物見石山とトキンの岩

4月の北海道遠征が不完全燃焼・消化不良にに終わったためか、グリーンシーズンに入っても登山のモチベーションが上がりません。
これでは体にも精神的にも悪いと思い五月晴れに誘われるように美ヶ原に出かけてきました。
思ったほどの展望は得られませんでしたが天井が抜けたような美ヶ原で英気を養ってきました。

未踏の物見石山です。

美ヶ原散策の後はビーナスラインを女神湖まで走って夢の平林道から「トキンの岩」を踏みました。
トキンの岩は大河原峠や蓼科山が目の前です。

【物見石山】

物見石山の登山口はビーナスラインが武石側に下り始める最高点の筆塚です。
筆塚付近はツツジの群生地ですがまだ開花していません。

石ころが点在する遊歩道を進むと前方に物見石山が見えてきました。

膝丈の笹原の中の小径を10分ほどで物見石山山頂に着きました。

山頂から見る茶臼山方面。

来し方の美ヶ原高原美術館方面。

五月バレの好天が予想され天上の抜けた美ヶ原からの大展望を期待してきたのですが、残念ながら雲が広がり、北アルプス・乗鞍岳、八ヶ岳方面の展望は得られませんでした。

物見石山を下りた後は美ヶ原高原の散策も考えましたが、山本小屋付近の駐車場はほぼ満車状態でした。時間も早いのでビーナスラインを霧ヶ峰・白樺湖に走り女神湖から蓼科山の山麓を走る夢の平林道に入りました。七合目の蓼科山登山口から先は未だ冬期規制中でしたがバリケード脇を抜けて大河原峠方面に走りました。所々落石が点在していましたが、走るのに問題はありません。

【トキンの岩】
トキンの岩は2000ｍ超峰に数えられています。林道わきに立派な看板が立っていました。

樹林の中を1分ほどで抜けると礫岩の巨岩が立ちはだかっていました。
最高点の岩場には祠がありました。

三等三角点もありましたが、標石は新しいので最近設けられたものかもしれません。

後方の蓼科山です。標高2000ｍを超えると芽吹きも始まったばかりで「春まだ浅き」感じです。

夢の平林道を女神湖に戻って来ました。

登山とは言えない山ある気でしたが、山への情熱が湧いてきました。来週からは本格的登山を楽しもうと思っています。