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2018北海道山行記ー5 [登山]

前日は五ッ沼とお花畑という想定外の感動を味わった雷電山でした。いよいよ2018年夏の北海道山行も最終盤です。予約したferryの乗船日まで2日、ニセコに近い黒松内岳と昆布岳を登ることにしました。


今回初めて見ることができた昆布岳から見る羊蹄山です。

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7月15日

岩内の道の駅の朝はまたもや雨です。昨日雷電山を下りたて、日帰り温泉で汗を流した後、疲労があったのでここで休みましたが、今日の目的地は40キロ先の黒松内岳です。雨は午前中には上がる予報です。早朝の「追分ソーランライン」を黒松内町に走り、黒松内の道の駅で雨の上がるのを待ちました。

正午頃には雨も上がり登山できそうです。黒松内市街に走って登山口には午後1時前に着きました。


【黒松内岳】

登り2時間、下り1.5時間を見て、長靴履いて登山道には13時に入りました。

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登山道はいきなりの急登になり、倒木またぎや潜りが続きますが、合目標識がしっかりあって先が読めて有難いです。
六合目までの急登を凌ぐと稜線を行くようになり、七合目で黒松内岳が眼前に現れました。
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標高差150mほどの一気の急登の登山道が目に入り、緊張させられます。草付の中の急登を下げられたロープにつかまりながら必死に高度を上げて行きます。
思ったより早く山頂に登り着きました。
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最高点は三角点から少し先に見えますが登山道は延びていません。
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雨上がりでまだ周囲の山々には雲が取れていません。
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暫し休憩の後往路を下ります。こんな急坂を登ってきました。
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急坂の途中には紫の花が美しいです。
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登りに1時間35分かかった黒松内岳、1時間10分で下山しました。
「行動時間」
登山口13:00~黒松内岳山頂13:35/13:45~登山口14:55
黒松内岳を下りた後は最後の目的地、昆布岳の登山口目指して噴火湾側の豊浦町に走りました。豊浦町美和の昆布岳の登山口を確認した後、豊浦市街に戻って、道の駅で北海道最後の夜を過ごしました。飲酒中にほろしり氏からラインが入って、確認してきた登山口が違う事を教え貰いました。
7月16日
16日間の北海道山行も今日が最後です。昆布岳に登って一風呂浴びて17:00の小樽港発のferryで新潟に戻る予定です。「昆布岳もそれほど難しい山ではない」という思いで登山口の新山梨の先に車を走らせました。しかし昨夜ほろしり氏から教えられた登山口に中々近づくことができません。美和地区などに戻って見たりして結局1時間くらい登山口探しに時間を取られてしまいました。早朝早掛けの予定が狂いました。
【昆布岳】
朝露で濡れるのが嫌なので長靴登山にしようか迷いましたが、ここは今回最後の山、しっかりした支度で登ろうと、登山靴履いてスパッツつけて登山道に入りました。YAMAPのコースタイムは登り2時間です。余裕を見て2時間半もあればと云う読みですが・・・。
登山道は山登りと云うより林道歩きという感じです。昨晩の飲み過ぎか、朝のけだるさからか、随分時間が掛かっていました。この山も合目標識がしっかりあります。
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コースの中間点メガネ岩に来ました。ここまでコースタイム1時間ですが1時間半かかりました。
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メガネ岩からは徐々に傾斜を増して行き、九合目で初めて昆布岳山頂が見えました。
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九合目から先は昆布岳への急登が続きましたが、わずかな距離と時間です。YMAPのコースタイム2時間を3時間近くかかって8:40に北海道山行最後の山昆布岳に着きました。
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一等三角点の山頂からは羊蹄山が雲の上に姿を見せていました。
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コチラは来し方の長大尾根です。
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汗でびしょ濡れになったTシャッツを脱いで裸で朝食を摂っていると、トレラン姿の40代男性が息せき切って登り着きました。「平らなところは走ったので1時間40分で着いた」と満足気です。北海道各地でマラソンやトレランに参加しているというランナーと写真を撮り合いました。羊蹄山が雲に隠れてしまったのは残念です。
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思ったより時間が掛かってしまい、予定変更も見えてきたので山頂を後にしました。九合目付近で急に雨が降り出して慌てて合羽を付けましたがすぐに止みました。トレランランナーに追い抜かれると自分もその気になって暫しrunningスタイルで下り、下山は2時間を切って登山口に下りました。
三連休の最後の日、天気回復が見込まれたせいか、数組の登山者と交差しました。しかしスッキリとした山頂は一山もないままの2018夏北海道山行ではありました。
「行動時間」
昆布岳登山口5:45~メガネ岩7:15~昆布岳8:40/9:10~メガネ岩10:10~登山口11:00
昆布岳で思わぬ時間を取られ想定外です。小樽までは2時間半はかかります。
途中コインランドリーで汚れたものや濡れた物を洗濯しようという予定でしたが無理で昼食に蕎麦でも食べようと思ったのですがそれも出来ず小樽には14時近くになってしまいました。洗濯は無理でも林道走行で泥とほこりまみれの車の洗車は必須です。運よくコイン洗車場が見つかりしっかりと洗車し、スーパーの駐車場で車内の片づけをしました。
家路に着く段取りが終わって、15時過ぎにフェリーターミナルに車をつけると既に満車状態です。乗船手続きを済ませると乗船開始時刻まで45分しかありません。結局入浴と食事は船内でと決めて列の後ろに並びました。
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出航1時間前には「あざれあ」に乗船できました。帰りは「夏旅GOGO割」で個室を確保してありましたので快適船旅です。2人部屋に一人の豪華船旅です。
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定刻17;:00の出港です。すぐに風呂に入って汗を流し、缶ビール500ml2本と日本酒3合を飲むと酩酊状態です。レストランでは2000円もする豪華海鮮丼を注文しました。コンビニ弁当とパックご飯だけで過ごした15日間の憂さを晴らす思いです。食事の前に日本酒を飲みましたから合計4合のお酒になりました。いい加減酩酊して部屋に戻るとバタンQです。これでは車の中で寝るのと変わりはないな~と思う豪華船旅ですね。
7月17日
二日酔い気味の朝を迎え、レストランでしっかりと朝食を摂りました。
デッキに出て心地よい風に当ります。
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「あざれあ」、定刻9:00に新潟港に着きました。天候不順で雨続きの北海道でしたが、気温は25℃以下で快適でした、新潟は朝から30℃超えのようです。車のクーラーをしっかりと利かせて新潟~柏崎~上越と一般道を走って長野県に入り、信濃町の蕎麦屋で昼食を摂った後は長野市から自宅には午後3時前に帰宅出来ました。
無事に戻った私を見て、おかあさんも安心した顔をしていました。
いつも快く送り出してくれる「おかあさんありがとう」 土産は白い恋人一缶です。
2018年夏北海道山行は無事完結しました。

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ほろしり

通いなれた北海道遠征、振り返ると色々あり
思い出は尽きないことと思います
又次の目標に向かって行くのでしょが
暫くはゆっくり休んで下さい
私も永井さんの年齢まで登り続けたい思いますが
膝は良くならないので少しでも近づけるように
無理しないで頑張ります

この猛暑、暑さに弱いから南アルプス遠征心配です
by ほろしり (2018-07-23 20:55) 

kamoshika-nagai

>ほろしりさん
有難うございます。山行記も1週間かかりました。
もう大きな目標はありませんが、「生涯2000山登頂」を目指して標高2000m超峰や近場の里山巡りを目標にして山登りは続けて行こうと思っています。心身の健康維持のためにも登山は続けます。遠来の方や知り合いとのグループ登山もこれからの楽しみですね。
猛暑には閉口しています。猛暑が去ったら一気に秋風が吹くかもしれませんね。自然は気儘です。仙丈ケ岳・甲斐駒ヶ岳・鳳凰山はもうすぐですね。白鳳峠~広河原への下りは悪路ですからお気を付けください。
by kamoshika-nagai (2018-07-24 05:49) 

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