2018北海道山行記-1 [登山]
6月30日の新潟港発小樽行きのferryで北海道に渡りました。
今回の山行は2000年から始まった北海道山行の14回目になり、16日間を予定していますが長期遠征はこれが最後と思っています。最大目標は日高山脈の1839峰ですが、天候と体調を見ながら行動し、大幅変更も覚悟しての山行です。
早々と梅雨明け宣言のあった信州から梅雨のないと言われる北海道に渡りますが、今年の北海道天候不順が続いていてエゾ梅雨の様相です。
新造船「あざれあ」は快適乗り心地です。船内コンサートを楽しみながら退屈することもありません。
7月1日
小樽港には夜明けの4時半の到着です。雨の国道を走り、途中には大きな当別ダムを見ながら最初の山ピンネシリ登山口の当別町の道民の森猪版川camp場にに向かいました。
【ピンネシリ】
斗山口の一番川camp場に着くころには雨も小止みになっていました。キャンプ場の管理人に情報を確認して林道入り口の駐車場で支度をしていると、地元の古老がトラロープで規制された林道に入って行くところでした。私は「入っていいのか」と尋ねると「荒れた道だがゆっくり走れば大丈夫後についてこい」と言う返事です。新車の車を傷つけたくないので浸潤しましたが霧のなか4キロの車進入は魅力です。古老の車の後に続きました。5~6回腹をこすったかなと思う横断速攻を越えて何とか旧登山口に車をつけることができました。
古老は「わしは30年以上もこの辺の山に入っている」と言って林道に入って行きました。
タケノコ採りの方のようでした。登山口から先にも林道が続いていて緩く登って行きます。途中こんな看板があって先も読めるというものです。
タケノコ採りの方のようでした。登山口から先にも林道が続いていて緩く登って行きます。途中こんな看板があって先も読めるというものです。
稜線直下の急登には木製階段が設けられていました。
稜線に登り着きアップダウンを2度ほど繰り返して最後は急登を凌いで北海道山行最初の峰ピンネシリ山頂に立ちました。一等三角点のピンネシリです。
残念ながら霧で展望はありません。
後方には巨大な雨雪量観測ドームが立っていたが霧で霞んでいるのがかえって良かったです。
霧の山頂に長居は無用です。雨に濡れた草花をカメラに収めながら下山しました。
一番川camp場から道民の森神居尻山エリアに移ってとある場所で車中泊しました。
7月2日
【神居尻山】
早朝5時前にはBコース登山道に入りました。しばらくは樹林帯を緩く登って行きますが途中から木製階段の急登を登りあげて行きます。そして稜線に登り着くと対岸に神居尻山が見えてきました。
稜線を歩いてCコース分岐に着きました。
神居尻山は花の名山です。登山道わきに咲く花々をカメラに収めながら下山です。
分岐からはCコースを下りましたがこちらは荒れていてさらに階段も付いていました。
神居尻山は早朝早掛け登山で9時前には下山しました。
「行動時間」
B登山口4:30~稜線5:45/5:50~分岐6:15~神居尻山山頂6:45/7:15~分岐7:35~C登山口8:40~B登山口8:50
神居尻山を下って天気が下り坂模様で急いで浜益の黄金山を目指します。黄金山は昨年と今年の春登りに来たのですが昨年は膝の怪我、今年は大雪で登山口まではいれなかったために3度目の正直に賭けました。
【黄金山】
登山口に車をつけると2台の車があって先行者がいる模様です。雨を心配しながら素早く支度をして登山道に入りました。
樹林帯の中緩く登って行き、30分弱で旧道・新道分岐に着き、新道登山道に入りました。
倒木を跨いだり巨石を縫ったりと悪戦苦闘を続けて山体に取り付きましたが、案の定雨が降ってきました。樹林帯で先行する3人の女性パーテイを追い越して大きな木の下で雨着を付けました。登山道は傾斜を増して山頂に近付くころには巨岩が被さるような道にロープが下げられて大汗絞られました。雨のため写真を撮るのも忘れるほどでした。それでも何とかしのいで前衛の岩場に立ちました。
「行動時間」
登山口10:10~新旧登山道分岐10:35~黄金山11:50/12:00~分岐~登山口13:35
翌日から北海道は荒れた天気が予想されました。オロロンラインを増毛まで走って更に内陸の幌加内町に走って幌加内の道の駅に併設された温泉でゆったりとし、食事を摂った後道の駅で車中泊しました。
7月3日
前夜から降り続いた雨は北海道各地に大雨警報が発表されるほどで、幌加内の道の駅にいても危険を感じるほどでした。道の駅の休憩スペースで時間を過ごしましたが、小止みになった午後、幌加内町内に買い出しぬ向かいました。
幌加内は蕎麦生産量が日本一の町で、国道沿いに広大なソバ畑が広がっていました。
未だ生えたてのソバ畑です。100haはあるかという広大なソバ畑です。
レポは北海道山行―2に続く。
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