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黒部ダム~立山~五色ヶ原周回 [登山]

一年に一度は北Alpsを歩きたいという思いから、今年は立山~五色ヶ原間にある未踏のピークを目指しました。途中の浄土山と獅子岳付近そして五色ヶ原では初々しくもまた可愛い雷鳥のつがいが迎えてくれました。
画像は五色ヶ原の鷲岳からの雨上がりの五色ヶ原です

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9月に入ったらすぐに実行しようと思っていた計画ですが、秋雨前線・台風と天気が安定せず、2日間晴れる日を待っての実行です。
扇沢には6時半には車をつけました。昨年同時期、黒部別山登山で2回ほど始発のトロリーバスに乗ろうと駆け付けましたが、1回目は満車で有料駐車場を利用せざるを得なく、2回目もほとんど満車状態で何とかスペースを見つけることが出来たほどでした。今年は無料駐車場は60%くらいの利用率でガラガラ状態です。やはり天候不順で登山者や観光客が少ないのだと思いました。
7:30の始発のトロリーバスも余裕十分で全員が座席に座れるほどでした。
朝の清々しい空気の中黒部ダムにつきました。
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ケーブルカーで黒部平へ、ロープウェイで大観峰へ、そしてトロリーバスで立山室堂に着きました。室堂ターミナル、富山側からバスで先着していた観光客や登山者で大賑わいです。
残念ながら立山山頂はガスが掛かっていました。
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喧噪を嫌って、休む間もなく一ノ越への登山道に入り、すぐに右に分岐する室堂展望台に道に入り、少々荒れた岩礫の道を行きます。
室堂から50分ほどで室堂展望台に着きました。眼下にカルデラを見ることが出来ます。
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最初の目標ピークはこの先にある室堂山です。
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登山道を外れて草地と岩礫の中を10分ほどで室堂山山頂を踏みました。
山頂標識も三角点もない室堂山山頂です。
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室堂山から直ぐに浄土山への登山道に戻り、急坂の岩礫をあえぎました。
1時間ほどあえいで浄土山ですが、ここも山頂標識や三角点もありません。
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少し進んですぐ先の富山大学の研究所に着きました。
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立山山頂は相変わらずガスの中です。
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休憩しているとハイマツの中からつがいの雷鳥が現れました。
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しばし雷鳥撮影タイムの後、浄土山からは龍王岳の山腹を大きく下って行きます。
鞍部付近から下って来た道と龍王岳を振り返ります。立山山頂の霧も晴れました。
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鞍部からわずかに登りかえして「鬼岳東面」です。
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2番目の目標ピークは「東面」から鬼岳山頂です。
「東面」に張り出した尾根の岩稜とハイマツ帯を直登しました。変わり者やピークハンターは居るもので、それなりに人が歩いた跡があります。所々危険個所もありましたが、慎重に登って、登山道からは20分ほどで山頂に着きました。
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山頂標識もないのでスマホのGPSで位置確認です。
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龍王岳が眼前に聳えています。
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雄山山頂も霧が晴れました。見事な展望が開ける鬼岳山頂でした。
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下山は安全な草地の中下って登山道に戻りました。
登山道脇で登って来た鬼岳を見上げながら昼食休憩を取りました。
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雪渓が遅くまで残るという鬼岳東面の急坂を慎重に下って行きます。登山道には「鬼岳東面」標識が2カ所ありました。
そして少し登りかえして獅子岳山頂です。
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最高点に三角点が埋め込まれていました。
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一度アップダウンの後、ザラ峠への急坂を下り始めると、登山道につがいの雷鳥が現れました。カメラを向けても逃げるでもなく私の行動を注視しています。5分ほど立ち止まって撮影タイムです。
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雷鳥さんに「お付き合いしてくれてありがとう。元気でね。」と声かけてザラ峠へのザレた急坂を下って行きます。この付近に来ると完全にガスに包まれて見通しも利きません。「まだかまだか」というほど下って行きます。獅子岳からは1時間近くかかってようやくザラ峠に下り着きました。
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ザラ峠で最後の休憩を取って五色ヶ原への登り返しです。15分ほど歩くと突然右足に痙攣が走りました。脱水症状かなと思い持参した薬を口に含みました。しばらく腰を下ろして休憩し痛みがなくなるのを待って前進開始です。
やがて木道に出て五色ヶ原に登り着いたようです。キャンプ場への分岐です。
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更によく整備された木道を行くと、霧雨が舞い始め、折りたたみ傘をさして進むと霧の中に五色が原山荘が姿を現しました。
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五色が原山頂到着は15:25でした。途中鬼岳に登ったので室堂からは6時間半の行程でした。
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当初計画では今日中に五色ヶ原の鷲岳に登る予定でしたが、霧雨が舞い鷲岳の姿も見えないので、明日早朝登山に切り替えました。山荘の部屋から見る五色ヶ原の一部です。
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1泊2食1万円の高い宿泊代を払っての久しぶりの小屋泊です。倹約のためビールも日本酒も持参しました。水道で冷やしたビールと二合の日本酒を愉しむ間に夕食タイムとなり、更に焼酎を飲んでとても良い気分になりました。同宿者は私より少し若い新潟市の単独行者と、明日は薬師岳目指すという2名の若者の4人だけでしたが、五色が原周辺で登山道整備などをしていると思われる工事業者の方が数名いました。
粗末な食事がすむと疲労と心地よい酔いですぐに爆睡状態に陥りました。
「行動時間」
扇沢7:30~室堂9:00~室堂山9:50~浄土山10:45~鬼岳東面11:40(鬼岳往復約40分)/12:30~獅子岳13:30~ザラ峠14:35~五色ヶ原山荘15:25
レポは2日目に続く

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