行であり、4月北海道遠征前のよい雪山訓練となりました。このところ体力低下が著しいですが、何とか北海道の目標の山に立ってこようと思っています。

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